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ザァーザァー!

ゴロゴロゴロゴロ!


「酷い雨だな」

「そうだね。ビッキーちゃん大丈夫かな、僕心配だよ」

「うん。ジムの携帯も繋がらないし」


本部に残っていた3人は、心配そうに雨の降りしきる外を窓の内側から見ていた。

先程までとても晴れていたのに。

この状況を空が予期していたのか、突然大雨が降り出した。

雷まで光り、傘も持たない女の子ひとりで外にいるとなると相当恐怖に怯えているはず。

そして望みを託したジムも電話に出ない。

正確には繋がらない状態になってしまっていた。

彼らの不安がますます募っていく。


「こりゃ急いで探さねぇと、小娘ひとりじゃ危険だな」

「そうね。私達も行く?」

「大丈夫ですよ、サラさん」

「………ッ!?社長!」


いつもどこから湧いて出てきているのか…

3人の真後ろにいつものほんわか社長が立っており、毎度のごとく背中がゾワッとなる。


「忍者かよ…」

「それよりも社長君!『大丈夫』だと!?いつもなんとなく生きている君が言っても説得力がないのだよ!
君はビッキーちゃんの事が心の底から心配じゃないのかい!?」

「彼女はきっと大丈夫です。安心してください」

「っ…」

彼の余裕の表情に「何を根拠に?」と全員の顔が言っている。

何か秘策でもあるのか?


「それより心配なのはジム君の方です。携帯も繋がらないと言うし。ナイジェルさん、雨がやんだら彼を探しに行ってもらっていいですか?」

「は…はぁ」


どうしてジムだけ?

ほわりと短い髪を触りながら笑みを浮かべるこの男。

3人には社長の意図が全く読めず、ほぼ同時に顔を見合わせた。

雨はまだやむ気配がない。


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