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「ハイハイハイ♪やりたい、やろうよー!私、今なら良い歌詞が浮かびそうな気がする!」
そこでやる気満々に立ち上がったのは、流行に敏感なビッキーちゃんだ。
しかし
「え、お前が…」
ジムの苦い顔。
流行に敏感なのは認める。
認めるが、この単細胞が人の心を打つような素晴らしい詩を考えるなんてとても想像出来ない。
作って、まぁタイトルは「リッキー×リッキー×リッキー」だろう。
「あ、スティーブン私が出来るわけないなんて思ってるわね!?」
「ジムだ。じゃぁ、聞くけどタイトルは?」
「それはもちろん『リッキー×リッキー×リッキー×リッキー』よ!」
リッキー1匹増えた。
やはりダメだ、コイツには任せられない。
「歌詞をいきなり考えたって思いつくはずはない。まずはテーマを決めないとな。何か意見のある奴はいるか?」
ビッキー「あ!良いの思いついた!曲のテーマはズバリ『恋する乙女☆』」
ナイジェル「おいおい…男性ユニットだろ。30過ぎてるオッサン達の歌のテーマが『恋する乙女☆』なんて気持ちわりーよ。
ここはそうだな。テーマはやっぱり『親父の楽園』みたいな…」
リッキー「『親父の楽園』ってなんですか。『人生の楽園』じゃないんですから。
とりあえず、ここは流行に敏感な若者の意見を取り入れるべきです!ズバリ!テーマは『干ししいたけ』!」
サラ「それはどこの世界で流行ってるの?全く…ここは私の出番ね。テーマは『酒とYシャツと私』これで決まりよ」
ジム「パクリじゃねーか!もういい、お前らに頼んだって一生決まらない!俺が決める!テーマは『地味とか言うな』これだ!!」
ボビー「それ、完全にお前だろうが」
ジム「なんなんだよ、コイツ!なんかイライラしてきた!じゃぁ、さっきから随分偉そうだけど、ボビーは何か良いテーマ浮かんでるのか?」
ボビー「あるよ。舐めないでくれ。
『失われた明日の記憶と希望の闇〜封じられた七つの鍵を求め彷徨う者達のメッセージ〜』」
ナイジェル「なんだそれ、お前…最高じゃねーか」
ジム「どこが!?お前ら一生鍵を求めて彷徨ってろ」
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