夜、メイリンとお茶をするマリア。
メイリンが突然切り出す。
「マリア様は、セバスチャンさんの事が好きですだ?」
「な、何でよ?!」
「この間お風呂覗いてたですだよ」
「あれは、違うわよ」
「私がセバスチャンを好きな訳ないじゃない!」
後日、シエルが言う。
「セバスチャン、姉さんに家庭教師をつけてくれ。姉さんから頼まれた」
「それでしたら私がマリア様の家庭教師に」
「…まぁいい。姉さんの勉強を見てやってくれ」
「御意」
「…と言う訳で私がマリア様の家庭教師をさせていただきます」
ニッコリ微笑むセバスチャン。
「なんで貴方なのよ」
「私の方がご都合がよろしいかと」
セバスチャンはマリアの家庭教師になった。
それから、眼鏡をかけた家庭教師の格好をしたセバスチャンがマリアの隣に居る。
「…ここはこうなります」
「分かったわ」
大学での成績が落ちている為、必死で勉強についていくマリア。
そんな日が続いたある日。
「分かりましたか?マリア様」
「えぇ」
ふと、目が合うセバスチャンとマリア。
マリアは胸が苦しくなって突然倒れてしまう。
「姉さん!」
目を覚ますと心配そうなシエルの顔。
「大丈夫よ…何かしらね…胸がドキドキして苦しいような感じがして…」
毎日
毎日
セバスチャンに勉強を教えてもらって顔を見る度
胸がドキドキ苦しくなる。
「私がセバスチャンの事嫌いだから拒否反応起こしてるのよ、きっと。それにしても何で私の家庭教師を引き受けたのかしらね?」
ハイヒールを直してもらった時、単純に嬉しかった。
何なのかしら…
アイツの事嫌いなのに。