ロックガールの心は踊る
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夕食後、あたしはハリーたちを捕まえて4階の件の続きを話したり、その流れで日常のあれやこれやを話した。
ハリーもロンも面白い!サイコーにロック!
いい友達が出来た。ホグワーツサイッコー!いえーい。
こっそり教えてもらったんだけど、ハリーはクィディッチの選手に選ばれたんだって!すっげぇ!
てことはハリー、飛ぶの上手いんだ〜…飛び方教えてもらおうかな?そしたらハルを出し抜けるかもしれない…!!
ロンはクィディッチが大好きでとっても詳しいみたいなので、今度いろいろ教えてもらう約束をした。楽しみ〜!
早く試合を見てみたいっ!
それから入学したあの夜、長々校歌を歌っていた双子を紹介してもらった。
2人はロンのお兄さんで、あたしたちの二つ上らしい。
「「やあ!」」
「僕はフレッド!」
「そして僕がジョージ!」
「あたしはエリン・エーカー!」
「「知ってるよ!ハッフルパフのロックガール!」」
「ワーオ、あたしってば有名人!?」
中庭ライブは伊達じゃないね!これからも続けよ〜!
「あの夜は素敵な演奏をありがとう」
「僕らの独壇場だと思ったのになぁ」
「こちらこそ楽しかったよ!またやろー!」
…しかしこの2人、恐ろしいほどに見分けがつかない。ロック、ロックすぎる…!
ニコニコ笑う顔が二つ。同じ顔。
「ロン、フレッドとジョージの見分け方は?!」
「ん〜…ママでも時々間違えるからなぁ」
「ロニー坊やも間違えるだろ」
「そうなの!?じゃああたしも間違えるかも。間違えたらゴメン!」
一卵性双生児ってこんなに似るものなの?生命の神秘すら感じるよ…!
「よーし。見分けられるようになるためにも、2人のこともっと教えてよ!」
「おおっと、ロックガールは随分積極的だな」
「そんなに知りたければ聞かせてあげよう!」
「「僕達の武勇伝を!」」
双子は悪戯が好きらしい。数々の悪行…否、武勇伝を聞かせてもらった!
同級生に仕掛けた悪戯からフィルチさんに仕掛けた悪戯などなどモリモリ聞いてみて改めて思った──
この2人…ロックすぎる!!
完全に心奪われてしまった。弟子にして欲しい!
いや、あたしが目指すのはロックスターだけど!こういうワクワクすることだ〜い好きっ!インスピレーション湧いてくる!
悪戯グッズの話ももっと聞きたい〜!
「今度なにかする時はあたしも混ぜてよ!」
「エリンなら大歓迎さ!」
「共にでっかい花火を打ち上げよう!」
「やった〜!!やろやろ!」
「この3人なら本当に花火を上げかねない…」
「ハリー、何か言った?」
「なんにも。退学にならないように気をつけて」
「オッケーオッケー!」
「心配だなあ…」
「ロンに同じ」
ロンもハリーも心配しすぎである!
楽しめ青春!この一瞬は1度だけだぞっ!