Green2/2
インターホンが鳴ったからドアを開けると、怒っているみたいな顔をした忠義が立っていた。
...すごい威圧感。なんなの...夜中にインターホン押しておいて、そんな態度ある...?
『...ど、どうしたの、』
廊下の左右を見てから忠義が強引に部屋に入って来たから驚いた。みんな一緒に泊まっているのに、誰かに見られるわけにはいかない。
でも、今この状況で出て行ってとはとてもじゃないけれど言えない。
『...俺めっちゃ怒ってんで』
「え、なんで?...それより部屋に入るとか...ちょっとは考えないと、」
話している途中で壁に押し付けられてビクリとする。本当に機嫌が悪い時の顔をしているから。
『わかってるっちゅうねん』
「...なら、」
『ヤスとは二人で歩くくせに?』
「...え、」
『俺と二人ではあかんの?』
「...だって、」
『...わかってる。こっちは本物やから、やろ?』
「...うん、ごめん、」
睨まれた後、拗ねたような、不貞腐れたような表情に変わって、力を込めて抱き締められ髪にキスが落とされた。ごめんね、ともう一回呟くように言って忠義の背中に腕を回すと、忠義が顔を上げた。その顔はやっぱり、駄々を捏ねる子供みたいに不貞腐れて唇を尖らせていた。
『...ホントはもっと触りたいんやで。いつも一緒に居んのに全然触られへんて、ほんまにきつい...』
「...うん、でも、ね」
『わかってる!わかってるから言わんで!言われると俺めっちゃ子供みたいに感じんねん!』
「...今も子供みたいだよ?」
クスクスと笑いながら言ったら、目を細めてますます拗ねたような顔になってしまった。こういう所はやっぱり年下だな、と密かに思う。
『...子供や思てると、痛い目見んで』
ぶつかる様に塞がれた唇から感じる忠義の体温が熱くて、それだけで溶かされてしまいそうな感覚に陥った。
アルコールのせいか腰を引き寄せる腕や密着した身体も熱を持っている。
いつも、だめだと言いながらその気になってしまうのは、私の方。
『ベッドより燃えるんちゃう?外、聞こえるかもしれへんしな』
楽しそうに笑いながら胸を愛撫し始めた忠義の肩を押したけれど、ますます面白がっているから口を押さえて耐えた。
下から突き上げられて漏れた声は、忠義の絡み付く舌に押えられた。壁に背を預け、片足は忠義に抱えられている。床についた足が震えて忠義にしがみつくと、足を下ろされた。体を回転させ壁に手を付かされると、忠義が後ろから入って来る。
ドアの前の狭い空間に水音が響いて羞恥心を煽る。後ろから中を突き上げる忠義が、私の声の大きさに耐えかねて手で口を塞いた。
それでも止まらない律動に、膝が崩れ落ちそうになるのを後ろから回された手に支えられる。
『...まだシたいから、一回イって、っ』
お腹に回された手を引き寄せて、奥に押し付けるように何度も突き上げられた。声も出せないくらい律動が激しくなると、忠義が口から手を離し腰を掴んで打ち付ける。体の奥から甘い痺れが襲って、膝から崩れ落ちた。
抱き上げられてベッドに下ろされると、未だ荒いままの呼吸を気にすることなく深くキスで塞がれ顔を歪めた。
またすぐに忠義が入って来て、その刺激だけで体が跳ねて仰け反る。
まだまだ余裕たっぷりの忠義が笑いながら私を見ていた。
『...明日、立たれへんようにならんといてな?...俺、#name1#と違ってまた“若い”から!大丈夫やけど』
嫌味のように言うから呆れた顔で見つめたら、自分で売った喧嘩なのにムッとした顔を見せた。
すぐに入って来た忠義に苛立ちをぶつけるように激しく奥を突かれて声も出せないくらいに弄ばれ縋り付く。
それに満足したのか、思いの外優しい唇が額に触れて、やたらと甘いキスと共に絶頂に導かれた。
End.
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