『さて!では3分間のシンキングタイム終了です!皆さん!それぞれのコートにお入りください!』


作戦タイムを終え、12人全員がコートの中に入る。

ここからが本当の勝負だ。

顔見知りだからこそ負けられない。(賞金もかかっているし)


緊張した面持ちで全員が作った雪玉を握り締めた。





『それでは雪合戦大会準決勝!




スタートです!』








ピ―――――ッ!!








「よし、皆散らばれぇっ!」


美空の一声で6つの盾の後ろへバラバラに隠れるチーム「weather life」

それに合わせるようにチーム「走り屋」も自分達の陣地にある盾の後ろに身を隠した。



「そんじゃ、あとは適当に雪玉作ってとりあえず相手の隙をついて投げまくれ!」

「任せるっす!」

「っ♪」



ポイッ!

ポイッ!



拍子抜けに円を描いて飛んでくる雪玉達。

その光景にジムとナイジェルは思わず顔を歪めた。


「オイ。アイツら頭脳戦が得意なんじゃないのか?思ったより単純に雪玉が飛んで来てるんだけど!子どもが投げる感じにフワフワなんだけど!」

「なんか知らねーが、その変な能力以外は何も作戦はねぇみてーだな。俺達をナメてかかってる証拠だ!その隙をついて攻撃すれば勝てるぞ!」



ふと敵の攻撃の手が緩んだ。

全員が雪玉を作っているようだ。



「よし、今だ!狙え!」

「了解っ!」

「任せたまえ!」


そこで先陣を切って飛び出したのは、ナイジェルとビッキー、そしてボビー。




奴らは俺達に背を向けてせっせと雪玉を作っている!

相手側の気が緩んでいる今がチャンスだ!



「お前ら、俺達をナメてかかってるようじゃ…」


「かかったな」


「…ッ!?」



盾の向こうから一瞬見えた美空の怪しい笑みに、走りを止めてしまう。






ザクッ


ザクッ


ザクッ






「あっはははは〜。そんな丸腰の姿で出てきて…この雪の王子様に敵うと思ってるのぉ?」



不気味な足音を立てて盾から現れたのは、ひとりの色白の男。

雪之原 奏だ。

名前からわかるように、weather lifeの中では「雪」をモチーフとしている彼。

普段は物腰が柔らかくのんびりとした性格に見えるキャラクターだが、今日はなんだか雰囲気が違う。

白い肌に白いコートを羽織り、まるで雪うさぎのような赤い瞳を3人に向けた。


「雪之原くっ…」


不気味に笑みを浮かべる彼。

手にはひとつの雪玉が握られていて。

ゆっくりと片足を後ろに引き始める。




「寒いねぇ楽しいねぇ〜。僕、この時期をず〜っと待ってたんだよぉ」


「………ッ…」



背筋に悪寒が走る…

殺気にも似た、王子様とはかけ離れたおぞましいオーラだ。

一歩、また一歩と下がり、相手の様子を窺うナイジェルにビッキー、ボビー。







「さぁ!お待ちかねの雪合戦だよぉ!みんなで楽しもぉかぁ!!」


「なっ…!?」



ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!



「危なっ…ギャァッ!」

「伏せろ!」


隠れようとした瞬間には時既に遅し。

女性のような細い腕から繰り出されたとは思えない豪速球が飛んできて、盾の後ろに隠れていたジムやサラは助ける余裕もなく屈み込んだ。


「おいっ…なんなんだ、あれは!」



ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!

ビュンッ!!!




ジム「アイツ雪玉何個持ってんだよ!!」

リッキー「見てください!ユキ君の手がもう千手観音みたいになってますよ!」


普段は「イベントなんて他人事」の彼が、体を張って本気になる瞬間。

それは寒い・冬・雪に関連するイベントであり、その瞬間になると普段の大らかな姿からは想像出来ない恐ろしい力が開花するのだ。

やる(殺る)気満々の雪之原の手によって、休む事なく豪速球がこちらのフィールドに次々投げ込まれ、
盾から離れていた3人はあっという間にその嵐の餌食になった。



ビッキー「キャアァッ!(倒)」

ナイジェル「グァッ!(飛)」

ボビー「ヌァアアッ!ヌァッ!ヌァッ!ヌァッ!ヌァッ!ヌァッ!ヌァッ!ヌァッ!ヌァッ!ヌァッ!ヌァッ!ヌァッ!ヌァッ!ヌァッ!ヌァッ!ヌァッ!ヌァッ!(蜂の巣)」



「「ナイジェル、ビッキー!!!」」

ボビー「君達なんで僕の名前を呼ばないんだい!?僕は蜂の巣になってるんだぞ!?ちょっとは心配したまえ!」



仲間達が次々とフィールドアウトになっていくが、これではまともに近づけない!

