A



にこにこと、アイドル顔負けの綺麗かお顔がこっちを見てる。
そのきらきら輝くお日様みたいな瞳の色に、なんでこの子こんなとこに来ちゃったんだろう、と俺は他人事のように思ってた。

秋の花 種にあれど 色ごとに 見し明らむる 今日の貴さ


まずい。
非常にまずい。
未だかつてこんな感情にさせれたことはないだろう状態に、俺はとんでもなく動揺している。


──太鼓鐘貞宗。
独眼竜と名高い奥州の覇者、伊達正宗の愛刀だった短刀。
それが今、俺の前にいる。

くりくり大きな、利発そうな瞳。
意志の強そうな眉気に、幼い顔をしっかりと引き立てるつんと高い鼻立ち。
丸みを帯びた柔らかそうな頬は、見るだけでマシュマロのように白くまろやかだ。
その姿はどうみても、遊郭吉原こんなところで女を抱けるようには思えない子供の成りで。
本当に、なんでこの子はこんなところに来てしまったんだろうと、本気で謎に思ってしまう。

いやだって、普通にこれは、アイドルだ。
小学校何年生くらいなんだろうか。
間違いなくクラスの人気者タイプである。

部屋は白と青を基調とした、どことなく上品な設えになっていた。
ただ、上品だけれど趣味が良い。
どこぞの絢爛豪華すぎるドSの部屋とは違って、きちんと爽やかさも兼ね備えた部屋は、この子の気質も兼ねているのだろう。
しつこくない程度に壁に埋め込まれた金の装飾が、光に反射してゆらりと揺らめいている。

この部屋は、それぞれの刀剣男士の性格を大きく反映しているらしい。
一晩を過ごす空間が、不快ではない様に。
その刀剣男士が好む設えに誂えて最上のお持て成しとやらを提供するのだと、黒い狐はよく言っている。

間違っても不満を抱かせない様に。
抱いた欲を解消させて、誤っても審神者に害が及ばない様にするのだと、言い聞かせるように言ってくるのである。
じゃあ俺は誰が守ってくれるんだと言えば、素知らぬ顔でそっぽを向かれるという訳だ。

──て、ちがう。
今は、そんなことは、どうでもよくて。

つん、と髪を引っ張られて、下から伺うように目線を合わせさせられる。
きらきらとした金色の瞳は、柔らかくこちらを見ていて。
まるで可愛くてたまらないものを見るような目線で俺を見ては、掬った髪の一房に口づけを落としてくるのだ。

「っ、」
「──ほんと可愛いなあ、お姉さん?」

俺はいま、マジで。
正面突破で俺のことを口説いてくる、このイケショタをほんとどうにかして欲しい。


思えば、出会い頭から、この太鼓鐘貞宗は俺のことを上から下までじっとりと見詰めていたかと思う。
ただそれも、他の太刀やらなんやらとは違って、ねっとりしてないというか欲に濡れてない感じがしたから、まあ、素直にやっぱ珍しいよな〜わかるわかると受け止めていたのだけれど。
ただそれも、出迎えが終わりくろ助が姿を消した辺りから、なんか違うものに変化してしまったのだ。

二人きりになって、さあーてどうすんのかな、座敷遊びでいいのかな、と取り敢えず部屋の中央にどどんと敷いてある布団に腰を降ろしたら。
この子は俺の緩く結わえてある髪から、するっと簪を引き抜いてしまったのだ。

当然、そんなことをされたら髪は解ける。
手触り重視で油やらワックスやらで固めてない俺の髪の毛は、整髪剤のCMも吃驚するほどしゅるりとこぼれて布団の上に散らばってしまった。
そうして、突然のその手遊びに驚いて半分開いた俺の唇に、軽く触れるだけの口付けをしやがったのである。
間違いなく、この時点で、この場の支配権はこの子に渡ってしまっていた。

突然の戯れに、というか子供の姿からじゃ想像の出来ない遊び慣れたその様子に。
思わず後ろ手を付いてよろめいてしまった俺の身体をそっと押して、このイケショタは俺の身体をいとも簡単に横に倒してしまった。

そう、決して力づくじゃない。
本当に気づいたら、押し倒されてしまっていたのだ。

子供は、イケショタは──太鼓鐘貞宗は。
そんな俺の身体に跨ったかと思うと、瞳をゆるく細めては、俺の顔に、髪に、至る所に触れて。
そうしてどこからそんな言葉が出るのかと思うくらい、ここが綺麗だここが可愛いと、俺のことを褒めそやし始めたのである。

正直、戯れに言葉を掛けられることもあるけど、でもそんなん下心が開け透けてて。
早くヤりたい、早く犯したいと目で訴えてくる男共が多い中で、こうも可愛いものを見る目で長時間褒められたことなんて、早々ないものだから。

そう、そうだ。
この状態になってから、もうずっと褒められ口説かれ続けてるのである。
今も、今だって、もうずっと。

するりと、柔らかい指先が頬を滑る。
それだけで、なんだかいっぱいいっぱいになっている感情は爆発しそうな程ざわめき始めて、いやんなる。
なんだこれ。なんでこんな無性に恥ずかしいんだ。

