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……………

「起きろ皆!こんな所で寝たら死ぬぞ!」

バチンと頬を叩かれ目を覚ましたジム。


「…んぅ…ん?」

目覚めた彼の前には、手にフォークが刺さったままのボビーが。


「うわっ!なな…なんだ!?その手!?」

「ああ、これかい?さっきボーっとしてたらいつの間にか刺さってた(笑)」

「(笑)じゃないだろ!?病院行け!」

「このくらい、出刃包丁が突き刺さったよりマシと思えば平気だよ」

「怖い程のポジティブ神経だな…」


少し目を引きつらせながら部屋の中を見た彼は、サラとロビンがいなくなっている事に気づいた。


「あ!アイツらいなくなってるじゃないか!」

「そのふたりなら今さっき外に出て行ったよ?」

「なんでもっと早くに起こさないんだよ!ビッキーナイジェル、リッキー!お前らいつまで寝てんだ!」


彼は気を失っている3人の体を揺さぶって起こし始める。

「んんっ」と声を吐き出しながら起き上がったナイジェルとリッキーは、意識が朦朧としたまま真っ先にジムの手を見た。

「いや、俺には刺さってないから」


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