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「ところで……貴方、身体大丈夫?」

私は音と快楽の悪魔である。その私と契約した以上、幸か不幸か多少肉体に影響が出るのは目に見えていた。
そう、目に見えているのだ。現在進行形で、寝巻きに着替えた彼の性的興奮が高まっているのが私の目にははっきりと見えていた。

「あ……な、んで」
「解るわよ。刀剣男士だろうと付喪神だろうと、"私と契約した以上、そうなるのは必然"なの」

本人は隠しているつもりだったのかもしれない。しかし少し紅潮した頬。ほんの少しだけ荒い息遣い。それだけで私が悟るには十分すぎた。
そういえばこんな華奢な子をいただくのは久しぶりだなあなんて考えながら、布団の上に座っていた彼の頬に手を添える。

「あなたが悪いんじゃないわ。私がそう言う存在なの。だからそれは仕方ないことなのよ」

異空間より取り出した私のネグリジェ──白地に細い薄紫のストライプが入ったロング丈のキャミソールタイプのナイトランジェリーに包まれた身体で隣に座る。
胸元から覗く柔らかな谷間に薬研の視線が釘付けになっているのが可愛かった。
座り込んでいる薬研の膝の上に、対面した状態で腰掛ける。彼の膝の上に私のお尻が乗るだけで、薬研の肩はびくりと跳ねる。

「怒ったりなんかしないわ。だって薬研のせいじゃないんだもの。ねぇ、それよりも辛くない?大丈夫?」
「──だ、いじょうぶだ……だから大将、どいてくれないか」

おや、案外理性が強い。見目も幼いから欲にも弱いだろうと思ったのに、嬉しい誤算だった。こういったタイプのほうが、箍が外れたとき凄いのだ。
薬研の首に腕を回し、胸をぎゅっとその薄い胸板に押し付ける。笑みを浮かべて薬研を見上げれば、その細いのどがごくりと鳴った。
足の付け根に硬いものが当たる。もう少し、理性を崩してやれば後は本能に任せれば良い。

「どうして?私じゃ不満?」
「そんなんじゃ、なくてだな……」
「あのね、あなたがそうなるように私だって似たような状態なのよ。だから、我慢なんてしないでいいの」

この身体、欲しくない?

耳元でそう囁いてやればもうあっという間だった。薬研は熱い吐息を漏らすと、私を布団へと押し倒し、首筋に顔を埋める。
首筋を舐める熱い舌に「あん」と声を漏らせば、手袋をしたままの手のひらが荒々しく私の胸を揉みあげた。
ちゅっちゅっとリップ音を響かせながら首筋に、鎖骨に、薬研の唇が何度も触れてくる。時折軽く歯を立てられながら私の首筋は唾液塗れになっていく。
その間にもゆるゆると胸を揉んでいたのだが、肩紐に手をかけると一気にそれを引き摺り下ろす。ぷるん、と揺れて顔を出した胸に薬研は顔を埋めた。

「大丈夫よ、ふふ、焦らないで。誰も取ったりしないから、ぁんっ」

胸で薬研の顔をはさみ、ぎゅうと抱きしめてやりながら頭を撫でればもう既に固くなっている乳首をそっとつままれた。
顔を上げた薬研は反対側の乳首に吸い付くと、歯と舌を使って乳首をもみくちゃにし始める。
じゅるりと唾液をすすり上げるのと同時に吸い付かれたり、歯で固定して舌で左右に弾かれたりと随分と手馴れた愛撫だった。

「ぁ……は、ぁん……っう、あ、んん……っ」

細い体躯をかきだくように薬研の体に腕を絡みつかせ、引き寄せる。
そうすれば薬研は胸から顔をあげて、私が望んだとおりに唇を重ねてくれる。
啄むように口付けを繰り返し、入り込んできた舌に私の舌を絡めさせ、唾液を交換しながらその間に二つの乳首を摘みあげられる快感にぴくりと腰を跳ねさせる。
それだけで硬くそそり立った薬研のものが私の太ももにぐっと押し付けられて、期待に胸を膨らませた私は薬研の手を取り私の足の付け根へと導いた。

「薬研、ん……はむ……こっちも、ね?」
「ん……こらえ性のねえ大将だなあ?」

キスの合間にそうねだれば、ショーツの上からすりすりと指の腹の割れ目をなぞられる。
無毛のそこは布越しとはいえダイレクトに薬研の指の感触を伝えてくる。
かりかりと指先で秘豆を擦られればそれだけで腰が跳ねるくらいの快感だ。
薬研の寝巻き代わりの浴衣の袂に手を差し入れ、僅かに色づいた肌を撫で回しながら自ら足を広げ薬研の愛撫をもっと受け入れようとする。

