07.心からの嘔吐




マリオとルイージが作ってくれたご飯のおかげでお腹が一杯になったわ。

別れるのは惜しいけど、もう少しで夕方になるから早く見て回らないと。

笑顔で見守ってくれるサムスと、何やら格闘しているブラザーズに見送られてあたし達はその場を後にした。



「やー、賑やかな人たちね〜」

「舞さんだからですよ…(汗)」

「何?」





心からの嘔吐





「やー、意外にもあの兄弟が料理上手なんてね。」

「マリオさんはよく旅に出ますし、ルイージさんはよく一人で家にいますから(苦笑)」

『2人とも家事バッチリOKだヨ!』


ほ〜意外なことで…まあ理由の辺りは納得できるけど(笑)

改めてこんにちは、ようやく昼ごはん食べられました女子中学生です。いや〜此処には愉快な人たちがたくさんいるねっ、退屈しなくて済む。


「う〜ん、此処から何処行きましょうか?此処もそんなに広いわけではありませんので…あまりそんなに案内するところないんですよね」

『そだネ。あ!でも舞の部屋って何処なんだろ、それマスター達に聞きに行ったラ?』

「あ、そうですね!じゃあ管理室に行きましょうか」


管理室って言うのは、その名の通りこの屋敷を管理しているミッキーとマウスの部屋らしい!
…何だか微妙に久しぶりね、ミッキーとマウス(笑)

管理室はこの屋敷の2階。此処は1階だから、1つ上の階に上がらなくちゃいけないらしい。あたし達は適当に雑談しながら2階への階段を上っていった。


…としようとした時、


「おいヨッシー!!」

「?あれ、クッパさん…どうしたんですかこんな所に?」


ヨッシーが後方から突然来た謎の人物の名前を呼んだ。
…あたしも見てみたけど、あれは人物じゃなくてある動物か?


「でっかい亀ね〜…あれ飼ってるの?」

「なっ…!貴様我が輩を亀と言ったか!?」

『舞ヤバイよ!クッパって短気だカラ、あまり近寄らない方がいいヨ!』(小声)

「?クッパって言うの?…おう!あの有名な料理!!」

「あんな韓国料理と一緒にするなーーー!!!」


知ってんだ韓国料理(汗)
いやそれ以前にこの世界にも韓国ってあるの!?


「ど、どうしたんですかクッパさん…(汗)」

「そうだ!貴様あの餓鬼んちょ共を放って置くな!!ちょっかいを出してきて邪魔でしょうがないわ!!」

「仕方ないよ韓国料理。子供はね、動物に興味心を持って群がって苛めるもんなんだから…っ」

「誰が動物だ!!亀に確定するんじゃない!しかも韓国料理じゃなく、我が輩はクッパ!!」

「大丈夫!後から浦島太郎が助けてくれるから!」

「話を無視するな!!それにんなエセ童話が成り立つか!!」


中々おもしろいねクッパ。キジコ(※ファルコ)の次に苛め甲斐がありそう(最低だ)


「すみません。あの、舞さん…わたし子供達の世話をしてきますね(汗)
中途半端に終わってしまってスイマセン」

「ううん、大丈夫よヨッシー。お陰でこの屋敷も大体作り分かったから、今日はもう部屋聞いて休ませてもらうわ。」

「そうしてくれると助かります。分からないことがあればナビィさんに聞くといいですよ!ナビィさんの方が案内も説明も上手ですから」

『任セテ!』


うん、頼もしい相方いるから大丈夫。
ヨッシーは階段を下りると、クッパの隣を通り過ぎてもの凄いスピードで駆けて行った。速っ

クッパも伝えるのを確認して、身を翻して外に向かって歩いていった。


「クッパ、もう行くの?」

「当たり前だ。我が輩は餓鬼共のお守りを伝えただけだからな」

「それを伝えるためにわざわざ…ほ〜、クッパって優しい一面もあるのね!」

「ハァッ!?我が輩に優しさなどないわ!!」

「はいはい、そういう事にしときますって。あ、何だったらクッパ案内してよ!」

「断る!!…お前といたら疲れそうだからな…」

「疲れるとは失礼ね。安心して!そんなつもりないから、只ちょっと苛め遊ぼうかと」

「尚悪いわ馬鹿者!!ニヤリと笑うな気持ち悪い!!(冷や汗)」


冗談だって〜(ウソ)

仕方ないから諦めたら、クッパはその場で1つ溜息をついて退散した。
ちっ…退屈しのぎがいなくなったか(酷いな)


『舞…凄いネ。あのクッパとあんなに話す人、ナビィ初めて見たヨ』

「そうなの?結構楽しいよ。ナビィも今度やってみな!」

『む、ムリ…(汗)』


あら。
まあちょっと驚き気味のナビィも連れて、もう一度あたし達は階段を上りだした。
ハ〜、にしても今日いろいろと合ったわね。今思い出すと凄い中身の濃い一日を過ごしたわ〜…


頭の中で今日一日のことを振り返ってると、突然階段を登りきったところで視界が暗くなった。



―――ドンッ!!


「うおっ!?」

「ぉあっ!!」

『舞!?だ、大丈夫!?』


何このシチュエーション!!どっかの少女漫画じゃないんだからさ〜〜!!
一言文句言ってやろうと勢いよく顔を上げる!!………そして硬直。

目の前にいるのは2人の男性。しかも2人とも見事な筋肉で…おっさん2人!?


『あ、ガノンドロフと…C.ファルコンだ』

「ようナビィ!元気にしてたか!?」


何だかハイテンションでナビィと挨拶を交わすおっさんA。多少ナビィも引き気味…
……ハッ!!


「んなぁぁぁ!!な、何このマッチョ×2!よりによって嫌いなシチュが二個もぉぉぉ!」

「お!?キミだなマスターが言ってた子ってのは!いや〜、噂どおり可愛いなvどうだい?これから俺と夕暮れのデートでも…」

「いい年こいた親父がデート言うな!犯罪になるわよそれ、マジで!!」

「ハッハ〜!照れ屋だなv」

「照れるか!(汗)」


人のいう事にめげずも前向きに話を進める親父。こいつの名前はC.ファルコンっていうらしい。
いや、別に名前とか気にならないからその気持ち悪い巨体と声で近づいてこないでくれ…!!


「ホォ…お前が例の舞という娘か」

「そうよ。…さり気に近づいてこようとしないでっ」

「ふん、その勇気ある言動、そしてそのボディライン……中々好みだな(ポッ)」

「いい年こいて頬を染めるな!目が腐る!しかもさり気に腰触るな変態めっ!!」


変態行動かますガングロ魔王に一発アッパーカット!
結構手応えあったのに、魔王はよろりと立ち上がりふっと笑った。


「お前の愛、しかと受け止めたぞ☆」

「もう駄目ねこのおっさん。生ゴミ逝きだわ」

『舞…何だかいろいろと大変ダネ(汗)』

「ホントよもう!誰よこんな変態産んだのは!!」

「その変態からキミの子供が産まれ…グホッ!!!」

「気持ち悪い事言わないでよメット親父!一気に鳥肌立っちゃったわっ!!」

「ふははははは!嫌よ嫌よも愛してるの内!!今宵、この鍛え上げられた美体により、その白い身体に刻まれ、愛のぉ「気持ち悪いって言ってるでしょうが!!!」


何だか危険発言をかまそうとするおっさんの言葉を遮って、あたしは勢いつけて回し蹴りかました!
一度吐血すると、おっさんBは口の端を持ち上げた。そしてそのまま爆弾発言投下。


「ふ…純潔な白いパンティーとは流石俺様の舞だ」

「っかあああああああつ!!!」



最後の一撃と言わんばかりの踵落とし炸裂!
しかしそこは魔王、上手く落ちてくるあたしの足を掴んだ!また見えるでしょうが変態!!(滝汗)


「変わった愛情表現だな」

「愛情やってるつもりないわよ」

「ガノンドロフ!お前だけさっきから舞とイチャラブするとは卑怯だぞ!俺と代われ!!」

「代われもくそも、こんなおっさんとイチャコラするつもりないわよ!!あんたもさり気なく順番変わろうとすんなよ、変態メット!」

「C.ファルコンよ、舞とラヴラヴしたくばその軟弱な肉体をもっと磨いてくるんだな!」

「おのれが磨け!肉体はいいから、そのどっか間違って逝ってしまった中身の構想を!!」

『ウワ〜〜ン!舞がー、舞がケダモノで汚れちゃうヨ〜〜〜〜!!(涙)』


全くよナビィ!そう思うなら助けておくれ(涙)
…無理か。

くっそぉぉぉ!こんな事なら、さっき強引にでもクッパを連れて来るべきだった…!!
それなら盾にしてでもこの状況を抜け出せるのにさっ(扱いが酷い)








「失せろ」


ヒュッ……ドガァァァンッッ!!


「うわっ!爆発!?」


しかも何故かピンポイントにおっさん2人の上に。
屋敷の屋根貫通して、そのままお外へと場外ホームラン。…一応、助かったけど……(汗)


「ああ、舞さんご無事でしたか!?」

「あ、ゼ…ゼルダ姫?」

「はい。よかった、何もなかったようですわね!
あの逝かれた思考を何処で覚えたか分からない獣2匹に詰め寄られ…さぞ怖かったでしょう!」

「むしろあんな大事して平気な顔してる貴方の方が怖いです……」


大の大人、しかも男2人を軽々とぶっ飛ばして、更には見て見ぬ不利ですか…!!
にこにこと笑いながら近寄ってくるゼルダ姫に、正直あの2人とまた違った恐怖を感じる。


「まあぶっ飛んでった今の野郎共は気にしないで下さい。きっと墜落地点にいるピーチが排除してくれるでしょうv」

「どうやって!?え、何で墜落地点とか分かってるの!!」

「それは企業秘密ですv」


その企業に首突っ込みたくないんで流しまーす。


「ところで舞さん、これからどちらへ?」

「今からミッキーとマウスの所へ行こうかと…」

「ミッキーとマウス?もしかして、マスターとクレイジーの事ですか?」


な、何故通じる!?ああ、黒魔術か(納得)


「ええ、まあ…何処の部屋で寝ればいいのかと思って」

「そうですか、丁度今なら、管理室にミッキーがいますよv」


ミッキー採用された!?え、ミッキーがどっちか分かってんのゼルダ姫!?


「喧しい方でしょう?」

「Σやっぱり今読みましたね!?人の心の中を!!」

「いえいえv」


何処かで聞いたことがある会話ね…(汗)まあいいや。
ゼルダ姫が言うには、ここから真っ直ぐ進んでいったら管理室があるとの事。もう少しみたいだから、頑張って行くしかないね。


「さて、私はこれから馬鹿者共の排除を助太刀してきますわ。舞さん、ごきげんよう!」

「(最恐コンビでか)ええ、さよなら」


優雅にヒールを鳴らして歩いていくゼルダ姫。
…後ろ手に隠すように持ってた釘バットは見なかったことにしよう。


「そう言えばナビィ、さっき大人しかったけど…大丈夫?」

『う、ウン…ぜぜ、ゼルダ姫に会うと、と、と、トラウマで……(ガタガタ)』

「あー…成る程(汗)暫くコートのポケット入って休んでる?」

『ちょ、ちょっとダケお願い……』


言うや否やナビィはコートのポケットの中に入った。振動が伝わってくる…
今まで何されてきたんだ(汗)

まあ震えるナビィを(ポケットで)抱え、あたしは管理室まで進んでいった。









コンコンッ


「ミッキー、入っていい?」

「ん?その声は舞君かい?ああ、入っていいよ!」


了解を得て、小さな音を出してドアを開ける。


「…何やってるの?」

「ん?これかい?」


何だか怪しげな事を部屋の中央でしているミッキー、発 見 。
何だか漫画とかでよく見る魔法陣というより、それ模った血痕みたいというか(怖ッッ!!)


「これはね、舞君が戻るときのために使う魔法陣だよ!」

「魔法陣って言うより殺人現場でしょコレ。何でリアルに赤黒いのよ!?」

「問題ない問題ない♪」

「あるわよ」


あたし達の世界ならこれ見た途端警察が押し寄せてくるわよ。
そして指紋検察でミッキーに犯人決定!指紋どころか、体手しかないけどね。


「ところで、どうだい舞君?此処の人たちには会えた?」

「そりゃね。もう濃い住人ばかりで退屈どころか休息なかったぐらい…」

「そりゃよかった!」


いいのか!?


「そう言えば、研究室には行った?」

「研究室?ううん、行ってない」

「そうか、其処は行ってないみたいだね。今丁度その部屋にクレイジーがいるんだ!
研究室に行っていないなら、ミュウツーとドンキーにも会っていないんだろう」

「ミュウツーとドンキーか…そう言えば唯一スマデラメンバーで会ってないわね」

「また機会があれば行くといいよ。ミュウツーはよく研究室で体の調子を整えるために、カプセルの中にいるからね!ドンキーは今回たまたまボディーガードとしていてくれてる」


ヘ〜…確かにドンキーは見張り役にうってつけよね。力あるし、動物だから敏感性も備わっているだろうから。


「あ、そう言えばミッキー。今日あたし何処で寝ればいいの?
その部屋の事を聞きに来たんだけど…」

「ああ、舞君の部屋も用意してるよ!此処は皆個人部屋があるから、舞君はこの階の【X】って書かれたプレートの部屋ね」

「何だか運がいいのか悪いのか分からない記号ね…(汗)」


まあね〜と言ってミッキーは作業を始めた。
まさか確信犯?…まさかね。


「それじゃあミッキー、あたし今日は休ませて貰うわね。
お仕事頑張って」

「有難う。その言葉だけで十分頑張れるよ!!」


あたしはミッキーの言葉を背に受けて、邪魔にならないように静かに扉を閉めた。
扉を出て小さく溜息をついて、部屋を探すべくまた歩いた。


「今日は歩くの多いわね〜」

『…舞、有難う!ナビィもう大丈夫ヨ』


ポケットの中から光が飛び出す。
目の前を飛んでいるのは、さっきまでゼルダ姫によるトラウマで気分を悪くしていたナビィ。


「もう大丈夫なのね?じゃあ早速部屋へ行こうか」

『ウン!…あ、でも此処から直ぐの所に研究室あるヨ?
どうせだから、覗いていってみたらドウかな?』

「そうねー…ミュウツーやドンキーにも顔慣れしておきたいし、ちょっとだけ見ていこうか」


そうと決まれば直ぐに行動。
ナビィのナビゲート(ダジャレじゃないわよ)を頼りに、ほんの数分でつく研究室に向かった。


ホントに直ぐ近くだったようで、5分と経たないうちについた。
少し回りと違う作りの違う鋼鉄製の扉の向こうから、機械音が聞こえてくる。

此処ね。


ギィィ…


「失礼しまーす」


部屋の中に入ると、周りに紫色の液体が入った、人一人入れそうな程の大きさのカプセルが見える。
たくさんのいろんな太さのコードに、部屋に充満する独特の薬のにおい。

ハ〜…何か本格的だね。


「何者だ?」

「あ、あたし。舞だけど…」

「…お前か。どうした?こんな所に。ナビィもか」

『舞の相棒頼まれまシタ〜!』


部屋の奥からマウスが顔を覗かせた。
ちょっと…手だけだから、この暗い部屋の中だと怖い(びくびく)


「いや、ミッキーが此処にマウスがいるから〜って言ってたから。」

「その名前は定着しているのか…?」

「変更は不可ですっ!」


手で×印を作って見せると、マウスは溜息をついた。
だから口何処にあるのよ?(2話参照)


「それにミュウツーとドンキーとも顔慣れしておきたいと思ってね!」

「ミュウツーとドンキーか?ドンキーはあっちにいるが、ミュウツーは其処のカプセルの中で眠っている。会うか?」

「大丈夫なの?寝てるんでしょ」

『ミュウツーは寝ててもテレパシーで声が伝わるカラ』

「最初は変な気分だが、すぐに慣れるだろう」


歩きながら喋っていたから、マウスが話し終わったと同時に1つだけ違うカプセルが見えた。

その中に身を丸めるように眠っている、薄い紫色の体の物体。
ポケモンのゲーム内でも伝説と謳われたポケモン――――


「ミュウツーだ」

「凄っ…ホントに見れるなんて思わなかった……」


なんたって遺伝子ポケモンなんだからね。
あたしがミュウツーに見とれている間に、マウスは何やらヘッドホンとサングラスを合わせたようなものを取り出した。


「これを取り付けろ。これを通してミュウツーとテレパシーが出来るようになる」

「ハーイ」


言われたとおりにそれを身に取り付ける。
何だか頭の中に静電気が流れた時のようにバチバチッと何かが走る。ちょっと気持ち悪い…



【…誰だ……見ぬ顔だな…】


突然目の前が色を変え、映像のようにミュウツーが映った。
腕を組むようにしてこっちを見ていた。うわ、ミュウツーが喋ってる!


「あたし舞!これから此処に新しく住むことになったの。詳しい事情は、マウスの方が上手いから教えてもらってくれる?」

【そうか…私はミュウツー。今はこの中にいるが…普段は外に出ている】

「ピカチュウたちに言葉を教えたのは貴方よね?あの子達から聞いたわ。」

【ああ…元々人間に遺伝子を取り込まれて作られたからな。人間の言葉は多少理解している】


作られたなんて悲しい事言うのね。
でも、ミュウツーって思ってたよりそんなに冷たい性格じゃないのね。そこに吃驚


「これからあたし、此処でお世話になるから、また何かあった時は宜しくね!」

【勿論だ…また会おうぞ、舞】


ミュウツーがそう言うと、電波が途切れるような音が聞こえ、ミュウツーの姿も見えなくなった。
あたしはさっきの機械を顔から取り外す。


「ふぅ〜…中々いいわねコレ!面白かった」

「そうか…ミュウツーとは話せたか?」

「?こっちにあたしの話し声聞こえなかったの?」

『言ったデショ?テレパシーなんだモン。実際喋ってるように感じるケド、あれも実は心の中で思ってるノと同じなノよ!』


成る程ね〜。楽得納得(某CM)
とりあえず、ミュウツーとは仲良くなれたみたいだし。こっちはよしとしよう。


「もう1人、ドンキーは?」

「ウホッ?」

「Σんぬあぁぁぁあぁ!!?」


急に背後から猿の鳴き声が!!あまりに突然だから、咄嗟にマウスの後ろに身を隠した。


「何を驚いている?お前が会いたがっていたドンキーコングだ。」

「い、いきなり後ろから話しかけられたら驚くのも当然よ!!」

「ウホウホ」

「…人語喋れないの?」

「ゴリラだぞ。当たり前だ」


ならポケモン達はどうだと言うのさ。あれは例外とでも言うの?
さっきあたしの後ろから話しかけてきた(?)のが、探していたスマデラメンバーの最後、ドンキーだった。


「あ〜…よろしくねドンキー。あたし舞って言うの。分かる?」

「ウホウホホッ!」

『分かるっテ。よろしくだってサ!』

「ナビィ言葉分かるの!?」


もっちろん!と言うナビィ。どの辺りが勿論だと言うのよ?妖精がゴリラの言葉を理解するって凄い事よね!?

まあとりあえず、ドンキーも分かってくれてるみたいだから、一応握手を交わす。


「さ〜てと、これぐらいかな?」

『これで全員に会ったねv明日から皆分かってくれるカラ、大丈夫!』

「何だ、もう全員と会ったのか。ならすぐに慣れるだろう…今日はこれからどうするつもりだ?」

「ん、今日はもう休ませて貰うわ。部屋も教えてもらったし…疲れちゃったから(汗)」

「それがいいだろうな…今日はもうゆっくりしていろ。また明日から馴染んだらいい」

『じゃあ舞、部屋に戻ル?』

「そうね、そうしましょ!ドンキーまた明日からよろしくね」

「ウホッ」


多分返事と取っていいんだろう。一度手を振ると、ドンキーも大きく振り替えしてくれた。以外にも可愛いねドンキー。

マウスにも別れを告げて、あたしとナビィは研究室から出た。


ギィ…バタンッ!


「ふぅ、部屋に行こうか」

『ウン!』


何だか1日回っただけですっっごい疲れたわ〜(汗)
明日からあの濃いメンバーと生活していくと思うと、何だか気負いと共に期待が膨らんだ。

心の奥で渉の事を心配しながら、あたしはナビィと一緒に部屋へと向かって行った。



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