〜タイムセール終了〜


「ゼェ…ゼェ…」

あんなに大量に入っていたカートの弁当が、あっという間に何もない状態に。

敵だったおばさん達は何事もなかったかのようにさっさとその場を去る中、服は破れ体はボロボロになりながらリッキーは四つん這いに倒れた。


「ま…まさかタイムセールがこんなに壮絶だなんて…。レースより辛い…」

「27…28…29…。29個だ。殺す」

「え!?ちょ、待…!こんなに体張ったのに!」

「冗談だ」


「冗談」と言いつつ少しも笑わないバレル。

疲れ果てている友人を無視して、彼は会計を済ませようとレジへ向かい始める。


「もう、真剣にやってよ!ってか、バレルは弁当1個も取ってないじゃん!人にばっか働かせて!見てよ、俺こんなにアザだらけなのに!」

「うるせぇ」

「それより誕生日プレゼントは!?ねぇ、ちょっ…」



スタスタとおばさん達に混ざってレジの列に並んでしまった彼。

リッキーはぐったりと床に座り込んで、再び盛大にため息をつく。


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