……………

第4段落 〜鬼との死闘〜

サラ「とは言ったものの…死闘も何も鬼既に屍なんだけど。クラウディ君に頼もうと思ったんだけど…どうする?」

彼女と目が合った目線の高いクラウディ。

言葉を話さない為、今のこの状況を理解しているかは謎だが…


「何?」


「用紙とペンを頂戴」という彼女へのジェスチャー。

笑顔でそれを受け取った様子を見る限り、どうやらやる気のようだ。

優しく笑ってはいるが、これが本気で文章を書こうという気合いの現れなのか、はたまた、ただこのおかしな状況を楽しんでいるだけなのか…

知的な雰囲気漂う彼だけど、なんとなく後者のような気がする。


桃太郎破滅迷走伝説・第4走者 クラウディ。

※尚、彼の書く文章は非常に読みにくいので、日本語和訳して表示します。



『鬼ヶ島を断念し、ウサギ島へやってきた桃太郎一行。そこは溢れんばかりのウサギが島に生息する夢の楽園でした。

しかし、その幸せを実感出来たのも束の間…

桃太郎はそこである事件に遭遇してしまいます。


島のとある場所で鬼の死体が発見されたのです』


ジム「なんでここに死体があんの!?お前ら鬼ヶ島で戦ってたんだろ!?」


『殺害されたのは、鬼ヶ島出身の鬼、163歳。
鬼ヶ島郊外で働く悪行専門職員との事です。

鬼は●日午後0時頃、洞窟で寝ていた所を何者かに襲われ、偶然やってきた町人に発見されたとの事です。

洞窟には荒らされた形跡があり、警察は強盗目当ての犯行と見て捜査を続けています』


ビッキー「ちょっと待って…。どっかで聞いたようなストーリーだよ」

ジム「物凄く嫌な予感がする。これ以上内容が酷くなる前に早く終わらせ…」


『あ、最新情報が入ってきました!

桃太郎が逮捕!昔話で有名になる予定の桃太郎さんが逮捕されました!

入ってきている情報によると、鬼は桃太郎さんに黙っておじいさんと浮気をしていた事が発覚。
その後、桃太郎さんが雇った殺し屋により鬼は殺害されたようです!』


「ほら、やっぱり来た――ッ!!!どういう事だよ、『鬼がおじいさんと浮気』って!!」


雪之原「クララは最近サスペンス小説にハマってるからねぇ」


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