4
「サラ♪」
いつものようにメインルームのソファーに座って雑誌を読んでいた彼女。
その背中を叩いたのは、何か企んでいるとしか思えない最上級の笑みを浮かべるリッキーだ。
「あ、どこ行ってたの?帰ってきたら誰もいなかったから」
耳にさしているイヤホンを外しながら、サラは眉間にシワを寄せる。
顔は無愛想だが、やはり寂しかったらしい。
「あは、すみません。それより今からちょっと遊園地に行きません?」
「遊園地?なんで?」
「決まってるじゃないですか。デートですよ、デー」
ガシャンッ!とリッキーはナイジェルから頭を掴まれた後にテーブルに叩きつけられて突っ伏した。
「ざっけんな、何がデートだ。デスノートに名前書くぞ、テメェ」
「ナイジェルもやりすぎだ。サラ、皆で気晴らしに行こうって話になってるんだ!来るか?」
ゾロゾロとやってきたジムに他のメンバー。
さっきまで全員どこにもいなかったのに、どこに隠れていたのだろう。
「気晴らしにしては随分急ね。まぁ、別に良いけど」
「よし、じゃぁ決定!準備出来たらここに集合な!」
いきなり皆で遊園地に行こうとは、我ながら無理があるとは思ったが…
着替えをすんなり始めようと部屋に戻る彼女からして、なんとか誘いだす事に成功したようだ。
- 237 -
*PREV NEXT#
ページ: