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……………
それから3週間。
新曲制作と同時にダンスレッスンの講師を招き、5人は寝る間を惜しんで猛練習に励んだ。
基本的なステップから高度な動きの技まで。
しかもそれを5人の息をピッタリ揃えたり音楽に合わせて。
当然だが、今まで楽器を持って歌う事しかしていなかった彼らが急にハイレベルなダンスをすぐに踊れるわけもない。
「はい、そこでワンテンポ置いて、さっきの立ち位置に!」
「あーもっ!次はこうだって!」
「もっとテンポよく動いて!」
「もうキツいよっ…動けない…」
「イッテ!お前、今足踏んだだろ!?」
「お前、テンポ速いぞ!ちゃんとやれ!」
「違います〜!これはスライドムーブです〜!」
こんな中学生みたいな会話もあるが…(笑)
ミヤ君は全体的に体力がないし、ヒーちゃんは高度な動きは得意なものの最初にヒートアップしすぎて終盤にバテる悪い癖がある。
日頃から音楽に慣れ親しんでいるため、リズム感は全員に備わっていたが、それだけでは解決出来ない問題は山程あって…
それをひとつひとつ解決しながら、手探りに「ダンス」という新境地を体に取り込んでいくしかなかった。
美空だって自分から提案しておきながら、特別踊りが得意というわけではない。
「七音、なんでお前がここに立ってるんだ!それじゃ僕が動けないだろ?」
「だってここにいた方がバランスいーじゃん!文句ばっか言わないでよ!」
「自分が言い出した事じゃないか!」
何度も壁にぶち当たったが、
その度に何故かふとエマの顔が頭に浮かんだ。
「んも…悪かったよ。ここでいーっしょ?」
ひとつ上を目指して
自分達の音楽はこんなものなんかじゃないと
全員は毎晩筋肉痛が絶えない程、必死に体を使い続けた。
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