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イライラしていた。
抵抗するように俺を押し退けた#name1#の行動。理由はわかってる。悪いのは俺なんだから当たり前だ。けれどそれだけじゃない。
唇を押し当てたまま体重を掛けると、再び俺の体を#name1#が押した。だから早急に舌を滑り込ませて絡めれば、ふっと力が抜けたからソファーに押し倒す。
隙間なく唇を合わせて苦しそうに歪む#name1#の顔を見ながら髪を撫でた。
こうして苦しさに耐えながら俺の全てを受け入れようとするその姿が愛しくて堪らない。こんな時に実感する。俺はきっと、性的支配欲と言われるものが強いんだ。
唇を離してやれば大きく息を吸い込む#name1#。上がった息に、また唇を塞ぎたい衝動に駆られたけれど堪えた。
手を引いて体を起こしてやると俺の顔をぼんやりと見つめるから抱き上げてベッドに運ぶ。
まるとのことを気にしているんだろうか。伺うように俺を見ている#name1#をちらりと見てベッドに下ろす。
...なんで仕掛けたお前がそんな顔すんねん。
ベッドに座りながら先に下ろした#name1#を見つめれば、俺から視線を逸らすからまた覗き込んでキスをした。柔らかく食んで離れると、その目がまた俺を捉えた。
少し強引に腕を引きベッドから#name1#を下ろす。驚いたように俺を見た#name1#をベッドの端に座って 見上げた。
「...なに、」
『わかるやろ』
手を引いて前に立たせると、肩をゆっくりと押して自分の足の間へ座らせた。
戸惑ったような#name1#を見ながらベルトを外すと、少し顔を赤らめて顔を逸らす。ジーンズを下ろして掴んだ#name1#の手を自分のボクサーパンツへと導いた。足の間から戸惑ったようにちらりと見上げるその目を見て加虐心が疼く。
『はよして』
急かすように腰を揺らせば慣れない手付きで俺の下着を下ろした。当たり前だ。普段してやるのは俺の方だし、口淫なんてほとんどさせたことはないんだから。
でも、今日は足りない。いつもは感じさせてやるだけで満たされる欲が、今日は全然足りない。
まだ反応していないそこにゆっくりと手が伸ばされて軽く撫でる。ピクリと反応したそこを恐る恐る握るから、覗き込むように顔を見てやる。恥ずかしそうに目は合わせず、ゆっくりと上下されすぐにそこが形を変え始める。先端に軽く舌を這わされ小さく溜息が漏れた。ぎこちなく舐めとるようにして口の中に導いて唇で挟み込まれれば一気に質量を増した。#name1#の髪を耳に掛けるように梳いて顔を見つめれば、一度目を合わせてから目を閉じた。
『それでわかるん?』
目を開けて動きを止め俺を見上げた#name1#の髪を後ろに軽く引いた。
『目ぇ閉じてもうたら誰の咥えてるかわからんやろ』
#name1#の顔が赤く染まって目を逸らすから、掴んだままの髪をもう一度軽く引いて上を向かせ目を合わせる。
『はよ。続きして』
戸惑ったように先端に舌を這わしながら、何度も目を逸らすけれど忠実に俺へと戻ってくる視線。掴んでいた髪を離し優しく髪を梳いてやると、ぎこちなく俺を咥え込む。
するとまた目を閉じるから、顎に指を引っ掛けて軽く顔を持ち上げる。#name1#の目を見つめながらフェイスラインを愛撫するかのように指で撫でたら、羞恥心からか若干手が震えているから思わず笑った。
こうして俺の支配欲が満たされていくんだ。
『もっと』
「...ん、?」
『もっと咥えられるやろ?』
「...........、」
『奥まで咥えて』
僅かに震える唇が開いて俺自身を喉の奥まで誘い込むから小さく声が漏れた。すると俺をちらりと見て懸命に手で擦り上げながら深く飲み込む。
...目、閉じてるけど、しゃあないから今回は見逃したる。
飲み込む度に鼻から抜ける#name1#の小さく漏れる声が興奮を煽る。俺を咥える濡れた口元も紅潮した頬も愛おしくて優しく髪を撫でた。
『...舌絡めて』
目は開けずに舌が絡み付いたから、短く息を吐き出して気を引くように少しだけ顎をくい、と持ち上げた。開いた目が俺を捉えたから笑ってみせる。
親指で濡れた口元をなぞり頬を包み込めば、また恥ずかしそうに目が逸らされる。頭の後ろにするりと手を移動させて#name1#の頭を押し付けた。後ろへ逃げようとする頭を優しく押さえて軽く腰を揺らせば、苦しそうに小さく声を漏らしたから解放してやる。
『...苦しかった?』
髪を撫でながら問えば、#name1#が俺を咥えたままふるふると首を横に振った。動きを止めた#name1#を急かすように腰を揺らすと、先端の窪みに舌を這わせるようにして吸い上げられた。
腰がひくりと揺れて髪を掴む手に力が入る。思わず吐息に混じって小さく漏れた声に、#name1#の目が俺へと移った。
『そんなんどこで覚えたん』
笑いながら言えばまた首を横に振り、頬を染めて目を逸らす。ゆっくりと上下する頭に手を置いて、ぽんぽんと叩いた。
『もうええよ』
俺を見た#name1#は、意外にも戸惑ったように俺を咥えたまま離さない。
『なんやねん』
「...........、」
『まだ離したくない?』
笑いながら問えば、口を離してからまた首を横に振って俯いた。
...わかってる。最後までしてくれようとしたんやろ?
まだそこを握ったままの手を掴んで引き上げると、ベッドに乗り上げた#name1#にキスをしながら腰を引きベッドへ押し付けた。
すぐに深く舌を絡ませてスカートの中へ手を滑り込ませる。体を捩った#name1#の閉じられた足の間に手を入れ下着の隙間から中心部に指を差し込んだ。
愛撫した後のように潤ったそこ。唇を食んで離れ笑いながら#name1#を見つめた。音を立ててそこに触れれば、照れ隠しなのか、#name1#が怒ったような顔をして顔を背ける。そんな態度を取っておきながら、指に反応してぴくりと体を揺らすから面白い。
『なに怒ってるん』
「............。」
『別にええやん。なんでこんな濡らしてるん?とか聞かへんて』
睨むような視線が俺に戻って来たからニッコリと笑って顔を近付けると、触れる直前で#name1#が顔を逸らした。
だから片手で頭を掴んで中心部の指を中へ押し込み、びくりと体が揺れたところで強引に唇を合わせる。思わず#name1#の口から漏れた篭った声がたまらなくいやらしくて、数回中を掻き回して指を抜いた。
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