……………

土煙を上げ、巨大ハイテクジェット機・BOBBY0154はボビー本家惑星への着陸に成功。

窓から見える風景は地球となんら変わらない。

大きな草っぱらに広がる森林だ。


「やっと着いたな」

「本当ですねっ…ヴッ、気持ち悪い」

「大丈夫か?」

すっかりジェット機酔いしてしまったリッキーの肩を支えてジムは出口を探す。


「ボビー、出口はどこだ?」

「待ちたまえ。今、ハッチを開けるから」


ガシャァァァッ!


彼がポチッとボタンを押すと、大袈裟にジェット機の扉が開く。

ほぼ人口の光しか当たらなかったジェット機内に外の光が…


「サンキュ……ん゛!?」


そこで階段を降りて出ようとしたジムの目が大きく見開く。



「皇子、お帰りなさいませ!」

「皇子、よくご無事で!」

「皇子ぃぃ!」


下には大勢の先住民族の方々が群がっている。

皆さんは口を揃えて「皇子、皇子」と叫んでいて…


「ボビー…なんだ?」

「やぁ!皆、ただいま★」

「「キャーキャー!皇子!」」


どうやらこの「皇子」という言葉は、ボビーに向けて発せられている様子。


「なんだ…これ」

「よく我が星に来てくれたね。歓迎するよ」


興奮する先住民を背景に、ボビーは仲間5人の顔を透き通った瞳で見つめた。


「ここは超タイツ惑星、ボビー星。
そして僕が泣く子も黙る第12代 ボビー星皇子『ボビー・T(タイツ)・マサラーニャ・キモス』だ」

「「……………。」」


後光輝く「皇子」という名にふさわしいボビーの立ち姿。

眩しくて…目が開けていられない!

彼らの体は誰に命令されたわけでもなく自然と跪き、床に頭をつけてボビー皇子を崇拝した。


- 252 -

*PREV  NEXT#


ページ: