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ガンッ!ガンッ!
ぷしゅぅぅぅ…
「うーん、やっぱりダメだな」
とある水曜日。
ジムは脱衣所で大きなため息をついていた。
「壊れたの?」
「そうだな。ウンともスンとも言わない。結構使ったしな、コイツも」
彼が「コイツ」呼ばわりしているのは、5年間共同で使い続けた洗濯機だ。
サラが「ボタンを押しても動かない」と報告したのがきっかけでジムが見ていたのだが、素人の力では既に修理しきれない状態まで故障が進んでいた。
「じゃ、新しい洗濯機買おうよ!今、出てるよね!?自分でエコする洗濯機!」
「馬鹿言うな、いくらすっと思ってんだ」
ぴょんぴょん跳ねるビッキーを、ウサギを捕まえるように後ろから掴むナイジェル。
そんな光景を見てジムが苦笑いをしている。
「まぁ、新しい洗濯機の件は明日俺から社長に相談してみるよ。問題は今日の分の洗濯をどうするかだな」
全員は本日洗う予定だった洗濯物に目を向けた。
脱衣所に積み上げられた6人分の衣類。
スポーツを仕事にしている為、その量は尋常じゃなく、その上汗臭い。
こんな物を1日だけでも放置していればどれだけ悲惨な状況になるのか…あまり想像したくない。
「じゃぁ、やっぱりあそこじゃない?近くのコインランドリー」
サラが言うその建物は、ここから歩いて5分くらいの場所にあるごく普通のコインランドリーだ。
洗濯物を自分で持っていき、お金を入れて、待っている間に店内にあるマッサージチェアに座ってテレビを観るなんていう。
近くの大学生なんかが利用する姿をよく見かける。
「そうだな。面倒ではあるがあそこが一番近いしな。クリーニングに出すのも高額だし…」
顎に手を当てて少し考えた後、ジムは決断した。
「よし、そうしよう。各自、自分の洗濯物を持て!コインランドリーに行くぞ!」
彼のかけ声でそれぞれの洗濯物をまとめ始めた。
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