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……………
9月22日。
結局ナイジェルとリッキーの努力も虚しく、今日という日まで誕生日プレゼントが決まらずに俺は自室で途方に暮れていた。
畜生。記念すべき聖誕祭だというのに、どうしてこんなに心迷わないといけないんだ。
今日の予定としてはビッキーとふたりで俺の誕生日プレゼントを買い、そして仲良くふたりで晩ご飯の材料を買って…
その後は…お部屋でイチャイチャしながらご飯とか……でへへ。
あぁ!そうじゃない!
肝心のプレゼントが決まってないのに浮かれてなどいられないんだ!
コンコン!
ひとりで騒がしく言い訳をしていると、扉のノック音が聞こえてきた。
「ジョセフィーヌ!おっはよーう!!」
時間通り部屋を訪ねてきた恋人のビッキーだ。
気合が入っているのか、花柄の可愛らしいワンピースにカチューシャ。
爪も普段よりデコレーションされていて増してオシャレな印象。
俺が買ってあげたネックレスも付けている。
「お…おはよう。ジムだ」
「誕生日だからちょっとゴージャスな名前で呼んでみたよ!プレゼントは決まった?」
「………ッ…」
「どうしたの?」
「あ…あぁ。決まった」
「そっか!じゃぁ、行こう!」
ギュッと小さな手で俺の腕を掴む彼女。
可愛い。
可愛いけど…どうしよう…
「ジョセフィーヌのプレゼントの為に今日は千円もおろしてきたんだよ!」
「せ…千円!?俺のプレゼントの上限千円なのか!?」
「あはは!冗談だよー!二千円だよ!」
「余計切ないよ…」
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