「なあ、こっち見てくんねーの?」

顎を擽られながらそう囁かれて、こんな小学生居て堪るかと、きゅっと目蓋をきつく閉ざした。
そうして、首を出来るだけ横に向けて、つんと素っ気ない言葉を出してみることにする。
──顔が熱いのは、多分気のせいだ。

「……やだ」
「ふぅん?じゃあ、どうしたら見てくれんの?」

まじでなんなのこの子供。
なんて言葉が浮かんで──でも、次の瞬間飛び散ってしまう。

「ゃっ!?」
「ん、かわいー声」

──なめられた!くび!舐められた!
ぬるりとした感触が、首に走って。
突然のことに思わずばっと身を跳ねさせて首を抑えながら太鼓鐘貞宗を見れば。
ぶつからないようにか、素早く身を起こしたこのイケショタは、そんな俺を見ながら金色の瞳を細めて笑うのだ。

やっぱりその笑い方は、子供らしい天真爛漫なものとはかけ離れている。
明らかに子供じゃない、"男"のソレに、完璧に舐め腐ってた数時間前の自分をぶん殴りたくなった。

「やぁっと、こっち見た」
「……!」

──おちつけ、落ち着くんだ俺。
そうだ、首舐められたからなんだ。
俺は今まであんなことやそんなことされてきたじゃんか!
たかが首舐められたくらいで、どうした俺!
しっかりしろヤリマン!

なんて鼓舞してんのか自分のこと貶してんのかわかんないような言葉で、自分を奮うけど。
ただそれも、いつのまにやら後ろ手を付く俺の膝に乗って身を乗り出してくるこのイケショタの視線に、吹き消されてしまう。

するりと腕を首に回されて。
太鼓鐘貞宗は、まるで俺に甘えるみたいにしな垂れかかってくる。
なのに、その体重は全然かかってこない。
いつもの自分とはまるで違うこの体勢に、なんかもう、どうしていいのかわからなくてたじたじになってしまう。
いやもうマジでなんだこれ。

「……すげえバクバクいってる。緊張してる?」

ぴとりと胸に耳を当てられて、甘えるように頬をすり寄せられたのに。
ちょっと揶揄うように囁かれた可愛くない言葉に、ほんの少しかちんときてしまう。

だってなんだその、"いっぱい経験してんのに慣れてないの?"みたいな物言いは。
お前が異例なだけでいつもは押せ押せだわ!──基本的にはだけどさ!

「別に、緊張なんてしてない」
「お!」
「ただちょっと……そう、あれだ、吃驚しただけ」
「! はは、吃驚して心臓鳴っちゃうの?」

──可愛いな。

そう、また耳元で囁かれて。
なんかもう、むしゃくしゃしちゃって。
ええいままよ!と俺はその軽い身体をぐんっと押し倒してみることにした。

「うぉっと?」
「俺は、別に、可愛くなんかない!」
「姉さん俺っ子なんだ。ボーイッシュってやつだな」
「〜〜〜!ボーイッシュじゃなくって、ボーイ!なの!しかも俺、これでも大人なんだからっ可愛いとかそんないうなよっ!」

そう吼えるように叫んでみても、腕の下の太鼓鐘貞宗は楽しそうに笑うだけ。
かんっぜんに弄ばれてる。というか遊ばれてる。
かつてない程ペースをぐちゃぐちゃに掻き混ぜられすぎて、明らかに、客に対する対応から外れすぎてしまってる。

どうしよう。
くろ助にバレたら折檻されるかも。
でも感情は纏まらなくて、どうしたらいいのか、わからない。

「……」

いつになくゆらゆら揺れる感情に、落ち着きのない動機の行先に。
しかし気を悪くした様子もなく、むしろ鼻歌でも歌いそうな程機嫌のいい装いで、太鼓鐘貞宗は俺の方に腕を伸ばしてきた。
そうして、そのまま頬に触れ、髪の中に手を差し込んだと思ったら。
ぐっと後頭部に手を掛けて、俺の頭を引き寄せたのだ。

「っ、なんっ」
「じゃあ、ボーイのお姉さん。俺に大人の遊び、教えてくれよ」

耳元で、揶揄うような声がきこえた。
楽しそうな、笑いを含んだような、そんな声。
そのまま下から伸びる腕が首に絡みついて、どうするの?とでも言いたげに、爛々と輝く瞳が俺のことを覗きこんでくる。

「〜〜〜っ!」

なんかもう、むしゃくしゃして。
子供に褒められて、ほんのちょこっとでも嬉しいと感じてしまう自分とか。
可愛いと揶揄われて、乗せられて、いいようにされてしまう自分が、やってらんなくて。

