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……………
「改めて紹介するわ。彼女がこの『☆★Rose Night Carnival★☆』の店長、エルヴェ・クレインさんよ」
「よ〜ろ〜し〜く〜っ!」
「どんだけ〜みたいに言わないでください」
扉から外の世界へ飛び出してきた「エルヴェさん」は仕草、話し方からして、まさにオネェそのもの。
ゴールドの派手なトップに、ヒョウ柄のファー、ロングガウチョパンツ。
男性のはずなのに服を胸元まであけている、まさにこの店の店長に恥じない外見だ。
聞いた所によると、これが私服らしい。
某I●KOさんにナイジェルは恐る恐る話しかけ、同時に携帯の中のボビーの写真も見せてみた。
「あの…確認なんすけど、エルヴェさんの想い人って本当にこの男で間違いないんすか?」
「あぁーん♪ボビーちゃん!ちょ、それよこしなさいよぉ!」
可愛らしいオネェ口調とは裏腹に、猛獣のごとく携帯を奪い取るエルヴェさん。
疑問ばかりが浮かび上がるが、ジムは最初にこの質問をぶつけてみた。
「エルヴェさんとボビーは、一体どこで知り合ったんですか?」
「プレジデントが一度この店に連れてきたのよ!あまりにも見た目がドストライクで、アタシが一目惚れしたの!」
アイツが元凶か…。
社長、部下を何人この店に連れて来てんだ。
実はそういう趣味があるとか。
独身らしいし。
「それでアタシはボビーちゃんに何度もアタックをしてるんだけどフラれ続けて…。
彼はまるでお経のようにビッキーちゃんビッキーちゃんと言い続けるの。
その日からアタシは毎晩、ビッキーちゃん藁人形を作っては、アメリカから伊勢神宮まで丑の刻参りに行ってるわ!」
ジム「オカマって怖い」
「ねぇ、ナイジェリーナなんとかして〜ん!」
エルヴェは隣に座っていたナイジェルの肩を掴み、前後に激しく振る。
恋をするその仕草は可愛らしいのだが、声はまるで男だ。
「うぐっ、なんとかって言われてもな…」
「仲間って事ならボビーちゃんともお友達なんでしょ!?とりあえずここに連れて来てよぉ!」
「んな事言われても、来る前に一度アイツから断られてるし、多分来ないっすよ」
「イヤ〜ン、そんな事言わないでぇ〜!」
ジム「エルヴェさん、無理言わないでください。アイツにだって色々と事情が…」
「ダメなら今晩のおやつはジミーで妥協するわ!」
「今すぐ電話をかけろ、ナイジェリーナ!!」
「はぁッ!?」
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