「サラ♪」

いつものようにメインルームのソファーに座って雑誌を読んでいた彼女。

その背中を叩いたのは、何か企んでいるとしか思えない最上級の笑みを浮かべるリッキーだ。

「あ、どこ行ってたの?帰ってきたら誰もいなかったから」

耳にさしているイヤホンを外しながら、サラは眉間にシワを寄せる。

顔は無愛想だが、やはり寂しかったらしい。


「あは、すみません。それより今からちょっと遊園地に行きません?」

「遊園地?なんで?」

「決まってるじゃないですか。デートですよ、デー」

ガシャンッ!とリッキーはナイジェルから頭を掴まれた後にテーブルに叩きつけられて突っ伏した。


「ざっけんな、何がデートだ。デスノートに名前書くぞ、テメェ」

「ナイジェルもやりすぎだ。サラ、皆で気晴らしに行こうって話になってるんだ!来るか?」


ゾロゾロとやってきたジムに他のメンバー。

さっきまで全員どこにもいなかったのに、どこに隠れていたのだろう。


「気晴らしにしては随分急ね。まぁ、別に良いけど」

「よし、じゃぁ決定!準備出来たらここに集合な!」


いきなり皆で遊園地に行こうとは、我ながら無理があるとは思ったが…

着替えをすんなり始めようと部屋に戻る彼女からして、なんとか誘いだす事に成功したようだ。


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