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……………
「どうして…僕がこんな格好を…」
無駄にホスト感を漂わせる赤色の上下スーツ。
中には目に優しくない、真っ黄色のシャツ。
武器にもなりそうな先の尖った革靴。
おまけに眼鏡も薄いブラウンの入ったサングラスに変えられた。
「似合ってるじゃん、ミヤくーん」
「やかましい、近づくな」
抱きついてこようとする美空は、紫のセクシーなスーツに髪を上に縛っている。
雨宮はそれを上手く避け、サラとビッキーに近づいた。
「あの…僕、なんでこんな格好に…」
「だって雨宮君、この作戦伝えたら絶対反対したでしょ!?
だったら勝手に先に私達で話を進めちゃって、そこから無理やり巻き込んじゃおうって考えたの!」
「だからって、これだけ男がいるなら僕までやる必要ありませんよね?」
「ホスト軍団を作るなら眼鏡男子は必須事項って決まってるのよ。眼鏡のないホストクラブなんて、カレーのかかってないカレーライスみたいなものでしょ?」
「それを言うならルウのかかってないカレーライスと…」
サラ「はい、AMAMIYA君ご指名入りましたー!真ん中テーブルへどうぞー!」
雨宮「そんなに僕の意見が癪に触ったんですか!?」
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