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……………
出張当日。
天気は雲がいくつか見られるが、爽やかな青空だ。
ウィンディランメンバーは朝から外に出て、出張研修に向かう3人を見送っていた。
「気をつけて行ってこいよ」
「あぁ…面倒だからちゃっちゃと終わらせて帰ってくっから」
先頭のナイジェルがヘルメットを被り、続けてサラとリッキーも自分のバイクに跨ったまま被る。
サラは一瞬ジムと目が合ったが、何事もないように視線を逸らした。
聞き慣れたエンジンの音が鳴り響き、それぞれがハンドルを握った。
「行ってらっしゃい!リッキー!」
「はい、行ってきます」
ナイジェル「オイ、ビッキー。俺達にはそーいうのねーのか?」
「あぁ…うん、行ってらっしゃい、サラ!」
「だから俺は?」
見送るビッキーは笑顔で手を振る。
ボビー「ナイジェル君、安心したまえ!僕が今、行ってらっしゃいのチューを…」
「留守中の仕事は任せた向こうに着いたら連絡すっからじゃぁな」
キャラにない早口な台詞と共に、逃げるように走り出したナイジェルのバイク。
ヘルメットの中でクスッと笑った後に、他2台もそれに続いた。
「ちょ…なんで恥ずかしがるんだい!?僕はただ君に…」
ブオオオオオオッ!
グラデーションの青い空に、飛行機が一機同じタイミングで飛び立っている。
目的地まではここからバイクで約2時間だ。
時間的にも余裕があるし、ドライブ感覚でのんびり行こう。
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