TRIANGLE
何度目かわからない絶頂を迎えて荒い呼吸を繰り返しながら目を閉じた。すると止まった律動がすぐに再開されて、達したばかりの体を強過ぎる刺激が襲う。訴えるように亮を見ながら首を横に振り、私の腰にある亮の手を掴んだ。
『もう無理?まだ早いて』
律動は緩やかになったけれど止まることなく続けられて、私の中を擦る度に腰がひくりと揺れてしまう。
『横山くんって淡泊なんやな。こんな何遍も求められること、ないんちゃう?』
俺、まだまだいけんで。と言葉を続けた亮は、馬鹿にしたように笑いながら腰を揺らす。
『せやから今そんな感じてんねやろ?』
知り尽くした私の体を的確に刺激する亮を、拒否することが出来ずにいた。侯隆への罪悪感を抱きながらも、体は正直に反応してしまうから情けない。
すると急に腰を引き寄せグっと奥に押し付けられて、思わず嬌声を上げた。ふっと笑った声に睨むように視線を向けると、首を傾け笑顔を向けたまま激しい律動に襲われた。ただ強く奥だけを何度も繰り返し突き上げられて息が詰まる。敏感になった体はまたすぐにでも達してしまいそうで首を横に振って耐える。
『...っ、もっとおかしなったらええやん、っ』
亮の荒い呼吸に混じる耐えるような声がますます私を昂らせる。揺さぶられながら乱暴に重ねられた唇が震えていた。
『横山くんに見せられへん顔っ、...俺の前で、見したらええねんっ、』
亮の声が震えているのは、荒い吐息のせいだろうか。見上げた亮は真っ直ぐに私を見つめて唇を噛み締めていた。
『黙っとくから大丈夫やって、っ多分な、』
ひくりと無理矢理のように持ち上げられた口の端が不自然な笑顔を作っていて胸が痛い。
一瞬歪んだ亮の顔が慌てたように私に近付いてぶつかるように唇を重ねた。
『バレたら、...俺んとこ戻って来たらええやん、』
唇が離れてすぐに首筋に顔を埋め、そこで聞こえてきた小さな呟きに思わず涙が零れた。
End.
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