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……………

「ちょっ!やっぱり歌わないじゃないか!どうするんだい!?」

「クッソ…七音の奴。歌えばいいんだよ。お前には絶対音感ってのがあるんだろ!」


美空の惨めな姿が晒されているステージを、ジムが歯を食いしばりながら見つめている。


「どうしましょ…これじゃ間が持ちませんよ!?」

「私にだってわかんないよ!何でもいいから歌って、七音君!」


慌てるリッキーに、祈るように手を合わせるビッキー。


「……ッ」

サラも苦しそうな顔でステージを見つめていたが…


ガタンッ!


突然立ち上がり、その反動で座っていた椅子がバタンと後ろに倒れた。


「どうした?」

「ちょっと…皆に協力して欲しい事があるんだけど」


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