鈴蘭は鶴丸に花を捧げる

「良い反応だ。犯しがいがある」

その言葉にぞくりとする。見下ろせば鶴丸は赤い舌を唇の端から覗かせ、舌なめずりをしている。
蜂蜜のようだった金色の瞳は興奮を表すかのように色を濃くし、肉食獣を思わせる強い視線で私を射抜いていた。
鶴丸はグローブを外すと、そのまま白い着物を乱暴な手つきで脱いでいく。
彼の白い決め細やかな肌が露になった、その細身の見た目に反ししっかりと筋肉のついた体はとても硬そうだ。

「ぁ、なんで……脱いで」

「ん?邪魔だったからなぁ。君に直接触れたい。何より、君の痴態で興奮した」

そう言ってぐっと太ももに押し付けられた、熱く硬いものの感触。その正体が解ってしまい、何度目か解らないが頬に熱が集まるのを感じた。
言葉も無く固まってしまった私に鶴丸は喉奥で笑うと、首につけていた金鎖からしゃらしゃらと微かな音を響かせながら再度私の上に覆いかぶさってくる。
そしてまたもや胸を舐め始めたかと思うと、足の間に入れられた指が愛液で満たされた中にゆっくりと入ってきた。

「んっ……ぁ、ゆびが、ぁ」

「きついな……なるべく力を抜くんだ。痛かったらちゃんと言えよ?」

可能な限り肌を密着させた状態で、ゆっくりと根元まで指を埋めていく。そしてぐるりと中をかき混ぜたかと思うと少しずつ少しずつ形を馴染ませるように指を動かし始めた。
見た目に反ししっかりと異物感を覚えさせる指だったが、痛みはほとんどない。それどころか親指でぐり、と秘芯を押し上げられ子犬のような嬌声を上げてしまう。
断続的に胸の突起を吸われながら熟れた中をかき混ぜられ、一度絶頂を迎えた後でありながら私は段々と呼吸を荒くしていった。
やがて指が二本に増やされ、胸から離れた唇が耳朶を甘噛みしながら粘着質な水音を耳元で響かせる。そうして決して私が痛みを感じないよう、鶴丸は可能な限りの優しさを持って私を抱こうとしていた。

「ふ、ぁ……鶴、んっ、もう、大丈夫、だから、ぁ」

「まぁ待て。後で痛い目を見るのは君なんだぞ」

じゅぶ、ぐちゅといやらしい水音を立てながら指が出し入れされる。またじわじわと体に快感が蓄積していくのがわかった。
一度絶頂を知ってしまった分余計にだ。中を擦りあげられるたびに違和感ではなく快感を感じるようにはなったものの、絶頂には程遠い。
もっと欲しいと無意識のうちに腰が揺れているのは、きっと鶴丸にはとっくにばれているのだろう。
なのにもっと強い快感が欲しいと、今のままでは生殺しだと、早く次に進んでくれと鶴丸に強請ってみても一向に先に進む気配が無い。
それどころかやけにじれったい動きで中で指を動かしていて、切なく疼く子宮にいっそのこと鶴丸を押し倒して跨ってしまいたい衝動に駆られる。

「だって、もう、やだぁ……もっと、気持ちいいの、ほし、ぃあっ!?」

「ああ、ようやく見つけた。君が気持ちいいのはここだな?」

「え?ぁ、や、なんで……っあ! ひっ、んンっ!」

鶴丸の指先がそこを掠めた瞬間、まるで電流でも浴びせられたかのように鮮烈な快感が背中を駆け上がった。
私でも知らなかった私の弱点を探り当てたことが嬉しいのだろう。鶴丸は指の動きを早め、私を押さえつけながらひたすらに同じところを攻め立て始める。
ぐちゅにちゅと粘着質な水音を部屋いっぱいに響かせながら、一番イイところを指の腹で押し上げもっと鳴けと言わんばかりに容赦なく指を動かし続けるのだ。
腹の奥底から響くような、秘芯を攻め立てられるときとはまた違った深く重くそしてゆっくりと積み重なっていく快感に私の体は何度も跳ねる。
鶴丸の攻め立てにしっとりと汗で濡れた身体はその度に快感から逃げ出すように身悶えるが、鶴丸がのしかかっているせいで寝返り一つ打てやしない。
しかも指だけじゃなく胸の突起まで舐めしゃぶられてしまえば最早喘ぐことしかできない。
しかし秘芯に与えられたものとはまた一風違う快感にこれだけでは絶頂を得ることができないであろうことを本能で悟り、私は鶴丸の頭を抱え込みながら背中を丸めひたすらにぐずつく快感に耐え続けた。
きっと私の淫紋は今、それはもう見事に赤くなっているのだろう。

