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……………
何がどうなってるんだ一体。
まさかあんな選択肢が突然浮かび上がってくるとは。
この現実上、考えられない。
ここはゲームの世界じゃないんだぞ。
可愛い黄色の木馬に跨ったまま、疑いの目でエマを見てみるが彼女は普段と変わらない。
ペガサスに跨がって楽しそうにちらほら色んな場所を見ている。
今は特に何も浮かんでこない。
相変わらず七音と響介は見当たらないし。
さっきのは僕の気のせいだったのだろうか…
タラララ〜♪
楽しげな音楽とともに回転台が回りだした。
小さな子どもやイチャイチャするカップルが楽しんでいる中、
怪しい眼鏡の男は可愛いお馬さんに揺られながら鋭い目で何度も周囲を見渡していた。
・
・
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タラララ〜♪
メリーゴーランドは4分程で回転が止まり音楽も止まった。
「お気をつけて」というアナウンスと同時に雨宮はアトラクションを降りる。
周りの客も続々と降り出口に向かい始め、エマは若干ふらつきながら彼の元へ歩いてきた。
「目が…回りました…」
彼女は慣れない乗り物に乗ったせいか、少し目を回しているよう。
肩を支えてやりたいがまた驚かれても困るので、今はこのままにしてやろう。
それにしても、やはり何も起こらないな。
さっきのお化け屋敷の件は夢か幻だったの…

…また出てきた。
やはりまた現れた。
しかも今度は体が動かない。
なんなんだ、一体どういう仕掛けなんだ。
催眠術にでもかかっているのだろうか、僕は。
仕方がない。
ここで好印象の選択肢を選ばなければ、これからの関係に支障が出てしまう。
的確にどれかひとつを選択するしかない。
まぁ、3番目はないとして…

エマ「…そうですか。雨宮君は…男性…ですもん…ね…」
評価:うん!まぁまぁかな。
ふぅ…。なんとかセーフだな。
というか、これからアトラクションに乗る度にこれが続くのか。
これではいつ選択肢を間違えてしまうか気になって、全く楽しめない。
あ。アイツら、草陰からふざけて手を振っている。
呑気にチュリトスなんて食べやがって…
帰ったら5時間みっちり説教だ。
「あ」
怒りに震えていると、突然エマが向こう側を見ながら声を漏らした。
「どうした?何を見ている?」
合わせて彼女の目線の先を見てみると…
「「きゃぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!!!」」
「「うわぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!」」
物凄い絶叫…いや悲鳴に近い声が聞こえるアトラクションが見えた。
ジェットコースターかと思ったら、そんなものとは次元が違う。
足に取り付けたゴムを命綱に、高い場所から人が飛び降りている。
あれは…
バンジージャンプだ。
パリンッ!
雨宮のかけている眼鏡にヒビが入った…。
「あれ……飛んでる…雨宮君っ…見たいです…」
「え!む、無理だ!申し訳ないがあれだけは出来ない!」
「雨宮君……鳥が好きって…言って…たから…」
「好きだけど!好きだけど僕も同じように飛んでみたい等とは一切思った事はない!大体あれは落下じゃないか!大空を飛ぶ鳥とは訳が違…」
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「ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
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