下手に盾の外へ出ると自分達も巻き込まれてしまうのが目に見えている。

しかし、こんな事を考えていても雪之原君の手から放たれる猛攻撃はおさまらない!

どうすりゃいいんだ…!



「奏、止まれ!」

「…ッ」



雨宮の声でようやく雪之原の攻撃の手が止まった。


「こちらの雪の量が不足してきた!作戦をCに移行する!」

「了解〜!」


雪玉の嵐がやんでほっとしたのも束の間。

雨宮が雪之原に一冊の本を投げ、何をするのかと思えば試合中にもかかわらず盾に隠れてそれを読み始めたのだ。

生き残ったのはジムとリッキーとサラ。

舞っている雪をはらい、ようやく一息ついたジムもその相手チームの異変に気がついた。


「…っ。何してんだアイツ」

「本を読んでるわよ。何かしら」






「………。」



雪之原がその本を読み出して、ほんの数十秒後だった。




パラッ

パラッ




ふと空を見上げる。

先程までやんでいた白い雪が再び降り始めたのだ。

しかしそれは天気の変え方をミスったのか、吹雪とは遠い柔らかい綿雪…?

多少冷たいくらいで痛くも痒くもないし、こちらのチームの体には何の害もない。


「何かわからないですが、今がチャンスみたいですね!ここから一気に逆転しましょう!」

「待て、リッキー!ここでまた丸腰で出て行くとナイジェル達の二の舞だ!この盾に隠れながら攻撃を開始するぞ!」


生き残っているジム、リッキー、サラは3人同時に頷き、全身が盾から出ないように身を乗り出して雪玉を構え…



「狙え!まずは一番厄介な雪之原君からだ!」


「そうはさせないっすよ!」

「なっ!日晴君!」


そこで雪之原の前に滑り込んできたのは、オレンジ色の髪をなびかせた日晴響介だった。

真冬の格好にしては割と薄着のジャケット姿。


「な、なんだ!?」

「俺達が天気を操れる事を忘れたんすか!」


突然目を閉じた日晴。

そして彼はブツブツと呪文らしき独り言を口にし始めた。




「…や…あ…許…」


「え?」


「青…あの…と………許さ…」


「な…なんて?」


「あの時の青柳!!ぜってぇ許さねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!!!」






ピカ―――――――――ッ!!Σ



(超・晴・天)






ジム「お前、青柳と一体何があったんだよ!!」


過去の腹が立ったエピソードを思い出し、日晴が怒りを爆発させた瞬間

雪のちらついていた空が、清々しい程の眩しい晴天に変わる。

太陽が地球に近づいたのかと思う程、日差しが強くて暑い!


そうだっ…これは前のコインランドリーの時と同じっ…

コイツらは怒りの感情が湧き出る事によって、自分の属性の天気に空を変えられるんだ。



「ジム、大変!」

「…っ!」


サラに言われるまでもない。

今までにない真夏のような暑さのせいで、自分達の周りにあった積雪がどんどん溶けているのだ。

部分部分、土が見えてしまっている所もあり足元もベチャベチャ。

これじゃ新しい雪玉を作れない。



しかし、天気を晴天に変えてしまったのであればあちらも状況は同じ。

なんとか打開して…



「なっ!?」



目を疑うジム。

こちらのコートは晴天にもかかわらず、向こうのコートは大量の雪が降っているのだ。

空を見上げると雲と太陽が完全に分かれ、近い場所なのに天気が全く違う。

現実的にはありえない空が広がっていた。




「嘘だろ!?こんなのってアリなのか!」

「はは〜!『weather life』の真の実力を甘く見てもらっちゃ困るよ、ジムさん〜!
そう!僕達は怒りの度合いによって天気の範囲を変える事が出来んの!」

「わぁ、凄い!2月なのにポカポカしてあったかいです!」

「リッキー、喜んでる場合じゃないでしょ!」


「でっしょ♪こっちはクソ寒いからホントはこの作戦嫌なんだけどさ!今、ヒーちゃんを怒らせたのはそっちのチームの動きを止める為!雪を補充している間だけはこっちのチームも動けないからね!
そしてその肝心の雪を作り出しているのは…」






ガサッ…




さっきまで何故か試合中に読書タイムに入っていた雪之原がようやく腰を上げた。

こんなに雪が降っているという事は、機嫌が悪いのは言うまでもない。

彼は下を向いたまま、コートの線前ギリギリまで歩いてきて…









「こんのクソダヌキがぁああああああッ!!!Σ」




ドバァア――――――――――ッ!!!!




