……………





「はぁ…」


私は後悔の念を振り払えずズルズルと引きずって一日を過ごし、ついには夜になってしまった。

読む予定にしていた歴史書も開いていない。


本当…昨日は失敗しちゃったなぁ。

なんでよりにもよってバレルさんの家に行っちゃったんだろう、私。


お風呂で背中を流し、体を泡でしっかり洗う。

お昼にもシャワーを浴びたけど、やっぱりまだお酒臭さが残っているかもしれないと不安になり、結局夜にももう一度入ってしまった。

これで少しはアルコールの匂いは抜けるかな。

やっぱり強い体質じゃないのに無理に飲むものじゃない。

そう考えればサラさんは凄いな。

いつも泊まりに行ったら、決まってお酒を飲んでるし。

どんな肝臓してるんだろ。


そんな事を考えながら、体に付いた泡をシャワーで洗い流す。

うん。

いつまで後悔してても仕方ない!

とにかく今後の対処策を考えてノートにまとめなきゃ!

…って、この台詞…今日だけで何回目だろう。

落ち込んでこう考えてまた落ち込んでの繰り返しだ、今日は。

気分はどんどん暗くなってしまう。



「はぁ………ん?」


体を流し、鏡に背中を向けた瞬間だった。

何かに気がつき、ふいにシャワーを止める。


「…何だろう?これ」


手でギリギリ届く辺りにある。

右側の肩甲骨の下辺りに、何やら見覚えのない赤いアザのようなものが見つかった。


「どこかでぶつけたのかな。全然気づかなかった」


でも別に痛くもないし、虫に刺されたのかとも疑ったが特に痒いわけでもない。

酔ってる時に何かしたのかな。

まぁ…痛くも痒くもないなら気にする必要ないか。


軽い気持ちで再びシャワーのハンドルをひねり、

そしてローラは風呂場を出た。


fin


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