騒動最中覚悟決まる…?

勇太とデッカードに書き置きを残し、美空は受付の警官の好意でパトカーに乗り自宅に帰った。

「すみません。わざわざありがとうございました」
「いえ、仕事ですので」

慌ただしく警察庁に戻っていくパトカーを見送って、美空はご近所を巡っていく。

「親方さんっ!」
「空ちゃん!聞いてくれ」
「テロリストの件なら多分これから避難指示出ると思うんで指示に従ってください!」
「お、おぉ…」
「他の皆さんは?」
「今のニュース見て避難準備してるが…勇坊が心配であずきちゃんとくるみちゃんが」
「え?!」

話を聞き、美空は急いで友永家に向かった。

「くーちゃん?あずきちゃん?」
「美空さん、勇太は…勇太はこれから戦いに行くの?」

玄関前でこちらを見る二人に美空は何と声をかけていいか分からない。
けれど、彼女達の瞳には浮かぶ不安の色だけは分かった。

「戦いに行くわけじゃないよ」
「…え?」
「悪い奴らを捕まえに行くだけさ。私もね」
「「「「「えぇー!?」」」」」
「だから安心して?必ず、二人を連れて帰るから。ね?」
「うん…」
「よし!」

なんて子供騙しで、不確定で稚拙な約束事だろうか。

(でも、私が警察官になって、それでみんなの不安が拭えるならいい。そう"私"が望んだんだから)

それが現時点での白星美空の最優先事項で、覚悟だった。
キャトーノリヤスが捕まり、事件が無事解決するまで。彼女の手は震えたままだった。