キャラにない怒鳴り声を上げた途端、今までの大雪が猛烈な大吹雪に。




「えっ!キャッ!」


サラの足元に飛んできたのは、先程雪之原が読んでいた絵本「童話カチカチ山」だ。

その物語はおばあさんに怪我をさせた性悪タヌキを、正義のウサギが退治するという子供向けに緩和された昔話。

しかし子供向けに可愛らしく表現されているとはいえ、自分から悪さを働き、おばあさんを騙して大怪我を負わせた後、罵って逃げるという最低な行動を取ったタヌキ。

「大のウサギ好き」としてウサギの精神が乗り移ってしまったのか、雪之原の中でタヌキへの怒りが爆発していた。



「よーし。ユキ、怒ってる怒ってる」

「しかしっ…予定より怒り方が激しくないか、七音。前が真っ白で何も見えないんだがっ…」


「グァアアア!!!あんの極悪ダヌキめ!お前なんか僕が麺棒で薄く伸ばして細切りにして熱湯でゆがいた後に、たぬきそばのカップに沈めてくれるわ!!」




ドバァア――――――――――――ッ!!!

ドバァア――――――――――――ッ!!!!




「ちょっと、雪之原さん!怒りすぎっす!これじゃ向こうのチームにまで…アイタッ!」

「お前か!お前がおばあさんを騙したタヌキだろ!?」

「何言ってるんすか、俺はヒバッ…」

「るっさい、黙れ!その肌の茶色さはタヌキ以外にありえねんだよ!覚悟しろ、このハリネズミダヌキが!」



「んーだと、このヤロォッ!」と日晴も舌を巻いて雪玉を投げてきた雪之原に反撃を開始。


「俺のこの小麦色の肌がタヌキと同じに見えるなんて、人生最大の侮辱っす!
俺はちゃんと日焼けサロンに行って薄すぎず濃すぎずの光の量を調整をして、究極の褐色肌を実現させてるんす!タヌキなんかとは全然違う!」

「今時褐色の肌が格好良いなんて昭和生まれか!?今の時代は色白で痩せてて病弱そうな男が逆にモテるんだよ!」

「大体雪之原さんは俺の事を暑苦しいとかいつも言ってるっすけど、俺から言わせてみりゃアンタが冷めすぎなんすよ!」

「何が悪い!?僕はこの体感温度が好きなだけだし、寒いのが好きとか熱いのが好きとか人それぞれじゃん!」

「雪之原さんの入った後のお風呂、水のように冷たくて追い焚きに何分時間がかかると思ってんすか!?」

「そっちだって君の入ったお風呂、温度設定が54度になってたけど!なにあの殺人風呂!中でパスタでも湯がいてたの!?」







ジム「おい…なんか向こうの様子が変だぞ?」



猛吹雪のおかげでほとんど窺えないが、何やら男の怒鳴り声が聞こえてくる。

チーム「走り屋」の3人は顔を見合わせた後、状況が変わるのを待った。





「湯加減の設定なんて今は関係ないっしょ!」

「そっちがお風呂の話題を持ち出してきたんでしょぉ!?」


美空「ちょっと、ユキ、ヒーちゃん!ケンカしてる場合じゃないよ!」



そこで慌てて、近くにいたクラウディも間に割り込んでケンカを止めようとするが…


「「邪魔すんな!!」」

「フガッ!」


彼の顔にふたり同時に大きな雪玉を投げつける。

昔からこう熱くなってしまうと、雪之原と日晴はなかなか手が付けられないのだ。




リッキー「ますます雪が強くなってきてますよ!作戦ミスでしょうか?こっちまで雪が入ってきてます!」

サラ「チャンスよ。仲間割れしている可能性があるわ。一瞬でも隙が出来たらそこから一気に攻め崩すわよ」



雪音の中から聞こえる男達の声に耳を澄ませる。


「いい加減にしろ!」

サラ「ほらやっぱり。雪之原君が思った以上に怒ってるみたい。こっちの雪が十分に集まった所で…」





ポツッ


ポツッ




突然鼻の先に落ちてきた冷たい感覚。

しかしこの感覚は雪よりもずっと重く、すぐに口元まで流れてきた。

空を見上げると怪しい雲行き。

色は灰色。


これは…




「奏!響介!お前らは一体何を考えてるんだっ!!」





ザバァ――――――ッ!!!!!!!!!!!




「キャ!」

「うっわ!」




天気は突然のゲリラ豪雨。

今のは雪之原ではなく激怒した雨宮の声だ。



「ミヤ君まで怒んないでよ!もぉ天気めちゃくちゃだよ!」

「僕は計画通りに物事が進まないのが一番嫌いなんだ!そんな事は前から知ってるだろ!?」

「だからってミヤ君まで怒っちゃったら、もう修正が効かなくなるよ!ほら、せっかく積もらせた雪も君の雨で溶けてきたじゃん!」

「クッ。とにかく奏と響介の言い争いを止めるぞ!クラウディが気絶している以上、他に誰も止められな…」





ダダダダダダダッ…






突然何人かの足音が聞こえてくる。

まさか…!!




