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……………
「お父さん!こっちこっち!」
「ねぇねぇ、どれから乗る?」
「ジョージア!クレープ!」
「ジムだ」
遊園地へ着くと、園内は既に家族連れや友人同士、カップルなどで賑わっていた。
見渡す限り見える観覧車、ジェットコースター、その他様々なアトラクションにファンダジーな建物。
そして噴水の向こう側にいるのが、このワンダードリームランドのマスコットキャラ「ワンダーゴン」
ティラノザウルスか何か…とにかく恐竜をモチーフにしたデザインのキャラクターだ。
たくさんの来客に囲まれて写真を撮っている。
エマはそのキャラクターをじっと見つめた後、大きな観覧車を見上げた。
「おっきい…ですね…」
「そうだな」
雨宮は早速入口ゲートで貰った遊園地の地図を広げる。
「ジェットコースターにゴンドラにキャラクターパレード…。さて、どこから行くか。色々あって悩むな」
とりあえず自分ひとりで勝手に決められないので、彼女の意見を聞くべく携帯を取り出した。
『まずはどこに行きたいか?』
「…私…が…決めていいんですか?」
「あぁ」
コクリと頷くと、彼女は雨宮の持っていた地図を覗き込んできた。
「……ッ」
ち…近い…///
落ち着け、自分。
今日は仕事に疲れた彼女のストレスを発散させる為にここへ連れてきたまでだ。
特に…いかがわしい思惑は何もっ…
「ここが…いい…」
「え、ここ?」
彼女が指差したアトラクションに咄嗟に素の声が漏れる。
【呪いの廃病院】
これは…お化け屋敷?
一番苦手そうなのに大丈夫なのか?
『本当にここでいいのか?』
「…はい…。…あんまり…入った事…ないから……」
あぁ…そういう事か。
顔に似合わず、結構好奇心もあるんだな。
「雨宮君…いるから……大丈夫かな…と…思って…」
「…ッ///」
ふとまた目を逸らしてしまう。
それは気を遣ってわざと言っているのか、それとも本心なのか。
いずれにしても心臓に悪い。
「ま…まぁ、そこまで言うなら仕方がない。行こう」
地図を畳み、ふたりはまた一定の距離を空けて歩き出した。
日晴「あ!雨宮さん達、お化け屋敷に向かいましたよ!」
美空「早速お化け屋敷を選ぶなんて!ミヤ君、下心見え見え〜」
日晴「そうなんすか?」
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