……………


電話を終えたローラさんは、少し疲れた表情でリビングに戻ってきた。


「バレルさん?」

「あ…うん。でもなんか機嫌悪かったみたいだから、雨がやんだら行くとだけ伝えて切っちゃった。お腹空いてイライラしてたみたい」



…本当にそうなのかな。

ローラさんの事だから、丁寧にクラウディ君の家にいるとまで説明したんじゃないだろうか。

まぁいい。



「そっか。あそうだ、ローラさん。ケーキ食べますか?丁度冷蔵庫で冷えてるものがあるんですよ」

「本当!?食べる!」


とりあえず、バレルさんには悪いが彼女は今の時間だけは自分と一緒にいてくれる。

この大雨なんだ。仕方がない。

なんて自分に言い訳をしながら、今のローラさんとの時間を楽しもうと思った。

雨の降っている外をカーテンで遮断。

彼女には中央にあるソファーに座って待っていてもらい、昨日事務所で貰ったケーキを取りに冷蔵庫へ向かった。


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