TRIANGLE
ペチペチと頬を軽く叩かれきつく閉じていた目を開けると、すばるが覗き込むように私を見ていた。
『...どんな気分なんっ、?』
問い掛けながら突き上げられたその一撃で達してびくりと体が跳ねた。荒い呼吸を繰り返し、深呼吸するように大きく息を取り込もうとしたところを噛み付くようなキスで塞がれる。
ねっとりと舌を絡めながら再開した律動にまた腰がひくりと揺れると、離れていったすばるの口の端が吊り上げられた。
『俺は結構ええ気分やで』
意地悪く笑いながら私を揺さぶり、私の髪をくしゃりと乱しながら見下ろす。
次第に荒くなる息遣いや、呼吸と共に時折途切れるすばるの言葉。夢なんじゃないかと思う程信じられずにいたこの状況が、すばるとキスを交わす度に鮮明になっていく。
そんなすばると、亮を重ね合わせていた。
『今頃何も知らんと呑気に遊んでんねやろなぁ、亮』
私をめちゃくちゃに激しく揺さぶりながら腰を掴んで更に引き寄せ奥を抉る。思わず上げた嬌声にまたすばるが笑った。
『寂しかったんやろ、っ?ちょうどええやん。こん中俺のでいっぱいなって寂しないやろ?』
口を開けば言葉にならない快楽の声が上がるだけで、懸命に首を横に振った。
すばるを変えてしまったのは、きっと私だ。亮がいながらふらついて、すばるに寄り掛かって曖昧な態度を取っていた私が悪い。
『...嫌ちゃうやろ、っそんな声出しといて、嫌なわけないやん』
何度も激しく突き上げられて、唇を噛み締めた。それでも尚漏れてしまう声に、情けなくて涙が零れた。
『ほら、っ...もっとて言うてみっ、』
何度目かわからない絶頂が体の奥から迫る。思わず握ったすばるの手に、手を握り返されて視線が絡んだ。その切なげな目から逃げるように目を固く閉じると、追い込むように奥を突き上げられて快楽の波に飲まれた。
End.
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