粉々に散らばるビーカーと骨壺。
泣き叫ぶマリア
小生はどうしたらマリアを救える?
「誰も私を見てくれない。誰も私を愛してくれない」
マリアはそう言うと癇癪を起こし、泣いて、暴れる。
腕に傷をつけて。
「小生はマリアをいつも見ているし、一番愛しているさ」
「嘘」
「嘘じゃないよ、信じておくれ」
嘘なのはマリアの方。
だっては小生以外にたくさんの男と関係を持っているだろう…
「抱いて」
小生はマリアを何度も抱く。
小生の愛の数だけ、何度でも何度でも。
子供のように、愛を求めるマリア
幾ら水を注いだって、壊れた容器からは流れてしまう。
マリアに笑っていて欲しいと願う。
きっと小生の思いは届かない。
葬儀屋の腕の中で眠り、安堵した表情をするマリアを見つめる、悲しい表情の葬儀屋。
最近、お互い一緒に居ない方がお互いの為なんじゃないかとよく小生は思う。
きっと今の小生達は愛じゃなく、依存に足を踏み入れてる。
お互いが壊れる前に
終わりにしよう。