「はっぁん、んっんぁ、あ、ぁあ……っ、ぁ、ぅあ、あ、ぁーっ、あぁーっ!」

「初物とは思えない乱れっぷりだなぁ。なぁ君、知っているかい?おなごという生きものはな、誰でも最初からここで悦びを得ることはできない。
子供を産んでから子宮口が柔らかくなることで快感を覚えることはあれど、最初から男の逸物を咥えて気をやることなどできやしないのさ。
そのためにはココに何かを咥えるのは気持ちの良いことなのだと、自分の手であれ他人の手であれ教え込む必要がある。
だからいくら俺が君の気持ちの良いところを抑えたところで、きっと法悦に至るほどの快感には至らないのさ。俺の言っている意味は解るか?」

ひふぅはふぅと呼吸を乱しながら、まるで別世界にいるかのように涼しい顔をした鶴丸の説明にこくんと頷いた。
つまり鶴丸の指や逸物を入れられても、私は気持ちよくなれないということだ。否、気持ちよくはなれたとしても、満足はできない。
エクスタシーに至ることはできないのだと鶴丸は言いたいのだろう。快感に浸った頭で、何とかそれだけを理解する。

「よしよし、ちゃんと聞いてるな。
他の客はどうか知らないが、俺はな、どうせ気持ちよくなるならば君にも思い切り乱れて欲しいし、君が俺のもので正気を失い、獣のように声を上げながら快感にむせび泣くところを見てみたい。
君の肢体が伸び、俺の下でいやらしく全身をくねらせながら身悶える君を組み伏し、その奥の奥まで穿って快感を貪りたい。
どうせなら君が声を掠れさせるほどに嬌声を上げきった後、震える体でもう嫌だと許しを請う姿を見ることができたら最高だ。
初物だからそれは無理だろうと諦めていたんだが……頭の良い馬鹿のお陰でそれが叶いそうで、実のところ俺は結構喜んでいたりするんだ。

まぁそういうわけだから……今からちょいと辛いだろうが、ココで得る快楽をじっくりと憶えて、頭の天辺から爪の先まで蕩けてくれ」

そう言って楽しそうに口角を上げた鶴丸から、流れ込んでくる神気。
途端子宮の真上に描かれている淫紋が熱を孕み、得もいえぬ快感が全身に襲い掛かってきた。
先程までとっくりと体を溶かしていた快感と混ざり合い、届かなかった絶頂へと私を押し上げようとしている。
彼が言いたかったのはこれのことかと、理性が飛ばされかけている頭で考える。
鶴丸は一晩で教え込むつもりなのだ。この蜜壷で快感を得る術を、女が獣に堕ちる暴力的な快感を。
本来ならばじっくりと時間をかけて教え込むところを、淫紋を利用して短時間で仕立て上げるつもりなのだろう。
そして物事というのは正攻法で行かない限り何かしらの代償を支払わなければならないものであり、どうやら今回は私の体への負荷という形で払うことになるらしい。

じぐじぐと快感に咽び泣く蜜壷が、快感に変換された神気に押しあげられて絶頂を得ようと収縮を始める。
本来ならば決して至ることはできない果てを得ようと、ばらばらに動き続ける鶴丸の指を食い締める。
秘芯で得るのとはまた違う快感は私に浅い呼吸を強い、酸欠に陥った脳味噌が待ち望んでいた絶頂を得るために思考回路を放棄して本能をさらけ出す。

「んぁ、あ、うそ……はっはぁっ、っん、ぁ、くるっぁ、あ……また、きちゃ、ぁ……っんぁああぁ!!」

あまり間をおかずに絶頂を得ることに、快感と同時に息苦しさを覚える。
一生懸命息をしようとするもののぐずつく中を指で擦りあげられまた神気を流し込まれればそれすらも無駄な努力と成り果てる。
本来ならば得るはずの無かった絶頂の味に、蜜壷がひくんとひくついては鶴丸の指に吸い付いている。
これでは足りないとねだっている様ではないかとぼんやりと思うが、僅かに戻ってきた正常な思考回路も休む間もなく与えられる暴虐的な快感にすぐに押し流されてしまう。
下腹部、淫紋のある辺りをもう片方の手で何度もぐっぐっと押されながら、ココで快感を得るのだと叩き込まれる。
頭がぐちゃぐちゃになり体が熱く融けてしまいそうなのに、鶴丸は中を擦ることも子宮を押すことも神気を流し込むこともやめてくれない。
神様は私達が快感で身悶える姿を喜ぶということを、私は身をもって知らされたのだ。

「ぁっはぁあっ、あ、あぁ! んあーっ、ぁ、ぁあ!あーっ、ぁ、だめ、ぃあっ、ぁああーっ!!」

「ははっ、壊れてくれるなよ。まだ準備段階なんだからな!」

とめどなく流れる涙と飲み下すことを忘れてしまった涎のせいで私の顔はきっと見るも無残な状態になっているに違いない。
にもかかわらず頬を紅潮させとても楽しそうな声で私を見下ろす鶴丸が言う。
もっとも、私の脳味噌はそれを理解できる思考回路をとっくに放棄していたので、何を言っているかなど解りもしなかったのだけれど。
鞭に打たれたかのように体を跳ねさせ、瞼の裏で星がちかちかと瞬くのを眺めながら頭を真白に染め上げる快感から逃げ出そうともがく。
勿論鶴丸がそれを許す筈がなく、彼はぐちゃぐちゃと卑猥な水音を響かせながら中をかき混ぜ神気を流し込んでそれを絶頂に足る快感なのだと私の体に覚えこませることに夢中だ。
喜んで良いのか解らないが、筋がいいらしい私の身体は鶴丸の指をしっかりと締め付けながら快感を貪り、私の意志とは裏腹にその調教を悦んで受け入れていた。

びくん、と私の体がまた跳ねる。続けざまに与えられる快感に息が止まり、犬のように舌を突き出しながら必死に呼吸をする。
それから何度絶頂を与えられたのか、正直なところ覚えていない。数を数えられるだけの頭などとうになくなっていた。
そしてもう嫌だよして止めてと咽び泣く私に、鶴丸はどこか恍惚とした顔で容赦なく神気を流し込む。
しかし今までとは違い、どれだけ神気が流し込まれても中をひたすらにかき混ぜていた指がぴたりと動きを止めてしまった。
快感が押し寄せるのに絶頂を得られない。どれだけ苦しくても止めて欲しくても、絶頂という解放が無いことはそれ以上にきつかった。
私の汗と愛液でびちゃびちゃになってしまっている布団の上で、指を動かしてくれとねだるように腰を動かし涙に濡れる瞳で鶴丸を見上げる。
しかしにちゅりと音を立てながら鶴丸は指を引き抜いてしまい、切ない声を上げながら私は重い手を動かした。

「ぁ、やらぁ……ぁ、イきた、ぃ、ちゅる、つるま、るぅ」

「さっきまではもうイきたくないって泣いてたじゃないか」

「らって、も、くるしかった、からぁ……でも、こんなの、やだ、またくるしい、くるしいのもうやぁ」

鶴丸に手を伸ばしながら舌足らずにもう苦しいのは嫌だと泣く私の頭を撫でた後、そうかそうかと笑った鶴丸はぐいと太ももに熱いものを押し付ける。
私を躾ける間ずっとずっと我慢していた鶴丸のそれは熱く硬くそそり立っていて、その楔で熟れきった秘部をなぞられればそれだけでびくんと反応する私の体のなんと浅ましいことか。
全てがどろどろに溶かされているせいでそれが何か正しく認識していないにも関わらず、神気によって昂ぶらされたままの身体を解放してくれるものだということだけは本能で理解した。
羞恥心も何も無い私が自ら足を広げて解放を願うのは当然のことだろう。自分の太ももを抱え、早く挿れてくれと、慰めてくれと鶴丸にねだる。
鶴丸は完全にできあがっている私にいとおしそうにキスを一つ落とし、太ももを押さえつけながらぐずぐずに熟れたそこに自分のものをゆっくりと静め始める。
指とは比べ物にならない熱と質量に私は自然と息がか細くなっていったが、息苦しさよりも中を満たしていく鶴丸のものに対する満足感の方を強く感じていた。
十分すぎるほどにほぐされていたせいで痛みはない。それどころか指で中をかき混ぜられるよりも大きな快感を覚え、絶頂寸前で止められていた身体は入ってきたものを離すまいときゅうきゅうと締め付ける。
奥へ奥へと誘い込むように蠢く蜜壷はすっかり鶴丸の思惑通りに調教されていて、ぞくぞくと背中を駆け上がる快感に私もまた恍惚とした表情を浮かべていた。

「ぁ……ふあ、ぁー……なか、いっぱい……つるまる、あつぃい」

「あー締まる……きみの中も十分熱いと思うがなぁ……どうだ、痛くないか」

ゆっくりと時間をかけて全て埋め込んだ鶴丸は茂みが触れ合う程に体を密着させ、そのまま私にキスの雨を降らせる。
鶴丸もまた少しばかり息を詰めていたところを見ると、彼もまた私の蜜壷に快感を覚えてくれたのだろう。
それが嬉しくて鶴丸の首へと腕を伸ばし、舌を伸ばしてキスをねだる。意図を悟った鶴丸が舌を絡め、酸素を奪おうとするかのように荒々しく唇を貪られる。
キスをしている間に膝裏に手をかけた鶴丸は私の膝を肩へと押し付け体を小さく畳ませると、私が大きく呼吸をしたところを見計らいわざと小さく腰を揺らした。
それだけでとろとろに融けた中は十分すぎるほどに快感を拾い上げ、快感の端を掴みキスをする余裕のなくなった私は息も絶え絶えに鶴丸にねだる。

「んぁんっ、ぁ、やぁー、うごいて、なか、こしゅってぇ、きもち、い、ぁああっ!」

「ねだるのがうまいなぁ、いっぱいいっぱい突いてやるからな」

「んっんぁ、ぁあーっ!あっぁあっあ、ひぁっあっ、あぁあーっ、あっ、あーっ!!」

そして私のおねだりを受領した鶴丸は、最早遠慮も不要と悟ったのだろう、言葉通り遠慮なく私の中を擦り上げ、がつがつと奥を突き上げ始める。
圧倒的な熱量が私の中を出たり入ったりしている。たったそれだけなのに私の快感はピークに達し、昂ぶっていた身体は待ち望んでいた絶頂を得るためにびくびくと痙攣を始める。
何より子宮を押しつぶさんばかりに突き上げられるのが大層気持ちよくて、頭の中がスパークを起こしているような錯覚を起こしながら、あっけなく私は絶頂へと達してしまった。
鶴丸のものを決して離さないと言わんばかりにきつく締め付け、精を搾り取ろうとする。鶴丸もずっと我慢していたせいもあってか、たったそれだけで一番奥に白い欲望を吐き出してしまう。
隙間を埋めるようにして中に吐き出された精に私は恍惚とし、子宮は待ち望んでいた精を与えられ喜んで貪った。

