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「いっくよー!それぇ!」
ザッパーンッ!
「ボクー、飛び込みは禁止ですよ〜」
ここはウィンディラン本部より少し離れた場所にある温水プール施設。
ジムとビッキーは、ふたりお揃いの浮き輪を持ってセンターの入り口に立っていた。
「もーうっ!なんで私がサルトルとふたりっきりで来なきゃいけないのよ!」
「ジムだ。仕方ないだろ。ナイジェルとリッキーとサラが風邪ひいて来れなくなったんだし、無料チケットの期限が今日までなんだから」
「せっかくリッキーの為に水着を新調したのにぃ。もう台無し〜」
会話から察する通り、当初は全員でこの場所に遊びに来る予定だったのだが、先程名前が上がった3名が見事に風邪をひいてしまい、本部で留守番となってしまったらしい。
…ったく、スーパーの安売りだかなんだか知らないが、サラがあんな夜遅くにふたりを連れて人混みに行くからだ。
ビッキー「あれ、そういえばボビーは?アイツも風邪ひいたの?」
ジム「あぁ…アイツは昨日、巨大隕石が直撃して全身粉砕骨折したらしい。少なくとも3日は寝とかなきゃダメなんだと」
「巨大隕石に直撃されて3日で治るの!?普通即死でしょ!」
ふたりはグチグチと言い合いをしながらも、仲良くセンターの中へ入っていく。
男女で分かれる更衣室の前まで来ると、ジムはビッキーの顔を見た。
「じゃ、着替えたらプールの前に集合!わかったな?」
「はぁい…」
リッキーがいない事にテンションが下がってしまっている彼女の返事には、ほとんど力が入っていない。
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