「最初っから俺っちとするつもりだったのかい?」
「うん、そう、そうなの、んっんぁ、あ、ぁあっ」
「そりゃあ悪い大将だな?太刀の旦那方を誘惑するならともかく、短刀を俺をご所望とは」
「んんっ……だって、ぁ、薬研が、薬研だから、いいなって、ほしいなって、んぁあ、はぁっ」

完全に私の弱点だと解ったのだろう。ぐりぐりと親指で秘豆を押しつぶしながらじゅるっと唾液をたっぷりと出して乳首を啜る。
期待で既に潤んでいる蜜壷に薬研も気付いているだろうに、焦らすように下着越しに指を動かしている。
腰を揺らしてはやく、とねだってみても続けてくれなくて、薬研、と切なげに声を出せば薬研は見目にそぐわぬ色気を持ちながら舌なめずりをした。えろい。
するりとショーツを脱がされる。贅を凝らした布地も、本能から湧き上がる欲望の前では無意味だ。

「はは、どろどろじゃないか」

ぎらぎらと欲を隠しもしない藤色の瞳。足首をつかまれ、はしたなく大きく広げられ、露になった秘部を舐めるようにじっくりと見られる。
立ったそれだけで羞恥心が私の秘部をひくつかせ、子宮が期待するようにきゅんと疼き、溢れた愛液がとろり肌の上を這う。
そして子供特有の柔らかな舌が、ひくつく秘部にむしゃぶりついた瞬間私の腰はびくんと跳ねた。

「ぁあんっ、あ、ぁあっ……ひぅっあ、あ、ぁあ……っん、んあ、あ、ぁ……ひあっ!」

じゅる、とあふれ出ていた愛液を啜られる。舌が割れ目をこじ開け、蜜壷の中にねじ込まれる。
入り口部分を舌でかき混ぜられる、そして満足するまで愛液を啜ったかと思うと今度は秘豆を舌でこねくり始めて、敏感な私の体が耐えられる筈もない。
私の刀になったのだ。さぞ愛液は美味に感じるだろうなと思いながら、舌で押しつぶされ弾かれる快感に体を跳ねさせる。
反射的に逃げ出そうとしても腰をしっかりと掴まれているせいでそれも叶わなくて、段々と痙攣を始める私に絶頂が近いことを悟ったのだろう。
薬研の頭に手を添えながら私は体を丸め競りあがってくる絶頂感に一瞬だけ息を詰めた。

「ぁ……イく、っ……んんんぅうっ!!」

止めをさすようにじゅううぅと音を立てて強く吸われた瞬間、びくんっと体が跳ねた。
快感が弾けたことを悟った薬研はようやく唇を離したかと思うと、じれたように手袋を外してぐちゃりと音を立てながら私の蜜壷に二本の指を突っ込んでくる。
容赦なく突き立てられた細い指は節くれだっていて、一度絶頂した身体はそれを喜んで咥え、きゅぅきゅうと締め付けて根元まで飲み込む。

「ぁ……あ、ゆびっ、あ、ん……んんっ」
「はは、ぐちゃぐちゃだな。俺の指をこんな奥まで咥え込んで離そうとしない。やらしい穴だ」

くぽくぽと空気を含んだ水音を立てながら指が何度も出入りする。ざらついた肉壷の感触を楽しむかのように中で指が躍る。
開発されきった中は薬研の指をしゃぶり、奥へ奥へといざなおうとする。
いいところを何度も何度も指先で押し上げながら、薬研は私の蜜壷を堪能する。

「あ、やげ、あ、んっぁ、ああっあ、ぁあ……っ、もう、もう、入れて、ぇ」
「ん?もういいのか?」
「うん、うん……っ、いれて、はやく、ぁ、はやくぅ」

抜かれて行く指に名残惜しげに吸い付く蜜壷を感じながらも、もっと太くて大きいものが欲しいとねだる。
足を広げ、早くぶち込んでくれと言えば薬研は着物の前を乱して既に痛いくらいに張り詰めているそれを取り出し、割れ目に何度も擦り付けた。
にちゅ、ぬちゅ、と粘着質な水音が耳を犯し、待ちきれない私はそれに合わせて腰を振ってしまう。

「それじゃ、いーっぱい食べてくれよ、たぁいしょ」

甘ったるい、それこそ蜂蜜みたいな声で囁くと、私の腰を掴みずん、と一気に挿入した。
指とは比べ物にならない質量と熱量に、私の背中が思い切りのけぞる。
お互いの腰と腰をぴたりとくっつけて、ぐりぐりと奥を抉られればそれだけでイきそうになってしまう。

