『決まったぁぁああ!!優勝チームは「カサイーズ」!白熱したこの雪合戦大会、優勝は葛西 宗一郎さん率いる「カサイーズ」です!!』





「「ワァ―――――!!!!!!!」」



実行委員の司会ぶりも最高潮に。

観客達は一気に盛り上がりを見せ、先程まで共に戦っていたボビエとロビン親子が葛西の元へ駆け寄る。



ママ「ちょっとぉぉお!!眼鏡君凄いじゃないのぉ!」

ロビン「私を犠牲にしておいて敗北するなど言語道断だからね★まぁ、一般市民にしてはよく働いてくれたよ。褒めてやろう」

葛西「…へ?なんやったけ?」

ボビエ「なぁに言っちゃってる系よォ!あの金髪を最後の切り札として隠し取っておいたみたいな感じでしょぉ?超絶興奮したし、ハイパー感動した系マジパネェ!っていうか、アンタいつからいたの?というかむしろどなた?」

「ジョン・ヒルです…。趣味はニワトリ小屋の掃除です。…よろしくお願いします…」

ボビエ「マジでぇパネェワロタ!」





ビッキー「ちょっと何やってるのよ、ジークハルト!せっかくリッキーがチャンスを作ってくれたのに!」

ジム「は…恥ずかしい!こんな大勢の前でずっとチャック全開だったなんて!はっ…は…恥ずかしい!////」

ナイジェル「オッサンのパンツ見たくれーで観客は何も思わねぇよ」

ボビー「ところで今日のジム君のトランクスの柄は何だったんだい?」

ジム「アサガオだ」

ナイジェル「なんで真冬にアサガオのパンツ穿いてんだ。せめてもっと冬らしい植物の柄を穿け」



見られ放題だった社会の窓を閉め、ようやく立ち上がったジム。

お尻の雪をビッキーに払われながら小さく頭を掻いた。


「いっけねぇ…全然喋らないから、ジョンさんの存在をすっかり忘れてたわ」

「まぁウチのお兄ちゃん、毎年冬は雪に埋まって冬眠するから仕方ないんじゃない?」




「ばんざ〜い♪我々『カサイーズ』の作戦勝ちですえ!やっぱり僕てホンマ天才やわぁ!ところで君誰やったけ?」

「ジョンです…」

「おー、そかそか!初めましてぇ。葛西です。お!良い服着てはりますな!どーぞよろしゅう頼んます(名刺を渡す)」


「どこが作戦勝ちやねん。相変わらず宗ちゃんのドアホっぷりには付いていけへんわ」

観客席で観ていた弥生がボソッと呟き、呆れたのか荷物をまとめてそのまま帰ってしまった。


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