……………

「今の奴らのおかげで随分商品がさっぱりしたな。よし、気を取り直して売るか!」

「そうだね!次はリッキーみたいなイケメンなお客が来てくれたら嬉し…」



「きゃぁぁぁぁ☆なにコレ〜!超イ↑イ↑カ↑ワ↑ァ↑」


2組目の客が帰ったのも束の間。

第3の刺客である美女が一着の派手な服を手に取った。


ボビー星のナンバーワングラビアアイドル。

ボビーの妹、ボビエちゃんだ。



ジム「アアアッ!なんでお前ここにいるんだよ!?」

「ウッワ!なにぃ?お客に対してェ!」

「もうここ終わりだから!はい、閉店ガラガラ!よそへ行け!」

「まだ商品いっぱい残ってる系じゃん!マジありえね〜」


ド派手なキツい化粧をした顔が更に迫力を増し、男を睨みつけている。

なんでウチにはこんな客ばっか!



ビッキー「わぁ!ビエール、久しぶりぃ!元気!?」

「ビキたん、チョリーッス!フリマやるならボビエにも電波送ればよかったのにぃ!」

ジム「…電波?」


「電波送ろうと思ったんだけどさぁ!シベリア超特急に決定したったから☆メンゴ〜」

ジム「…シベリア超特急?」


言わずと知れた、ビッキーはこのボビエの親友。

リッキーの一件以来すっかり仲良しになり、(俺よりも)頻繁にやりとりを行っているようだ。

何故そうなってしまったのか俺にはさっぱり理解出来ないのだが、やはり電波で繋がっているものがあるのだろうか。


「ねぇ!ボビエに似合う服選んでよぉ!」

「いいよ!あ、このゴールドのタイトワンピースとか!?ビエールみたいなゴージャスな子にピッタリだよ!」

「やだもう、ビキたんったら!ボビエがこんな服着たらお胸がはちきれちゃう☆

お買い上げ〜↑↑↑↑」


ジム「なんではちきれるとわかってるのに買うんだ?」



次にボビエが目をつけたのは、絶対見逃すはずがないある人物のブロマイド。


「ワッハアアアアアア!!☆これ、チョリのブロマイドじゃね!?マジ、超絶ハイパーレアグッズじゃね!!?」

「リッキーのブロマイドだっしょ〜!これが私の一番の自信作なんだから!」

ジム「お前が作った物じゃないだろ」

「マジ、パネェ!つーかチョリ、マジ、パネェ!つーかマジ、破壊力ハンパネェ!」

ジム「いや。君の今の顔の方が破壊力ハンパネェっす」



目の前で繰り広げられる、今時ギャル式売買に付いていけていないアラサーのジム。

そうこうしている間に次々と商品は売れ…



「ビエール、今日は本当にサンクス!星に帰ったら今日買った服を着てみてね!」

「オッ系〜↑↑パシャって電波飛ばすわ〜!」


ジム「はちきれた写真を電波で飛ばすのか?どうなってるんだ、最近の若者は」


〜ボビエに売れた商品〜

・衣類(数点)
・アクセサリー(数点)
・リッキーのブロマイド(全て)


合計:25,000円



ビッキー「たくさん売れたね!スリータ!」

ジム「ジムだ。まぁ…一応金にはなったな。もう来ないで欲しいけど」

ビッキー「ビエールはいい娘よ!彼女を悪く言う奴は私が許……って、あれ?テリー、なんか商品増えてない?」

「だからジムだって…え?そんなわけないだろ。追加で商品なんて置いてな………あっ…」



〜ボビエの置き土産〜
・ボビーのブロマイド(100枚)


ジム「有り余ってるわ!!」


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