好きでいさせて下さい

死神派遣協会管理課のオフィス。




一人の女子死神が通り過ぎると同時にウィリアムのデスクに小さなメモを置いた。







“今日会いましょう”







ウィリアムはスーツのポケットにメモを忍ばせた。
ウィリアムの部屋にこっそりとやってくるマリア。


マリアは料理を振る舞い、恋人のように過ごす。




「今日はこれで。自宅までお送りします」


「今日はあの人帰って来ないのよ」




マリアに口づけるウィリアム。




ウィリアムは愛しているマリアにキスしか出来ずに居た。




それは



人目を忍ぶ恋。






マリアには夫が居る。
「ウィルって本当に真面目ね」




マリアの家の前で別れを告げるウィリアム。



「では明日」








そんな日々が一年程経った。







「もう終わりにしませんか?」



ウィリアムはマリアに別れを告げた。


「嫌よ…」




マリアは涙を流す。







二人の秘密の恋は終わった。

やはり不倫と言うものがウィリアムの中では許されないと思った。








触れたかった、キス以上に。



しかしできなかった。











死神派遣協会ですれ違うウィリアムとマリア。




そう、何事もなかったかのように…
ただの同僚として…











マリアを今でも心から愛して居る。







おそらくこれからもずっと私はマリアを…








好きでいさせて下さい。