「ひあ……はっ、あ……あっ、ぁあ……あ、あん…んっ、あ、ぁ、ぁああっ!」

ぐぐ、とゆっくりと抜けて行く。惜しむようにきゅうぅと締め付ければ、ごりっと音がしそうなほど奥を突き破らんばかりに挿入される。
それを何度か繰り返したかと思うと、容赦ないピストン運動が私に襲い掛かってきた。

薬研の身体は子供だ。だから成熟した男性器のように私の子宮を突き破らんばかりの長さもないし、苦しいくらいの太さもない。
けれどカリ首は的確に私のGスポットを擦りあげ、先端はちゅっちゅっと子宮口にキスをしているのがわかる。
つまり、少女の姿をとっている私の蜜つぼとジャストフィットのサイズというわけだ。

「あっぁあっあ、あっあああっあ、んっんあっあ、ぁああっ!」

何度かの抽送の後、色っぽい吐息を漏らした薬研は私の腰から手を離したかと思うと、膝裏に手を入れてぐっと布団へと押し付ける。
私の肩につくくらい足を広げさせられて少し息苦しかったが、今この場ではそれすら快感を助長するものでしかない。
私を逃げられないようにした薬研は更に激しさを増し、体重をかけて私の中にその硬く立ち上がったものを叩き込む。
じゅぶっぐじゅっと濡れた音を立てながら子宮口をこんこんとノックされるのが気持ちよくて堪らなかった。

「うあっあ、あっあっぁあっあ、イっあ、あ、あんっ!あっあ、ぁあーっ!あっぁああ、ぁっあ、あーぁあっ!」

喉から迸る嬌声は留まることを知らず、揺さぶられるがままになりながら私は薬研に手を伸ばす。
そしてその柔らかな髪に指を通し、小さな頭を抱き寄せて胸に収めれば痛いくらいに乳首を噛まれて中のモノを締め付けてしまう。
ピストン運動をするたびにどちらのものか解らぬ液体を撒き散らし、布団を濡らしながら獣のようにお互いの肉を貪りあう。

「あっぁあーっ!あっ、あっああっあ、イくっあ、イくっ、イっちゃうっあ、ぁんっあ、あ、ぁあっ、あ、ぁああああーっ!!」
「あ……無理だ、出る……っ、中に、全部、出す、からな……はぁ、っ!」

ぎゅううぅと、薬研のものを搾り取りながら私はまた絶頂すれば、耐え切れなかったらしい薬研もまた腰をぴったりとくっつけてびゅうびゅうと射精していた。
熱いものが中を満たして行く感覚。刀剣男士だからかはたまた若いからか、解らないがそれは通常の少年が出すものよりも多い。
きっちり先端が子宮口とキスをしているあたり此方を孕ませる気満々なのだろう。子宮の中に吐き出される精液を子宮が喜んで飲み干していく。

「んあ……あ、あつぅい…ん、せいし、きもちいぃ……っ」

中出しされる気持ちよさに酔いしれていると、薬研が一度息を吐いた後私の左足を抱え右足をまたぐ。所謂松葉崩しの体勢をとられる。
そしてずるる、と引き抜いたかと思うと、ばちゅん、と音を立てて勢いよく奥を突き上げた。

「んあぁあっ!?あ、ぁあっああ、いま、だしたっ、ばっかぁあっ!あっぁああっあっ、あっんっんあっ、あっぁんっ、あっ、あああぁっ!」
「一回出しただけで終わるわけないだろ?俺は刀剣男士なんだぜ?普通の男と同じと思ってもらっちゃ困る、なっ!」

肌と肌がぶつかりパンパンと音を立てている。先程よりも更に奥へと薬研のものをくわえ込み、敏感になった密壷を擦りあげられる快感に酔いしれる。
瞼の裏でちかちかと火花が散り、過ぎた快感に身を捩じらせて喉を震わせる。足に口付けられ、震える私に薬研が笑う。

「あっああっあ、そこっばっか、ぁっあ、あぁあっあっ、んっんあっあ、ぁあっあ、あんっ、あっ、あぁんっ!」
「ここが気持ちいいのか?それなら、大将の刀剣男士としてめいっぱい突いてやらないとな、っそら!」

ごりっぐりっと子宮口に先端がはめ込みそうなほど腰を押し付けられて、気持ちよさに私は身悶える。
先ほどたっぷりと精液を飲んだばかりだと言うのにまだ足りないのか子宮はもっとくれと言う様に先端に吸い付いた。
痺れるような快感が背骨を駆け上がり、私の頭の中を真っ白に染め上げていく。

