8
……………
第4段落 〜鬼との死闘〜
サラ「とは言ったものの…死闘も何も鬼既に屍なんだけど。クラウディ君に頼もうと思ったんだけど…どうする?」
彼女と目が合った目線の高いクラウディ。
言葉を話さない為、今のこの状況を理解しているかは謎だが…
「何?」
「用紙とペンを頂戴」という彼女へのジェスチャー。
笑顔でそれを受け取った様子を見る限り、どうやらやる気のようだ。
優しく笑ってはいるが、これが本気で文章を書こうという気合いの現れなのか、はたまた、ただこのおかしな状況を楽しんでいるだけなのか…
知的な雰囲気漂う彼だけど、なんとなく後者のような気がする。
桃太郎破滅迷走伝説・第4走者 クラウディ。
※尚、彼の書く文章は非常に読みにくいので、日本語和訳して表示します。
『鬼ヶ島を断念し、ウサギ島へやってきた桃太郎一行。そこは溢れんばかりのウサギが島に生息する夢の楽園でした。
しかし、その幸せを実感出来たのも束の間…
桃太郎はそこである事件に遭遇してしまいます。
島のとある場所で鬼の死体が発見されたのです』
ジム「なんでここに死体があんの!?お前ら鬼ヶ島で戦ってたんだろ!?」
『殺害されたのは、鬼ヶ島出身の鬼、163歳。
鬼ヶ島郊外で働く悪行専門職員との事です。
鬼は●日午後0時頃、洞窟で寝ていた所を何者かに襲われ、偶然やってきた町人に発見されたとの事です。
洞窟には荒らされた形跡があり、警察は強盗目当ての犯行と見て捜査を続けています』
ビッキー「ちょっと待って…。どっかで聞いたようなストーリーだよ」
ジム「物凄く嫌な予感がする。これ以上内容が酷くなる前に早く終わらせ…」
『あ、最新情報が入ってきました!
桃太郎が逮捕!昔話で有名になる予定の桃太郎さんが逮捕されました!
入ってきている情報によると、鬼は桃太郎さんに黙っておじいさんと浮気をしていた事が発覚。
その後、桃太郎さんが雇った殺し屋により鬼は殺害されたようです!』
「ほら、やっぱり来た――ッ!!!どういう事だよ、『鬼がおじいさんと浮気』って!!」
雪之原「クララは最近サスペンス小説にハマってるからねぇ」
- 344 -
*PREV NEXT#
ページ: