10


……………

「どうして…僕がこんな格好を…」


無駄にホスト感を漂わせる赤色の上下スーツ。

中には目に優しくない、真っ黄色のシャツ。

武器にもなりそうな先の尖った革靴。

おまけに眼鏡も薄いブラウンの入ったサングラスに変えられた。


「似合ってるじゃん、ミヤくーん」

「やかましい、近づくな」


抱きついてこようとする美空は、紫のセクシーなスーツに髪を上に縛っている。

雨宮はそれを上手く避け、サラとビッキーに近づいた。


「あの…僕、なんでこんな格好に…」

「だって雨宮君、この作戦伝えたら絶対反対したでしょ!?
だったら勝手に先に私達で話を進めちゃって、そこから無理やり巻き込んじゃおうって考えたの!」

「だからって、これだけ男がいるなら僕までやる必要ありませんよね?」

「ホスト軍団を作るなら眼鏡男子は必須事項って決まってるのよ。眼鏡のないホストクラブなんて、カレーのかかってないカレーライスみたいなものでしょ?」

「それを言うならルウのかかってないカレーライスと…」


サラ「はい、AMAMIYA君ご指名入りましたー!真ん中テーブルへどうぞー!」

雨宮「そんなに僕の意見が癪に触ったんですか!?」


- 479 -

*PREV  NEXT#


ページ: