「「「「おはようございます」」」」
##NAME1##が朝、目を覚ますとベッドの周りには4人の執事が居た。
真っ黒な執事、セバスチャン。
眼鏡をかけた黒い執事、クロード。
真っ白な執事、アッシュ。
エスニックな執事、アグニ。
あたしのお屋敷には執事が4人も居る。
差し出された4つのティーカップに口を運ぶ。
どれも美味しい。
セバスチャンがモスグリーンのドレス、クロードがボルドーのドレス、アグニがエスニックなドレスを持って来た。
セバスチャンとクロードは趣味が合わないらしく毎日バチバチ火花を散らしている。
するとアッシュがブラックのドレスを持ってきた。
「##NAME1##様にはこちらが似合うかと思います」
フリフリの黒が可愛いわね!
「あたし、アッシュのドレス着る!」
アッシュが選んだフリルのたくさんついた黒いドレスを着る。
「##NAME1##様には黒は似合わないかと」
セバスチャンがアッシュを見ながら言う。
「あたしはこれがいいの!ねぇ早く髪を可愛くして」
セバスチャン、クロード、アッシュ、アグニはヘアアクセサリーをズラッと並べる。
「「「「どちらになさいますか?##NAME1##様」」」」
##NAME1##は黒いレースのカチューシャをつける。
「クロード、あたしの髪を昨日とおんなじにして」
そしてクロードは##NAME1##の髪をツインテールにした。
朝食の時間、長いテーブルにはたくさんの料理が並べられている。
「いただきます」
もぐもぐと料理を食べる##NAME1##。
「セバスチャンとクロード、後でお屋敷を可愛くしておいて」
「「イエス、マイレディー」」
セバスチャンとクロードは睨み合いをする。
クロードはタップダンスを踊り出し、ダイナミックに。セバスチャンは通常通り模様替えを開始する。
「クロードさん、##NAME1##様にはこちらの食器がお似合いだと思いますが…」
セバスチャンが悪魔笑いをしながらクロードに言った。
セバスチャンとクロードは火花を散らす。
「あたしお庭にお散歩行ってくるー!」
執事達が手入れしたローズガーデンを眺めている##NAME1##。後ろにはアッシュが居る。
「アッシュ!ついて来ないで!お散歩ぐらいひとりでできるわ!」
「ですが##NAME1##様に何かございましたら大変ですので」
タタタっと##NAME1##はアッシュから逃げるように、駆けていく。
「セバスチャンはマナーがどうとかうるさいし、アッシュはすぐついて来るし、クロードは寒いギャグ言ってなんか踊ってるし…」
「##NAME1##様、チャイを淹れましたがいかがですか?」
ジンジャーチャイを持った笑顔のアグニがやってきた。
「いただくわ!」
椅子に座ってジンジャーチャイを飲む##NAME1##。
アグニの穏やかさや優しさが隠し味かのようにとても美味しいくて心も体もポカポカになる。
「ありがとう、アグニ」
夜、就寝の時間。
ベッドに入る##NAME1##。
セバスチャン、クロード、アッシュ、アグニに囲まれる。
執事達は絵本を手に持っている。
「絵本はいいし、あたし一人で眠れるから一人にして!」
##NAME1##の部屋を後にする執事達。
一人ぼっちの部屋で目を閉じる。
寂しくなんかないわよ…
##NAME1##はやがて眠りにつく。
夢の中で##NAME1##は眠れずに、ベッドの中で羊を数えて居た。
『羊が一匹…』
真っ黒な厳しい執事…
『羊が二匹…』
真っ黒な眼鏡を掛けたタップダンスを躍り出す執事…
『羊が三匹…』
真っ白なすぐについてくる執事…
『羊が四匹…』
いつも笑顔のエスニックな執事…
なんで羊を数えてるのに、執事が出てくるのかしら?
夜中に目を覚ますと##NAME1##の周りには蝋燭を持った4人の執事が居た。
『執事がいっぱい』
あたし、みんな好き。
厳しい執事も寒い執事もすぐくっついてくる執事も優しいチャイを出してくれる執事も。
みんなずっとあたしの執事でいてね?