……………

まだ空は明るいお昼の3時。

そんな快晴の空の下。

とある街路に、怪しい大人6人がこっそりと電柱の陰から顔を覗かせていた。


「見える?」

「ああ、見える見える」


もちろん目的はバレルとローラの初デートを尾行する為。

雰囲気こそ違うが若い男女が並んで歩いているので、周りからはカップルに見えているようだ。

ふたりが歩き出して少しの時間が経っており、サラがぼそっと呟いた。

「別に尾行までする必要ないんじゃないの?ここから先の展開はふたり次第なのに」

「仕方ないですよ。だって…」



「ワンワン!」


道を歩いていると、突然ローラに一匹の野良犬が近寄ってきた。


「あ。ワンちゃん可愛い」

彼女が尻尾を振って喜んでいる犬の頭を撫でようとした瞬間…


「ワンワン!!」


何故か動物の骨が頭上を通り過ぎた。

骨に気がついた犬はそれを追いかけて、どこかへ走って行ってしまったようだ。

「あ…行っちゃった」



リッキー「あの人がどうしても付いて行くって聞かないんですから」

サラ「そうね…」

ふたりの目には、何十本も動物の骨を天空に向かって投げまくるジムの姿が映っていた。





……………




「それでですね…」

「…………。」

ローラがバレルにオドオドと話をしていると…


キキィィィィ!!


バランスを崩した自転車が突っ込んできた!


ビッキー「危なッ…」


ドォォォォォンッ!!!!!


通行人A「おい!?なんだ、今の爆発!!」

通行人B「今、あの青の服の人がバズーカを自転車に撃ち込んだぞ!」





……………





「私って…」

「…………。」


バレルとローラは横断歩道にさしかかった。


「あ。赤ですね」

丁度渡ろうとした瞬間に信号の色が赤に変わり、当然の事ながらふたりの足が止まっ…


ガシャァァァァァンッ!!


通行人C「なんだ、今の破裂音!」

通行人D「あの青の服の人が信号機を蹴り折ったぞ!何してるんだ!?」





通行人N「アイツを野放しにしておくと危険だ。リッキー、捕獲しろ」

通行人R「わかりました」


- 359 -

*PREV  NEXT#


ページ: