てへぺろ☆
「……にしても、どうしようかなぁ。コレ」
一面真っ赤に染まったベッドやら床。
このまま帰るのが一番かなぁ。
「シャワー浴びて出よ。船、は今日はみんな陸にいるからホテル取ってたっけ?まぁいっか自分の部屋で寝よ」
時間はもう遅いし、宴がどうのって言ってたけどもう終わってる頃だろう。
ホテルを出たクロナは船に向かって歩いていく。
「クロナ?」
「……?あ、マルコ」
「お前、宴に来いって言ってたのに来なかったねぃ?」
「テヘペロ☆」
「テヘペロじゃねぇよい。まぁ、お前のことだから心配しちゃいなかったが……」
こつん、と軽く小突くマルコにクロナは笑った。
「そういや、一人でホテルから出てきたのかい?」
「あぁ、ちょっとねぇ。敵だったからそのまま殺して出て来ちゃったぁ」
「…………はぁ……、そうかよい。まぁ無事ならいい。どうする?船に戻るかい?」
「んー、マルコは?」
「俺はもう一軒行ってから戻ろうかね」
「んじゃあアタシも行くよぅ」
クロナが言うと、マルコはこっちだよいと歩き出し、そのあとに着いていく。
「酒は強いのか?」
「ワクだよん」
「へぇ、そりゃ楽しみだ」
「やだぁマルコ兄さん悪い笑顔!」
軽口を叩き合う二人。
五分もしないうちにマルコはあるバーの前で足を止めた。
「ここだよい」
「いい感じだね」
「顔馴染みがやってる店だ。酒にうるせぇやつだからな、飲み直すならここが一番だ」
「へぇ」
中に入り、二人はカウンター席に座る。
くんくんと匂いをかぐクロナはニタリと笑って。
「いいね、いい匂い。この店、好きだわ」
「そうかい」
クロナの言葉にマルコは嬉しそうに笑って、古い顔馴染みだという店主に酒を注文する。
「いつもの頼むよい」
「アタシもおなじやつ」
「見てないのにいいのかい」
「大体予想つくよぉ。アタシら入ってからソッコー準備してたしぃ?」
こてん、と首を傾げるクロナ。
「はっはっは、鋭いお嬢さんだ!久しぶりだな、マルコ。いい女連れてるじゃねぇか!」
「こいつは妹だよい」
「そうなのか?まぁ、細けぇことは気にすんな!」
快活に笑う男はマルコと会話をしながら酒を作っていく。
手馴れたもんだと感心しながら見ているクロナ。
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