「んぁ……ぁ、あ……ひぅ、あ、出て、る……っ」

「あーくそ、最近ご無沙汰だったからなぁ……いつもはこんな早くないんだぞ?まぁご無沙汰だった分、回数はこなせるからそれでトントンということにしておいてくれ」

「んぅ?ぁんっ!あっぁあ、あぁーっ!いま、でたばっか、ぁ、ぁああーっ!」

「まさか一回で終わると思ったのか?それは浅慮が過ぎるな、刀剣男士相手に一回で済む筈が無いだろう!」

鶴丸が言っている意味が解らないまま、再度始まった律動に私は喉を晒し身悶える。
太ももから手を離した鶴丸は私の足首を掴むと大きく足を広げさせ、腹側を強く押し上げるようにして挿入を繰り返す。
そうすることでカリが中を擦り上げる快感をより強く感じることになり、鶴丸に揺さぶられ過ぎた快感に喘ぐだけの獣へとまた堕ちてしまう。
結合部から響く卑猥な水音に耳すら犯されながら、一度絶頂を得たことで落ち着いた身体はまたもや絶頂を求める浅ましい女へと成り果てたのだ。
ひんひん喘ぎながらもっと欲しいと願い同時に許してくれと解放を請う私はさぞこっけいに違いない。

「ぁ、あ゛ぁあーっ!!あっぁあ、っ、〜〜っく、んぁあぁあ!!」

私の喉から漏れるそれは、最早嬌声というよりは絶叫と言った方が正しいかもしれない。
時折息が詰まるためにその時体が絶頂したのだと悟る、が細かくイきすぎているせいでどこからが絶頂でどこまで絶頂なのか解らない私にはたいした違いが感じられない。
気持ちのいいという荒波に揉まれすぎて果てがわからなくなってしまっているのだ。これが神気による短期調教の代償ということなのだろう。
呂律の回らない舌で必死に頭が馬鹿になってしまうと訴えても、鶴丸は止めてくれない。ずんずんと奥を突き上げ、馬鹿になるといいなんて綺麗に笑っている。
そのこめかみを伝う汗だけが、私との情事を思わせる僅かな証だ。私なんて全身色んな液体に塗れているというのに。

「ふぅうっ!!あっうぁあ、あ、あ゛あぁああーっ、あっう、イぐっ、まらっああ、ぁ、イっちゃ、〜〜〜っ!!!」

足首が解放されたかと思うと今度は腰を捕まれ、乱暴に打ち付けられる。
そして鶴丸の色っぽい吐息と共に一番奥に精を吐き出され、最早声すら上げられないまま私は喜んで精を飲み込む子宮の歓喜を感じていた。
精を吐き出した鶴丸がずるんと自らの楔を引き抜いたことでようやく終わるのかと思ったが、脇に手を入れられうつ伏せにさせられ、腰を高く突き出す体勢をとらされてそれもまた夢だと知る。
助けを求めるように伸ばした手で何とか枕を掴み、それを抱き込んだところで背後からずんと鶴丸のものを突き立てられた。

「おいおい、俺の相手もしてくれよ。妬けるじゃないか」

「うあ……あ、ぁ、ひぁうっ!あっあ゛ぁあっ、あ、もっ、ゆるし、あっ、ぁあっん、あっ、ひあっ!!」

どこかふざけた口調でぐりぐりと奥を抉った後、もう何度目かわからない律動が再開された。
先程とは違うところを突き上げられるが、気持ちがいいことには変わりが無い。
敏感になりすぎた身体は太ももを伝うどちらのものか解らない体液にすら反応し、背後からのしかかられながら胸の突起を痛いくらいに摘み上げられても、それすら快感に変換される。
ぷちゅんぱちゅんと空気を含んだ水音が、濡れた肌と肌がぶつかる音が、私の助けを求める浅ましい嬌声が、鶴丸の色を含んだ吐息が、むせ返るほどの性の香りに満ちた部屋に満たされる。
こみ上げてくる絶頂感に、逃げ場は無いと知っていても逃げ出そうともがいてしまう。

「あっ、ア、んあ゛ぁああっ!!あっ、まらっ、くりゅっあっ、きちゃぁあ、あ゛、ゆるし、てぇっ、あぁあっ、あ、つるっあ、んっ、ぁ、うあああぁっ!!」

夜はまだ、明けそうにない。

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