ジム「やっぱりお前ら仲間割れしてたな!?今がチャンスだ、くらえっ!」


「えっ…ワゴッ!」


一瞬の不意を突かれ、一番の戦力であった雪之原の顔に雪玉をぶつけたジム。

まずい!このままでは…!



「ぎゃぁっ!!」


雨宮が視線を向けた時にはもう遅く、ずば抜けた瞬発力を持った日晴もリッキーの手によって背中に雪玉を当てられ脱落に。


奏、響介が次々にやられた。

次に僕と七音どちらが狙われてもおかしくは…




「……ッ!」




残っている女性の顔が雨宮の脳裏に思い出される。


マズい!次に狙ってくるのはサラさんっ…


だとすると…!






「ヒャァッ!!!/////」



コート内に甲高い女の子の声が響く。



「エマッ!」


隅の方で膝を付いている彼女と、そのすぐ傍にいた金髪の女性。

僕の悪い予感は的中した。


「ひゃっ!サラさッ…冷たい!!」

「あっはははは!エマちゃんの反応思った以上にすっごく可愛いわぁ♪大丈夫よ、入れたのほんのひと握りだけだから」


その場へ慌てて駆け寄る雨宮。


「サラさん!やっぱり貴方、彼女の服に雪を入れましたね!?」

「ちょびっとだけよ」

「ひゃぁっ///…出てこないッ…」


一瞬の隙を突かれ、背中側からひと握りの雪を入れられた様子のエマ。

必死に服を裏返したりジャンプしたりするが、なかなか全て出てこない。


「エマ、落ち着け!」

「あまみッ…ヤァ!なんか、変なとこにっ…」

「変なと…ッ!?///…と、とにかく落ち着け。冷たくてパニックになってるだけだ!」

「エマちゃんは耳が聞こえないから何を言ってもダメよ。もう思い切って君が服を脱がせちゃえば?」

「ハァッ!?///何を言ってるんですか、貴方は!そんな事出来るわけないでしょ!」

「じゃぁ、どぉするの?」


色っぽいピンク色の唇をつり上げて意地悪に笑う彼女。

クッ…僕としたことが。

エマから目を離した時点で、完全に弱点を突かれてしまった。

これは計算外だ。

パニックになっている彼女を放置する事も出来ないし、もう仕方がない。



「やぁあッ///冷たいっ!」

「わかりました…。彼女は僕が別の場所へ連れて行って着替えさせます」


エマの手を引いて立ち上がった雨宮。


「ふふ。顔赤いわよ?」

「今日は特に寒いからです」

「お着替え覗いちゃダメだからね」

「貴方にそんな事言われなくてもわかっています」


優等生にしては乱暴な口調の返事。

彼女の肩を支え、ふたりはコートを立ち去った。






さて、残りは…





「さぁ。残りは七音!お前ひとりだけだ!こっちはまだ3人残っている。大人しく観念して出てきたらどうだ?」


雪之原、日晴はこちらの雪玉に当たりアウト。

クラウディは仲間割れの暴走に巻き込まれ気絶。

そして雨宮とエマは思いがけないハプニングにより戦線離脱。

残ったのはリーダーである美空だけだ。


しかしジムの問いかけに対し、当の本人は盾に隠れたまま返事もしないしもちろん出てもこない。


リッキー「七音君!君はたまに予想不可能な行動を起こし、周りをかく乱させる!
俺達はそれを重々承知しているので一切手加減はしません!さぁ、どうしますか!?」




「………。」




サラ「随分大人しいわね。ひとりぼっちになって寂しくなっちゃったのかしら」



何も動きがないまま一分が経過。

状況は変わらず、美空はそのまま黙って座っていたのだが…









ガサッ!!



突然立ち上がった!


何かが来る!


そう察知した3人は、息を飲んで投げの構えを…








「良い詩が浮かんだ。帰る」



「………は?」




パンツについた雪を払いながら、タッタッタッと軽い足取りで3人の前から走り去るチーム「weather life」のリーダー。


「オイッ!ちょっ…お前またそれかよっ!このシーン、前にも見た事あるぞ!

ちょっと待て!!

コラ、クソガキ止まれぇぇぇッ!煤v



チキ―――――!

ドッカ――――――――ン!!!!


ジムの台詞に合わせるように、背後に大きな雷が落ちたのであった。


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