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……………
美空と別れてビッキーが待つ食品売り場に戻ると、彼女は顔を膨らませてレジの横に立っていた。
「遅い!」
「いや、悪い。ちょっとな」
「あれ?七音君は?」
「アイツか?えっと…やっぱ宿題やるって言って帰った」
「本当に!?成長したじゃーん!」
嘘だけど。
「あ、そうだ!アンタ達がチンタラしてる間に食材集めてお金ももう全部払っちゃったよ!」
自慢気に財布からカードを取り出した彼女。
しまった…。
美空からビッキーを遠ざけようとするあまり、食品の買い出し時間を大幅に短縮させてしまった。
買い物袋を2袋抱えて、ビッキーは何も知らずに笑う。
もう…どうすりゃいいんだ。
「重いだろ…。持つよ…」
「本当に!?ありがとう!ジョセフィーヌ!」
たこや葱、たこやき粉など、材料の入った袋をジムに手渡す。
「あのね!私、ちょっと洋服が見たいんだ!いつも行ってるショップが近くにあるんだけど、プレゼントを買いに行く前に少し行っていい?」
「あっ、そうか!よし(助かった…)行こう!」
・
・
・
ビッキーの希望もあり、俺達はとある店へ足を運んだ。
割と有名らしく、テレビでもチラッと観た事のある衣服店。
見る限り若者向けの派手な服が多い傾向だな。
ビッキーが好きそうなのもわかる。
それにしても、服か。
そういうのもプレゼントとしてはありかもしれないな。
「あっ!ジョセフィーヌ見て見て!このショーパン可愛くない!?」
「可愛い。可愛いが、それを生足で外に穿いていくのは禁止だ」
「えー、またぁ?ジョセフィーヌと服を買いに行くといつも制限されるから面倒!」
文句を垂れるものの、こればかりは許さない。
そんな格好で外へ出たら、周りの男達が変な目で見るに決まっている。
「大体…いつも言ってるが、もっと清楚な服を着たらどうだ?ほら、このブラウスみたいな………うげっ!」
値札
33,000円
(33,000円!?た…高ぇっ!馬鹿じゃねーの!?こんな薄っぺらいブラウス一枚でそんな高いのか!)
「うーん。それもまぁまぁだけど気分的にアゲモードにはならないかなぁ!」
(33,000円のブラウスまぁまぁって言いやがった。まぁまぁじゃねーよ、たこ焼き何百個作れると思ってんだ)
「仕方ないなぁ!ジョセフィーヌがこれを着て欲しいって言うなら着てやるか!可愛く着こなしてあげる!」
(そんな感覚で買うの!?え?というか普段こんな店で買い物してるのに、俺のプレゼントの上限二千円?
二千円って何?君の感覚だと200円くらいなの?)
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