「ん、」

小さな唇に、かぷりと噛みついた。
そのまま舌で突いてみれば、抵抗もなにもなくむしろ招き入れるように唇を開かれる。
それが更に癪で、捻じ込むように舌を突っ込んだ。

「んっ、ん、っ、ふっ」
「ンっ」

──どうするんだっけ、いつもどうしてたっけ。
慌て逸る心で、ごちゃごちゃと考えながらもいつもされるように舌を伸ばして絡め取る。
やわらかくって、薄い舌だ。口の中も、しっかり子供。
こんな小さい子に伸し掛かって唇奪って、俺今凄く悪いコトしてるみたいだけど、そんなん、しかたないし。

「んっはあっ、ン」

ちゅぱ、と少し音を立てながら口を吸って、片手で胸の下の帯を弛めていく。
遊女の着物は、帯が全部前にある。
だからお客も俺を脱がせやすくて、俺も自分で脱ぎやすい。

しゅるりと帯を緩めていけば、圧迫されていた胸元が解かれて、唾液を絡ませ合いながらほんの少し息をゆるめた。
すると大人しく俺の腕に回ってた腕が弛んで俺の着物の中に手を手を突っ込もうとしてくるから、牽制の意味も込めて舌をはむりと噛んでやる。
だけど全然悪びれもしないそいつは、むしろ小さく笑って襟元から指先を潜り込ませたと思ったら、背中を滑って肩甲骨の窪みをなぞるのだ。
しゅるりと、着物が肌を滑り落ちていく。

──ああそうかい、じゃあ、勝手に触ってろ。
なんてことを思って、負けじと今度は俺の身体を触り始めたガキんちょの服を脱がせていく。
しっかりした縫製の、白い服。
汚れたりしたら一発でわかるようなそれには、けれど、染みの一つだってありゃしない。

「ふぅっ、ン」
「んっふ、ふふっ、!」

ボタンを外して、すべすべつるつるの肌をなぞって行けば。
くすぐったいのか、合せた唇から笑い声がこぼれてきた。

それがなんかちょっと可愛くって。
もっと笑わせてやる、とわざと脇を擽ってみれば、やめろと言わんばかりに今度は俺の舌が軽く食まれてく。
なんとなく目蓋を持ち上げてみれば、まさかの向こうはガン見でこっちを見ていた。
真ん丸の金色の瞳の中に、俺の黒い瞳が映ってる。

それに面食らうと共に、なぜだか少し面白くなった自分も居て。
舌を引き抜いて、唇を舐め上げ唾液の糸を断った後、これがマナーだと目蓋の上にひとつ口付けを落としてやった。

すると今度は大人しく目蓋を閉じたから、ご褒美のつもりで米神にもう一つキスした後、もう一度ぷくりと柔らかい唇に吸い付いた。
そうだ、始まる前はなんだかいいように流されてたじたじになってしまったけど。
経験だってなんだって、アドバンテージはこちらにあるのだ。
こんな生意気なガキんちょに良いようにされたとあっては男の──いや今は女?の沽券に係わる。

こいつに、大人の余裕って奴を見せてやる!






──見せてやるって、思ってたのに。

「ぁ、ぁッぁあ、ぅあっ、んっ、〜〜っ!!」
「ん、またイった。上手に出来たな、お姉さん」

なに、これ。
とんでもない状態に、頭がきちんと動いてくれない。
脳味噌がストップしてしまってる。
こんなのあり得ないってフリーズして、固まって、されるがままになっちゃってる。

「ひぁ、はあッ、んっ!…ッあっあぁあ……!」
「んーでも、まだイけるよな?じゃあもちっと、頑張ってみっか?」
「っ!やだっ、やだぁっ、あっあ、ぁッ、それだめっ、だめっ、だめえぇっ…!」

ぐぽっ、ぐぷっ、じゅぷっ、とはしたない音が聞こえてくる。
いやいやと頭を振って逃げようとしても、しっかり身体は押さえつけられていて、逃げることが出来ない。
ただゆったりと笑いながら腕を動かすこの子供によって、俺は喘がされ続けているのだ。
そう、この子供の腕によって、、、、、。

うで、腕、細い腕。
その腕が──俺のナカに入ってる、、、、、、、、、のだ。

「あ、うそっぁっ、あ、あ、…!」
「なにが嘘?」
「うでっ、ぬい、ッ、ぬぃてぇ、…!ひっ、ひぃっあっ!」
「え〜?でもさあ、すっごく姉さん気持ちよそうにしてんじゃん。こことかさ」
「あっ、あぁっ……!」
「ここも、気持ちぃだろ?」
「ぁ、〜〜〜ッ…!」

拳が、ぐぐっと奥に入ってくるたびに、目の前に火花が飛び散っていく。
時々わざと前の壁の方を親指で押し上げて来て、それにきゅ、きゅっ、と勝手に膣内が締まっていってしまう。
擦られた粘膜が刺激されて、奥の方からとろりとした愛液がぬるぬると出て来ているのだ。
それが更に俺の中にある、腕の動きを円滑にしてしまって、更なる刺激を生み出してしまう。

頭はもう、パニックで。
確かに、確かに自分の方がリードしてたのに。
なのに、なんでこんなことになってるのか、わからない。

「──女の身体って、すごいよなあ」
「ん、んっ、あっ、あはっ、はあっ、ッ、」
「こんなさ、確かにみっちゃん達よりもちいせえ手だけど、でも入っちまうんだぜ?」
「あ、あ、あぁ……っ!」

ぐっぐっと腕を動かされる度に、ぐぷっくぷぷっと音が鳴る。
今拳は入り口の方に居て、浅い底をぐりぐりと抉られて、お腹の奥の方からぎゅううっと引き締まっていくのがわかる。
腰だけじゃなく、腹も肩も、爪先だって跳ねて、びくびくと震えて。
全身で、この異常な快感を、受け止めさせられていて。

「でも姉さん、凄いな。中、ぐねぐねしてて、すげえぐじゅぐじゅ。こりゃ、大きな兄さんたちは堪んねえだろうなあ。一度伸びきってまた縮んだ胎だ。そんな成りだが、お産でもしたのかい?」
「あっあ、っ、…っ、……!!」
「聞こえてねえ?んじゃ、もっと善くなろうなあ」

──もっとって、これ以上?
そう問いかけたかったけど、すっかり馬鹿になった口じゃあ、碌に言葉なんて話せないことはわかっていて。
だからこそ、身体を縮め込ませて快感を耐えきろうと、してたのに。

「ん〜ほら、姉さんくーち」
「んぁっあ、…?、あむっ、ンッ」

上から覆い被されるように唇に吸い付かれて、唇を優しく甘噛みされる。
さっきと似たような体勢の筈なのに、ただ唇を遊ばれてる、だけ、なのに。
触れない舌先がもどかしくって、堪らなくって。

「ん、ん……!」

唇を舐められて、上唇を軽く吸われる。
つられて口が開いたって言うのに、中には入ってくれなくって、避けるみたいに今度は舌唇を軽く舐められて、あやされてしまう。
そうしている最中も、下を攻める動きは止まないで、ぬろろっとゆっくり奥に入っては中途半端な位置でまた出ていってしまう腕の動きに、もう頭はおかしくなりそうだった。

「んっんふっ、んんんぅ…!」
「ンー?なんだい、姉さん」
「っ、くちっ、んっ、ん〜っ!」
「くちが、どうした?」
「〜〜〜!」

──いじわるだ!
わかってる癖に、わかってない振りをしやがる。
なのに、そうわかってるのに、下も上も、もどかしくってたまらなくて。
目の前にある唇に、そこから覗く真っ赤な舌に。
頭は、虐めて欲しくてたまらないと騒ぎだしてしまう。

「……っ、したっ、したでっ、」
「舌で?」

震える唇で言葉を紡げば、促すように見詰められる。
綺麗な金色の瞳はぎらぎらと鈍い輝きを放っていて、ああ、こんなに小さい見た目だけど、きちんと刀なんだなって、痛感させられてしまう。

どうすれば、人を思い通りにできるか、わかってる瞳だ。
どうすれば、女を好き放題できるか、解ってる瞳だ。
──こんなのに、最初から、勝てる筈なかったのだ。

「したで、い、ッいじめてほしぃ」
「ふぅん?舌だけでいいのかい?」
「……ッ、…ぁっ、……!」

やっとの思いで、そう強請れば。
にっこりと微笑みを浮かべながら、太鼓鐘貞宗はゆっくりと拳を俺の膣内から抜き出し始めてしまう。

それだって、死ぬほど気持ちいいけど。
でも欲しいのは、もっと奥の方で。

「んやっ、やぁっおくっおくほしぃっんッ!」
「……奥ってどこだい?こことか?」
「ひぃ、ンっ…!」
「それともこっち?」
「あっ、あ、あッああっ……!」

──どっちも気持ちいい。
確かめるように腕をぐにぐにと動かされて、自然と腰が浮いてしまう。
入り口の浅いところも、ちょっと深い所も、どっちも気持ち良くてしんでしまいそう。
だからどっちがいいかなんて聞かれても、どっちもいいから、片方なんて選べなくて。

「なあ、教えてくれよ。お姉さんはどっちが好き?」
「んっ…ッ、ぁ、あ、どっち、どっちもっすきぃ、っ」
「どっちもかあ。ん〜でもさ。もっと深いとことか、もーっと好きじゃねえ?」
「ぇあっ、あッっ、ゃああぁッ、……っ!、あ……!?」

ぐぽっと大きな音がしたと思ったら、そのままぬぷぷぷ、と小さな子供の拳が今までは決して入って来なかった深い所まで侵入してきて。
それが粘膜をこすって、どんどんお腹の中心に近づいてくるたびに、腰から背骨を通って頭の天辺にぞぞぞっと甘い電流が駆け巡った。

今まで、焦らされる場所で、全然触って貰えなかった場所。
そこがついに触って貰えて、いじめて貰えて、身体が、信じられない程悦んでしまってる。

「あっあッ〜〜〜〜っ!だめっあぁっ、あーーっ、あっ、アっ!」
「だめ?駄目じゃないだろ。すげえ気持ちよさそうに俺の腕、食べてんじゃん」
「らっらってえっ、ひもひっ、からっ、ぁああっ!?ッあっア、あ…っ、あぁ……っ!」
「気持ちいから、駄目?じゃあ、駄目じゃなくしないとなあ」

そういって、余りの快楽に、快感に悶えて身を縮める俺の頭を優しく撫でて。
太鼓鐘貞宗は、一番奥の、子宮口すれすれの場所で律動を始めたのだ。

「ああぁ……っ!」

ゆっくり抜けては、またゆっくりと奥に入ってくる。
遅すぎるその動きが、けれど散々焦らされて遊ばれた身体にとっては、気持ちよく堪らないもので。
奥に来るたびに浅くなる呼吸に、全身に駆け巡る快楽の波に、口を閉じることも忘れてただただ喘ぎ続けることしか出来ない。

ずっとずっと気持ちいいのが止まらない。
決定打を与えられないイきそうなもどかしい感覚のまま、ずっと生殺しを強いられてるのだ。

「あ、ぁ、ア、あっ、はあっ、ンっ、んッ…〜っ!」
「うんうん。んじゃあ、もうちょーっと奥に入ろうな」
「あ、あぁぁあぁ…っ!はひっ、ひっ、ひぃっ、」
「なあ、わかるかい?もうちょっとで子宮口だ。俺があとちょっと入れたら、姉さんの一番深いとこを押しつぶすことになる。今まで突かれるか軽く捏ね繰り回される程度だろ?それをさ、ぐーって押上げられて、ぐりぐりもっと奥の方で可愛がられるんだ。気持ちいだろうなあ」
「…っ〜〜!、ぁ、あ……っ」
「ははっすげえ締まった。想像するだけで善くなっちゃった?」

言いながら、ぴとりと握られた拳が、子宮口に触れたのが分かった。
触れるだけでじわじわ駆け巡る快楽の波に、足の爪先はきゅうと勝手に丸くなる。

「……っ、!」

自然と、呼吸が浅くなる。
ここを突かれたら、どうなるんだろう。
ここを押し上げられたら、俺はいったいどうなってしまうんだろう。
そんな考えばかりが頭の中に駆け巡って、俺の意識はもうそこばっかりになってて。
こんな子供に犯されてるとか、こんな子供に良いようにされてるとか、最初は確かにあった年上と言うプライドも今ではすっかり成りを潜めてしまっていた。

むしろ今は、どうしたらもっと気持ちよくしてもらえるのかなんてことすら考えてて、自分で足を開いて、この腕を受け入れる体制に、なってしまっていて。
──なってしまって、いるのに。

「じゃあ、自分でどこがいいか教えてくれよ」
「っ、え……?」
「奥の浅いとこが良い?間んとこの狭いとこ?それとも奥の手前ギリギリ?それとも一番深いとこぐりぐりして欲しい?なあ、姉さんはどこが好いんだい?」
「ぁっ、うっ」
「俺子供だからさ、駄目じゃわかんねーんだ」

──だからさ、俺にどこが好きか、教えて?

甘えるように、囁かれる声に。
なのに、中途半端な位置でぐりぐりと遊ぶ、腕の動きに。
俺の答えは、もはや決められたも同然だったのだ。

「……っ、ぉ、おく、」
「うん、奥な。それってここかい?」
「んゃっ、そ、そこもいぃけどッ、んっ、もっもっと、おくぅっ、」
「ここ?」
「あっ、あ、あ〜〜〜っ、んやぁっそこっ、そこいぃっ、」

漏れ出る声が、自然と甘くなる。
それはきっとこいつが俺のことを、砂糖菓子みたいに甘い瞳で見て来るからで。
頭が、"可愛がられてる"と錯覚してしまっているから、で。

だからか、俺もつられてしまう。
きちんと男だった頃には信じられない程高くて甘い声を、次から次へとこぼしてしまうのだ。
まるで、本当の"おんなのこ"みたいに。

ぐり、と控えめに一番深いとこを押しつぶされて。
それだけで、意識が吹っ飛んでしまいそうな程、腹の奥から快感が巡って、回って、頭がおかしくなりそう。

「あっぁ、っ、そこっ、それ、すきっ、すきぃっ、あ、あぁっ、…っ」
「はは、腰動いてる。そんなに気持ちいい?」
「うんっうんっ!きもちっきもちぃっあぁ、あ〜〜っ!、あ、」

素直な気持ちを口にすれば、良い子、と頭を撫でられた。
それがまた嬉しくて、自分からその手に擦り寄れば、太鼓鐘貞宗は優しく笑って唇を合わせてくれる。

柔らかい唇に触れると、なんでか胸がきゅん、と締め付けられた。
さっきは強請ってもくれなかった舌が口の中にぬるりと入り込んで、俺の舌の上をくすぐるように舐めてくる。
そんなことされたらもっと胸が締め付けられて、きゅううっと締まる胸の鼓動と一緒におれの胎の中もうねうねと締まって、咥えこんでる子供の腕に吸い付いてしまうのだ。

俺、なんか変だ。
なんか、身体がおかしくなっちゃってる。

「んっふ、ッ、ぅんっ、ン、ん、っふぅっ」
「ん、む、」

薄い舌で俺の口の中を好き放題してる最中も、その腕の動きは止まらなくて。
むしろ優しい舌の動きに、俺の身体の強張りが抜けきったところを見計らって、徐々に徐々にその腕の動きは早くなっていく。

ぬっぬっぬっ、と小刻みに動くその揺さぶりは、下から突き上げるようにゆっくりと勢いついて行って。
手前を散々行き来した後、やっと本番だとでもいうように、子宮口の入り口にぴたりと拳を当てて、そのまま揉みこむように上へ上へと小突きあげるのだ。

一番深いところに触れるたび。
ぞわりと、得体の知れない快感が身体を駆け巡っていく。

「〜〜っ、ぁ……っ、あっ、あぁっ!、あああっ…ッ!」

──あ、これヤバい、気持ちいい、気持ちいの、とまんない。
拳が押し上げる度に、きゅうっと胎が引き締まって、ぞくぞくとした痺れが腰を中心に全身に伝って、巡っていく。
気付けば舌は離れていて、その小さな口は、俺の胸元に吸い付いていた。
ちゅう、と小さな唇で乳首に吸い付かれる度に、言い様のない感情が胸の中に溢れ出して、とまらない。

だって、なんか、すごく可愛い。
ちゅうちゅう吸われて甘く噛まれる度に、ひくひくと胎の奥が痙攣して、頭の奥の脳髄に痺れが走る。
──どうしよう、きもちいい。

「はぁっ、ぁっ、うそ、きもちぃっ、あっはぁんっ、ンっあっあ〜〜っ!、そこっ、そこもっと、もっとぉっ!」
「どっち?」
「んんっ、どっちもっ、やって、ッ、…っ、!」

そう言いながら、やりやすいように身体を縮めたら。
太鼓鐘貞宗は、少し笑いながら乳輪のふちをちゅるりと吸って。
そうして、舌を這わせながらお腹の方に舌を滑らせてくいってしまう。

せっかくお強請りしたのに、乳首はほったらかしにされてしまって。
じんじんと熱の灯る胸がもどかしくて、縋るように子供の唇を見つめたら、彼は笑ってこう囁くのだ。

「どうして欲しいのか、お手本見せてよ」
「うぁ、んんっ」

そう言いながらお臍のふちに口付けて、そのまま薄い舌をくにくにとお臍の中に潜り込ませる。
それすら息が止まるほど気持ちよくて、つられるようにぞくぞくと乳首の先まで気持ちよくなってしまって。
ろくな思考回路すら回せないまま、俺はもはや言いなり状態で自分の胸に指を這わすのだ。
ぎらぎら光る、金色の瞳が、こっちを見てる。

「はっあッ、ぅんっン、!…っ、はあ、あ、っ!」

ぐにぐにと乳首を自分で摘んでいじめたら、乳首の快感がお臍を通ってお腹の方まで伝わってしまう。
奥の方がぎゅうううって締まっていくのを身体で感じて、それが、無性に恥ずかしい。

だからやだって、できないって伝えようと目を開いても、その金色の目はそんな俺をずっと見てるから、やめるにやめられない。
自分で乳首を弄ってる恥ずかしさと気持ち良さに、ぴくぴく身体を震わせながら、俺は唾を飲み込むこともできずに悶えていた。

頭が、茹って、とけちゃいそうだ。
脳みそが蕩けたら、俺はもっとバカになっちゃうのかな。

そんなことを考えてる最中にも、小さな舌は下へ下へと滑っていって。
ついには俺の股にたどり着いて埋められたその場所に、ぐったりとすっかり力の抜けていた上半身を、おれは飛び跳ねさせることになる。
だって。

「はっあッ!?っんあっあ、あぁぁッ…!ン、んーーーー!!、んっん、ふぅっ…ッ」
「ん〜ひもひぃ?」
「やぁ、やっ〜〜〜ッ!あっ……、ァっ……、!」
「ん、いっひゃった?」

びくびくと跳ねる身体が、とまらない。
呼吸も乱れに乱れて、もはや吸ってるのか吐いてるのかわからない。

何が起きたかなんて、明確だ。
舌で捻じ込まれて、ぷっくりと膨らんでた俺の陰核に、この子は吸い付いて舐めしゃぶってきたのだ。

男だった時の名残が、俺の知識の中では割と大きめのそこは、いつもは肉の奥に引っ込んでるのに。
こうして興奮して、気持ちよくなってるとぷりくと膨らんで主張しだしてしまう。
でも割と厚めの皮に隠れてるから、相手によっては、上の皮ごと撫でられるだけで耐え切れる時もあるのに。
なのにこの子供は、太鼓鐘貞宗は、それを舌で捩じ出して、出てきたそれを唇と舌で吸い上げたのだ。

「あっア、あ……ッ……!、あぅ……っ、ひっ、ひぃ、あッ、!あぁ、ん……っ!」

気持ち良すぎて、息ができない。
口を開けば吸うことを忘れて、酸素ばかりが出ていってしまう。

柔らかい口で、乳首を舐めしゃぶられた時みたいに陰核を吸われて、そして腕で奥の方を小突かれる。
ぐりぐりと圧迫しては揺さぶる腕の動きが気持ち良すぎて、無意識に腰を揺らせばもっと強く陰核を吸われて、堪らず太ももでその頭を挟んで締まった。

動きを止めたくて、でもやめて欲しくなくて。
相反する気持ちに、身体が追いついてくれない。

「なあ、ひもひい?」
「ん……!んっ、ぅんっ、っ、あっあぁ〜っ、あ、あ、っ」
「ん、はあっ、んじゃあラスト、いってみっか」
「えぅっ、ん、んあ……っ?、あっあぁっあああっ…ッ!?」

そう、言われたかと思ったら。

ぐぷんと、耳が音を捉えた。
今までよりも一番強い音で、一瞬、何の音かわかんなくて。
──だけどその次の瞬間に訪れた快感に、その思考回路ごと奪われることになる。

「あ、っ、ッぁあっ、あっ、はっ…っ!…ッ、〜〜〜っ!?」

目の前が、真っ白に染まる。
胎の奥底から競り上がってくような快感に、息が、とまって。

「あ゛っ、あひっ、ひっ、ひぃッ!、ぃうっ、んあっああぁっ、あっ…っ、ア、っ!」

ぐっぐっぐっと奥へ奥へと拡張するように子宮口を押しつぶされて、たまんない。
今までとは違う、ねじって、回して、押しつぶして、持ち上げる動作が、思考回路を馬鹿にする。
下がろうとする子宮口を押し戻すように律動するその拳が動く度に、目の前を星が散って、脳髄まで疼いて、甘く痺れる。

「あ、あ〜〜〜っ!あっあぁああ…っ!」
「なあ、ここ、ぐりぐりされてどうな感じ?痛い?それとも気持ちい?」
「はっあッ……っ、はひっ、ひ、ひぃっ、……っ!」
「どっちだい?」
「ぁああ……っ!」

ぐりゅっと殊更強く押しつぶされて、ぞくぞくと痺れる身体をもう制御することも出来ず、呆気なくイってしまう。
だけど、中がいくら引き締まっても、太鼓鐘貞宗は腕の律動を止めてくれない。
むしろ、空いてる方の腕で俺の太ももをがっちりと固定して、枕にするように頭を乗せながら更にぐりぐりと捏ね繰り回すのだ。
更には、ついでとも言わんばかりに足の根本に舌まで這わせてくる。

「なあ、どっち?」

楽しそうな、声。
愉悦を孕んだその声に、返事を返さなければ延々と同じように責め立てられることを理解させられる。
だから答えを返してこの責め手から逃れたいのに。
なのに声を出そうとするタイミングを見計らって更に捏ね繰り回すものだから、言葉は母音に塗れて意味を作ることができなくて。

「あっあ、あ、っ、あぁっ、は、ぁっ、アっ、ンっ、はあっは、ぁあっ」

奥を押しつぶすだけだった拳の動きは、段々と大きく大胆なものに変わっていって。
ぐぷっじゅぷっとじゅぽっとはしたない音を立てながら絡みつく中のひだを掻き乱し、抜けては入ってを繰り返していく。
それはまるでいつもされる行為そのもので、段々と頭は、これが腕ではなくて大きな男の陰茎だと、勘違いを、し出してしまって。

ぬろろろ、と入り口のふちギリギリまで抜けた拳が、空気と共にまた奥に侵入していてくる。
じゅぽんっ、と大きな水音は、次から次へと溢れだす愛液の所為で。
それがまるで雁首のように存在感を出す拳に纏わりついて、中をこすって、小突きあげてくる。
本物の、男のそれみたいに。

「あっ、あっぁんっ、ンっ、んゃ、や、やぁあっ」
「どーっちってば。お姉さん、教えてくれよ」
「んひっ、ひぃっ、ぁ、あ、あっ……!」

──擬似セックスだ。
腕を男のあれと見立てた、大人の遊び。
だけどそれが本物と違うところは、出して終わりの男のそれとは違い、この子の体力が続く限り、この遊戯に終わりが来ないことで。

「ぁ、あっ、やぁっ、ンっ、きもちっ、あっ、きもちぃッ…っ!」
「どこが?どこが好き?」
「じぇっじぇんぶッ、ぁあッ!やぁんっ、それっああっそこ!、そこっ!、すきぃっ」
「……ははっ可愛くなったなあ」

──かわいい。
その一言を聞いて、勝手にお腹の中がきゅんって引き締まってしまう。
いつもなら、そんなこと言われたって馬鹿にすんなって思うだけなのに。
なのに今は、嬉しくって、もっと褒めて欲しくって、たまんなくて。

勝手に、ふにゃりと頬がゆるんでく。
嬉しいと、気持ちいいが、頭の中でぐちゃぐちゃに絡み合う。

「ンああっあ、あ、ん!、んゃっ、すきっ、すきッんんっ、ぁあっ!、あ、あ、あ、ッ!」
「好きって、何が好き?俺のこと?」
「ぅんっ、んっ、すきっ、すきぃっ、ああ!っあ、あぁああッ……、あーーっ、あ、!」
「そいつは、嬉しい、なっと」
「はぁあんっ!あっ、すごっ、はげしっ、ぁ、や、いくっ、いっちゃ、っ!いっちゃうぅッ…っ!」
「うんうん。気持ちいいなあ。何回でもイってくれ」
「ひ、ゃあっ、ア、あッ!……っあ、あぁああっっッ、……ッ!……、!!」

ぎゅうってお腹がしまって、目の前が真っ白になる。
何回も何回も責め立てられて、ついには一瞬意識も飛びかけるのに。
なのに、俺が意識を飛ばす瞬間に、また強く子宮口を揺さぶられて、強制的に呼び起こされた俺はあられもなく悶えながら喘ぐのだ。
だって、全部、きもちいい。

「……いいな、欲しいなァ。でも、名前聞くのはご法度なんだもんな。どうしようかねえ」
「あ、あーーッ、ッあ!あ!あ!っ、はぁっんッんゃっゃうっや!、やあっあっ」
「まあ、気長にやってくっか」
「やあ、あっ、きもちっ、あァッ、あ、きもちぃっ…ッ!あああ、っ……!!」

びくんと身体が跳ねて、またイってしまう。
ちゅう、とまた小さな口が俺の陰核に吸い付いて、声も出せず唇が戦慄いた。
あまりの快感に思わず腰が浮けば、諌めるように腰を撫でられて、腕が絡んで沈められる。
そうしてお仕置きとでも言わんばかりに、大きなスイングで、それでも優しく腹の一番奥を押し上げいじめるのだ。

「あっあぁっ、それ、きもちっ、あっ、ぁっ!ひぁっん〜〜〜っ、!あっ、すきっ、すき、しゅきぃっ…ッ!」

もはや自分が何を言ってるのかもわからないで、ふるふると震えながら俺は喘ぎ続ける。
ただもう、何をしても気持ちよくて、死んじゃうほど、たまんなくて。

爛々と輝く瞳が、俺を見ている。
冷静に、だけど確かに欲に濡れた目で俺を見て、観察して、さらに俺を快楽に沈めようと舐ってる。
その瞳が俺を見つめていることにどきどきして、身体は、どんどん深みへとはまっていってしまう。

ああやばい。
俺、駄目になる。

金色の瞳が、うっそりと細くなる。
それは何度もここで見てきた男の視線で、俺を犯したいと訴える、欲に塗れた男のもので。

「もーっと、気持ちよくなろうなぁ。お姉さん」

甘い声が、耳に触れた。
その声を聞くだけでまた軽くイってしまったんだから、何をしたってもう勝てない。

はやくはやく、答えなければ。
はやく答えて──いじめてもらわなきゃ。

うん、と溢れた声は。
男に甘える、本物の女みたいだった。





ちゅぷ、と口のなかで可愛いそれを甘やかす。
だけど思うように大きくなってくれないそれは、やっぱりまだ大人とは言えないようで。
でもそんなこと関係ないと、舌をねっとり這わせて少しでも気持ちよくなるようにと尽くしていく。
ぷるんとしたそれは、いつも舐めるものとは違って綺麗な肌色で、とても可愛い。

「ひもひ?」
「ん、気持ちい」

伺うようにそう尋ねれば、上から伸びた手が俺の頭を撫でてくれる。
それがまた嬉しくて、ちゅる、と音を立てながらまた口の中で唾液と絡ませしゃぶってく。
もっともっと、気持ちよくしてあげたい。

心地よさそうに揺れる金色の瞳が、俺のことを見詰めてる。
それだけでぞくぞくと焦れる身体に、目の前の子供は面白そうに笑うのだ。
でも、そんなのもう、構わない。
だって、はやく、はやく、ねえ、はやく。

「俺の身体まだ精通してなくてさ。出してあげらんなくて、ごめんな?」
「ん、んむっ、はあ、ん、別に、いいっ」

ほんの少し申し訳なさそうな声が聞こえるけど、そんな申し訳なさなんて、感じなくたっていいのだ。
だって、そんなもの、、、、、がなくたって、俺はじゅーぶん、幸せなんだから。

「ンっはぁっ」

もう耐え切れなくなってきて、四つん這いになっていた身体の足を、ゆっくりと広げていく。
するとくぷりという音と共に、たまりに溜まった愛液が俺のはしたないとこから垂れて、太ももを伝って布団に染みを作る。

可愛いそれから口を離して、そのまま上へ上へと舌を這わせていく。
窪んだお臍のふちを伝って、柔らかな乳首を舐めて、首筋に吸い付いて。
そのまますべすべの太ももに、自分のそこを擦りつけながら合わせた唇に舌を潜り込ませていく。

漏れ出る笑い声が可愛い。
俺を見つめる瞳がいやらしくて、格好いい。

二人で一緒に布団に倒れ込んで、薄い胸元につつつ、と指を這わせて。
俺は最上級の甘え声で、こう囁いては股を開くのだ。

「ねえ、もっかい、やって?」

もっともっと、俺をいじめてよ。

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