ジムは今日、某音楽事務所に呼び出されて珍しくスーツを着て出かけたらしい。

そこで元々ウィンディランのファンであったコビクロから、直々に仕事を依頼されて自慢気な表情で帰ってきたという事か。

活躍しているアーティストからファンであると公言された事はとても光栄だ。

興奮しているボビーの頭を叩いたサラは、頬杖をついて更にジムに問いかける。


「それで、どんな仕事なの?」

「単純に言うと、作詞だ」

「作詞だぁ?んな素人の俺らに出来るわけねーだろうが」


ナイジェルはタバコを口に咥えたまま、だるそうに足を組んでいる。

元々机に向かって作業したり考える事が苦手な彼。

まして詩を書くなんて。

見るからにやる気はなさそうだ。


「素人だから良いんだろうが!なんかこう…プロの目には見えない…なんかこう…新しい発見が…なんかこう……なんかこう、あるんだよ!」

ボビー「何回言うんだよ(低)」

「うわ!ボビーに突っ込まれた!怖!」


一瞬顔を引きつらせたジムだが、ブルブルとすぐに顔を横に振って話を引き戻す。

「せっかく依頼してくれたんだからやろうぜ!テレビや雑誌に『作詞:ジム・リバース一同』って書かせよう!」

ボビー「なんでお前一同なんだよ」

「また突っ込んだぞ!お前今日どうしたんだ!?」


- 78 -

*PREV  NEXT#


ページ: