今や遅しと



桜花学園生徒


桜花学園高等部二年
青蓮寺 澄(しょうれんじ すみ)
17歳│176cm│男

欧風文化に多大な興味を示す青蓮寺家の一人息子。
異国の人である母親の祖国で育ち、つい最近、倭国へ帰化して桜花へ編入した。日本語は理解できるが、常用はしていなかったのでたまに怪しい。

マイペースな猫好き。自由な校風をいいことに、常に飼い猫を連れ歩く。ちなみに飼っている猫は成猫5匹に仔猫13匹。仔猫には桜花の旧家にちなんだ名前をつけている。
忙しない時間は嫌いで、ぼんやりすることを好む。
幼い頃からたくさんの習い事をさせられていたため多芸であり器用。ピアノやバイオリンなどの大抵の楽器は弾きこなし、馬術なども嗜む。

大和と桜花の確執云々に頓着せず、大和の旧家の人間である八代にも懐いている。

「名乗るの面倒、澄って呼んで」
「倭国は、目に優しい」
「……むずかしい話は好きじゃない」



桜花学園高等部三年
上瀧 那日奈(こうたき なひな)
18歳│161cm│女

桜花学園生徒会副会長。
一般商家の長女であり、祖父が異国人のクォーター。

己れの実力で周りの信頼を得た才女。
穏やかな物腰に飾らない性格、筋の通った考えに芯の強い性格から、大抵の人には好かれる。
会長である理人の人間性を尊敬し、慕っている。彼の目指すところを目標とし、そのための努力は惜しまない。

中世欧風文化に魅せられた父親の影響でオカルト趣味を持ち、特に拷問文化に傾倒している。
普段は微塵もそんな素振りは見せないが、隠しているわけでもないので語らせると長い。

「あら、会長。また振られたんですか?」
「微力ながら、最善を尽くさせて頂きますね」
「血で血を洗うような争いの歴史に、趣向を凝らした拷問器具の数々……素敵です」



桜花学園高等部三年
凜堂 朱衣(りんどう しゅい)
18歳│179cm│男

青蓮寺の分家・凜堂の長男。跡継ぎ。
飄々とした事なかれ主義者。ムードメーカーであり、フェミニスト。
基本的に自由人だが、本家嫡男である澄には従順。長いものには巻かれろ。
適当そうに見えて大抵のことは人並み以上にこなす。

基本的に大和旧家に対して明らかな嫌悪感を示さない青蓮寺一族の中で、特に反欧化派を目障りだと思っている。
自分から何か仕掛けることはまずないが、此方の顔を見るなり抜刀してくる吟華とは犬猿の仲。遭遇しようものなら武力行使は避けられない。
帯刀資格を持たないため、鉄芯を仕込んだ竹刀を持ち歩いている。

那日奈に対して露骨な好意を寄せており、澄に対する従順さとはまた別の意味で忠犬気味。全く相手にされなくてもめげない。

「別に大和が嫌いなわけじゃない」
「直ぐに武力に訴えるところは『野蛮』としか言いようがないよなぁ」
「んー。澄ちょんの名前を出されちゃうと……俺としては引くしかない感じ?」




今や遅しと
七つの水槽