euphoria


Yellow1/2




#name1#が食事に行かないと言っていたから俺も残った。
当たり前かもしれないけれど、俺よりはるかに周りの目を気にしているから、こうでもしなきゃ会えないと思った。

とりあえず、すぐに行くのもアレだから、コンビニに行くと言って食事に向かうメンバーと一緒にホテルを出た。


...怪しい。マルと#name3#さんがぴったりとくっついて歩いていることが気になった。時折マルが#name3#さんの耳元に唇を寄せているから、見て見ぬ振りをする。
そういうことがあったとしても不思議ではない。毎日一緒に居るのだし、自分だって同じことをしているのだから。


何か#name1#の部屋へ行く口実があった方がいいだろうか、とかいろいろ考えてはいたけれど、何も思い付かないから無駄に考えるのはやめた。

ホテルに戻って辺りを見回しながら#name1#の部屋のインターホンを押した。けれど出て来なかった。
風呂にでも行っているのかもしれない。

ちょっと緊張して損した、なんて思って歩き出すと、#name1#の部屋の隣の横山くんが歩いて来た。
もう少し横山くんが早かったらと思ったら動揺した。

『どっくん、どうしたん?』
『横山くん、どこ行ってたん?』
『飯食って大浴場行っててん。めっちゃ広かったで』
『あ、そうなん?俺も後で行くわ』
『風呂行く時#name2#さんに会うたんやけど、髪結わえてへんから誰かと思たわ』
『...へー。#name2#さん可愛いもんな』
『スッピンとかめっちゃ綺麗やろうなー』
『けど横山くん、手ぇ出したらあかんで』
『出さへんわ!』

俺なんかもう何回もスッピン見てるわ!とか、心の中で無意味な自慢をして少しだけ優越感を味わう。

けれど、心臓が大きく音を立てていた。
自分の彼女の話を他人事のように話す日が来るなんて思っていなかった。
難しい関係を改めて実感させられる。優越感よりも複雑な気持ちが勝って、若干へこみながら部屋へ戻った。



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