へし切長谷部は主を冒したい

「んぁあああっ!!」

肌と肌がぶつかった。
長谷部は先程までの動きが嘘のように激しく腰を打ち付けてくる。
中を擦りあげられ乱暴に突き上げられて、待ち望んでいた筈の快感に喉から嬌声がほとばしる。
今まで散々焦らされた反動だろう。通常よりも過剰な快感が波のように私の身体の中で荒れ狂った。

「ひあっ、あっああ、あ、ぁあっ、あぁああっ!!」

獣のように腰を打ちつける彼から反射的に逃げようと腰を引きそうになるが、骨ばった彼の指先はがっしりと私を捕まえていて離そうとしない。
熱を持った楔が無遠慮に中をかき回し、荒々しく奥を突き上げる度に電流のような快感が背中を駆け上がって私の思考を真白に染める。
平時ならば中を擦られるだけではこんなに感じることは無いのにこんなに乱れてしまうのは、やはり先程まで焦らされていたお陰だろう。
子宮口を押し上げられ、腰が大きく跳ねる。

「ああっ、あるじ、あるじ……っ」

「あーっ、ぁ、ぁあっ、ああぁっ、ん、んぁーっ、はげし、あ、いぁあっ!!」

だらしなく開かれた口からひっきりなしに嬌声が漏れ、全身からぶわりと汗があふれ出す。
唾液で唇を濡らしながらついに自重に耐え切れなくなった腕が力をなくし、上半身がくずおれた。
腰だけを高くつき上げる形になったものの長谷部は絶え間なく中を突き上げ続け、全身を強張らせながら四肢を支配する快感に涙を零す。
時折ひゅぅっと音を立てながら必死に呼吸を繰り返す。テンポを速めたまま戻らない鼓動のせいで思考もままならない。
容量を超えた過剰な快感に彼のものをきつく締め付けるものの、長谷部は止まらない。

「うあっぁああっ、ぁっ、んっあ、あっ、はせっ、あ、ぁああっ、あ、ぁああんっ!!」

長谷部に揺さぶられるたびに胸の突起が布団に擦れる。過敏になった身体はそれだけでも快感の端を掴んでいる。
結合部から溢れた愛液が内腿を伝い、背後からのしかかってきた長谷部の腕が伸ばされ私に絡みつく。
ぐにゃりぐにゃりと餅でも捏ねているかのように乱暴に胸を揉まれ、痛いくらいに胸の突起を摘まれるがそれすら気持ちいいと感じてしまう。
また下腹部を、淫紋の上からぐっと子宮を押し上げられれば、また甘い電流のような快感が全身へと伝播した。
背後から私の耳元でひたすらにあるじという言葉を繰り返す長谷部の呼気もまた荒くなってきていて、彼もまた限界が近いのだと知る。

「あっあっあぁっ、はっんっぁ、ぁあっ、あ、ぁあ、あ、ぁあっ、ぁ、い……っぁ、ああぁ……っ」

それから何度も腰を打ち付けていた彼が小さくうめき声を上げ、一番奥で動きを止めた。
中に熱いものが吐き出され満たされていく感覚に、私もまた切ない声を上げる。
子宮口から直接注ぐように勢いよく吐き出される子種に私の子宮もまた喜んでいた。

「……はぁっ、く……これでは、果てることができませんか……っ」

「ぁんっ、ぁ……ぐりぐり、やらぁ……っ」

「まだ中では気をやれないのですね……なら」

呼気を荒くしながら、長谷部は笑った。そして淫紋をなぞり、神気を注ぐ。
途端湧き出してくる快感に私が大きく身体を跳ねさせると、長谷部は私の上半身を抱えて無理矢理起き上がらせる。

「ひっん、ぁ、だめ、あ……ぁあっ!」

「好きにしていいと言ったのは貴方です……っ」

背後位で脇を抱えて起き上がらされた私は、腰を長谷部へと突き出し胸を張る体勢をとらされた。
限界まで入っていたと思ったのに、更に深く彼のものをくわえ込む形になり小さく震えながら羞恥心に悶える。
そうしているうちに私の脇を抱えていた長谷部の腕がまた移動を初め、片方は胸を鷲掴み、片方は淫紋をなぞって神気を注ぎながら私の身体を抱えている。
普通の男性ならばこんな体勢で女性の身体を抱えるのは苦しいだろうに、流石は刀剣男士というべきなのだろうか。

「いっあ、ぁ、ぁあっあ、あぁっ、はっあ!ぁっぁあ!あぁっあ、ぁああっ!!」

良い所を強く擦り上げ、奥を深く突き上げる体位だった。
汗に塗れた背中に長谷部が何度も口付けているのを感じながら、神気を注がれた身体を貫かれる。
つい先程出したばかりだというのに何故こんなにも元気なのだろう。

「うぁあっ、ぁ、ぁあーっ、あっああーっ!んっんぁ、あ、ぁああーっ!!」

はしたない声を上げながら、長谷部に揺さぶられるがままになる。
全身を支配する甘い電流は更に激しさを増し、涙で潤む視界の中神気により無理矢理押し上げられた快感が絶頂の端を掴み始める。
腰が砕けそうになりながら背中を限界まで逸らし、彼のものを深く深くくわえ込みながらいやらしく体をくねらせ近づいてくる限界に息を詰める。
酸欠になった脳味噌が気持ちいいことしか考えられなくなり、はじける寸前まで昂ぶった身体は無意識のうちに長谷部の動きにあわせて腰を降り始める。

「あ、ぁあっあ、あ、ぁあーっ!あっ、イくっ、あ、きちゃ、ぁあっあ、ぁ、あ――――んぁああぁああっ!!」

散々ほぐされた身体はようやく得ることができた絶頂に悦び大きく跳ね、搾り取るようにして長谷部のものをきつく締め付けた。
出したばかりだというのにその締め付けに耐え切れなかったのか、長谷部もまた小さくうめき声を上げながら二度目の欲望を吐き出す。
熱いものが中を満たしていく感覚に絶頂を迎えたばかりの体はそれだけでも腰を小さく揺らし、肩で息をしながら力の抜けた体を長谷部に預ける。

「締め付けすぎです……っ、そんなに、子種が欲しかったのですか?」

「ぁんっ、あ、いま、だめぇ、イった、からぁ……っ」

「だめです。答えてください。中に出されるのがそんなに気持ちいいので?」

ぐちゅりと音を立てて長谷部が奥をえぐる。後ろから伸ばされた手が秘芯を摘み上げ、未だ余韻の残る私の体は大きく跳ねた。
絶頂を迎えたばかりの体はどこを触られても快感にしかならないだろう。
もう片方の手で胸の突起を摘み転がされれば未だに萎えず中に納まっている長谷部のものを嫌でも締め付けてしまう。
長谷部のものを奥まで咥え込んだまま秘芯と胸の突起を弄られるのが気持ちよくて、蕩けた頭は理性というフィルターをかけることなく長谷部の問いかけに答える。

「んっあ、ぁ、すきぃ、なか、だされるの、きもち、ぃっうんっ!!」

「そうですか」

実際、中を満たしていく子種の感覚は気持ちよかった。子宮が悦ぶのが解るのだ。
長谷部は素直に答えた私のうなじに噛み付くと、少しだけ体勢を変えた。長谷部に抱えられるのではなく、長谷部の上に乗る形になる。
そうして私のバランスをとったかと思うと、長谷部に背を向けた状態で座るような、騎乗位に似た体位を取らされる。
自分で動けということだろうか。快楽物質で犯された脳味噌でそんなことを考えるが、すぐに長谷部が私の腰を掴んで突き上げてきたため、思考は掻き消え喉が震える。

「ほらっ、あるじもっ動いて下さいっ」

きもちいいこと、すきなのでしょう?
どこか嘲るように笑いながら言った長谷部は上側を強く擦り上げながら、どろどろに溶けた蜜壷を貫き未だ熱い楔を中に叩き付けた。
抵抗する気も起きず、また逃げることもできないと悟っていた私はその動きに合わせ、言われたとおり自分でも腰を動かし始める。
自重も加わり、奥を突き破らんばかりに突き上げられるのが眩暈がするほど気持ちよかった。

「はっぁ、ぁあーっ!あっああっ、あ、はひっ、あ――ぁ、ぁあっ!あっんっんあ、あ、ぁあーっ!そこ、ぁ、ぁああーっ!!」

下がりきった子宮を押し上げられ、良い所を強く擦り上げられる快感に酔いしれながら、理性を放棄して只管にあえぐ。
肌と肌がぶつかる音、結合部から響く卑猥な水音、私の悲鳴にも似た嬌声と長谷部の荒い息遣い。
性の匂いが充満する部屋でそんな合奏を奏でながら、本能のままに長谷部のものを咥え込んで離さない。
お互いの境目が解らなくなりそうなほど熱く蕩け、肌に張り付く髪を払うこともせずにひたすらに快感を貪りあう。

「うあ、ぁあーっ、あっ、いっあああぁーっ!あっああ、ぁ、あ、んぁ、あ、はしぇ、べ、ぁっぁああーっ!」

「ああ、あるじ、あるじっ」

うわ言のように長谷部があるじという言葉を繰り返し始め、彼もまた絶頂が近いことを悟る。
また、なかにだして。そう強請る代わりに私も大きく腰を打ちつければ、そのお返しというように彼から神気を注ぎ込まれる。
こみ上げてくる絶頂感に内腿が痙攣を始め、浅い呼吸を繰り返し、ぐちゃぐちゃになった結合部を獣のようにぶつけ合う。

「あ、まらっ、あっぁあっ、ぁ、ああーっ、あ、くるっ、んっんんぅっ、ぁ、ぁあ、んぁああ゛ぁああっ!!」

腰を捕まれ限界まで長谷部のものを咥えこんだ状態で果てた私に誘発され、長谷部もまた子宮口に直接子種を叩き込んでいく。
弾けた欲望に息を止めていた私はぶるりと体を震わせ、続けて弛緩させた身体を倒そうとしたものの彼がそれを許さない。
奥の奥で一滴残らず欲望を吐き出し続け、中を満たしたところでようやく私の腰を離してくれる。
私が倒れこんだところで長谷部がずるりと自らを抜き、埋められていたものがなくなった蜜壷から中に出されたものがとろとろと零れだす。
長谷部は私の腕を掴んで布団の上に仰向けに寝かせると、額から汗を滴らせながら首筋に顔を埋め、胸を鷲掴みにし太ももを抱え足を広げさせる。

「はっ……少し、休みましょうか。でもその後にまた、付き合ってくださいね」

「んっ、ぁ……あ、ぅあっ」

秘芯を擦り上げられ、体が跳ねる。
嗜虐心に満ち歯をむき出しにして笑いながら、長谷部が私を見下ろしている。
つまり長谷部は休むが、私は休ませてもらえないということか。

夜が更けても終わりそうのない饗宴に、私は嬌声をあげることしかできなかった。

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