……………

あの事件から一夜が過ぎた。


「これで最後です!」

リッキーの部屋に積み上げられたのは、大量のビニール袋の山。

彼は最後のチュリッキャ人形を袋に詰め、口を頑丈に縛った。


「よし…こんな世にもおぞましいぬいぐるみは一刻も早く捨てるぞ」

「全部焼却炉で燃やしてもらって、その灰を地中深くに埋めてもらおう」

部屋の中にはナイジェルとジムもいる。

どうやらあの恐怖体験をきっかけに全員がチュリッキャの霊に恐れをなし、3人で捨てる計画を実行しているのだ。


ナイジェル「いや、地中深くに埋めても土の中で再生して、ゾンビみたいに這い上がってくる可能性がある。ここは灰を海に流して魚に食ってもらうぞ」

リッキー「いえ。それではその魚の体を乗っ取り、海の化身となって現れる可能性があります。ここは灰を宇宙にばらまきましょう」

ジム「それだと宇宙のチリを吸収して、隕石として地球に降ってくる可能性があるぞ」





そんな可能性はない。




ガチャン!


そこで突然リッキーの部屋の扉が開い…


ボビー「見てくれたまえ!さっき商店街の福引きで、今流行りの『チュリッキャ』を500体も当てたぞ!
凄いだろう!羨ましいだろう!さすがイケメンには運が付いてくる!ふはははははは!」

「「…………………。」」



ゴゴゴゴゴゴゴ…!!


「あれ?どうしたんだい?そんな顔をして?あ、わかったぞ★そんなに僕が羨まし…」


その後、隣町のそのまた隣町の公園で顎に傷を負って倒れているボビーを遊んでいた子供達が発見しました。



fin


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