「あんっ、あぁっあ……だしてぇっ、中っ、せいしっ、だしてっ、いっぱい、びゅぅって、して、あっ、イくっあ、あん、ん、んぁあああぁあっ!」

先程よりも早い絶頂。そして射精も早かった。くぱりと開いた子宮口に直接熱い精子をかけられた私が耐えられる筈もなく、イったばかりの体には暴虐的な熱に布団の上で暴れまわる。
しかし私を逃す気はないのか、薬研は私の体を抱き寄せるとごろりと仰向けに寝転がり、私を上に乗せて騎乗位の体勢でびゅうびゅうと精子を吐き出していく。
しっかりと先端を子宮口にはめ込み、直接注がれた精子に私は荒い呼吸を繰り返しながら震えるしかない。

そして下から突き上げられる。私も合わせて腰を振れば快感は二倍だ。びゅうぅと出された精子にまたふるりと震える。
三度目の射精のあとにくぽっと音を立ててようやく抜けたが、薬研は少々乱暴に私を四つんばいにさせたかと思うと、背後からごつんと音がしそうなほどの勢いで穿たれた。
胸がひしゃげそうなほど強く揉まれ、うなじに*みつかれ、肩甲骨の辺りに何度も吸い付かれながら奥を突かれる快感。汗に濡れた肌がぶつかる度に熱量がはじけそうだった。
びゅうびゅうと出された精子はやっぱり子宮口に直接注がれていて、出している最中に背後から耳元で色っぽいと息が聞こえてきてそれだけでまた欲情しそうだった。
下腹部がぽっこりと膨れてしまいそうなほど連続の中出し。私の子宮は既に薬研の精子でいっぱいだった。

「あーっ、あっぁああーっあ、あ゛ぁああっあっ、あんっあんっあぁっあ、うあっああぁっ!」

いくら私の唾液で発情しているかといっても、流石にこの発情具合はおかしい。やはり普通の人間ではなく、刀剣男士だからだろうか?
快感に浸かりきって馬鹿になった頭で考えるが、ぐぽりと音を立てて抜かれた薬研のものにその考えもすぐに霧散する。
いやだ、やめないで、もっとして。がくがくと震える身体はとっくに限界を迎えているにも関わらず本能で薬研のものを求めてしまう。

ぼたぼたと精液が蜜壷から零れ落ち、勿体無いと思っていたらまたごろりと布団の上に寝かされた。
そして足を大きく開かされる。まるで蛙のようだと思っていたら、そこにまたずぶりと薬研のものが突き刺さる。
足を大きく開いているせいでGスポットをまたごりごりと強くえぐられるのが堪らない。

「あ、ああ……あっぁ、ぁあっあんっあぁ、あ……っ!」
「あー……大将ん中、あつくて、からみついて、とまらねえ……だめだ、これ……また、出すっ!」

ばちゅん、ぶちゅん、じゅぶっ、ぐちゅっ。
粘着質な水音を響かせながら私の蜜壷を蹂躙する。うん、いいよ、好きにして。そう言う前に薬研はまた中にびゅうびゅうと精液を出す。
精子を吐き出す時間が狭まってきた。薬研もまた出しすぎて辛いのかもしれないと思うが、それでも私もとまれそうにない。

「はっ、あ……たまんねぇ……くそっ、孕めっ!」
「んあっ!あっぁああっあっ、ふああっ、あっ、あんっ!あんっ!」

ぐちゅり、じゅぶり。ぐぽぽ、ぬぷ、ぐぷん。突然ゆっくりになったストロークに、私の喘ぎ声も合わせて遅くなる。
動きが遅くなったからって快感がなくなるわけではない。むしろずるる、と抜かれるその一挙一動に私の肉体は敏感に反応してしまう。
奥まで入り込んできたものが子宮口を擦りあげて先端をはめ込むその感覚まで、余すことなく今まで以上にはっきりと感じてしまうのだ。

「うあ、あ……あ、ぁああぁあっ!?あっ、いくっあっいくっんっまたっあ、あんっ、いくぅっ!」
「孕んじまえ、この……っ淫乱が!」
「ぁ……ああ……もう、子宮、いっぱい…ぁんっ」


嗜虐心前回の台詞に私の体が反応して、何度目か解らない射精を受け止める。射精する先端にちゅうちゅうと吸い付く子宮口。
もう入らない。溢れるくらいの精液に私の子宮は大満足だ。刀剣男士がココまで絶倫だとは思わなかった。
熱いものが中を侵し満たし、最後の一滴まで出し尽くした薬研がようやく人心地ついたのか、少し萎えたものをずるりと引き抜いた。
途端にどぷん、と精液があふれ出す。試しにだるい腕を動かして下腹部をぐっと押してみれば、またこぷりと精液があふれ出して布団を汚した。

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