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……………
「全く…ここはなんだ?ストーカーの集合地帯か」
ナイジェル「ストーカーの集合地帯じゃない。親父の楽園だ」
「何言ってんの?」
ジムは大きくため息をつき、気合いを入れ直すようにテーブルを強く叩いた。
「いいか、皆!これは遊びじゃない。金がかかってんだ。マネーだ!マネーが動いてるんだ!」
ジムはその体勢のまま、リッキーと隣に座っているサラを見る。
「オイ、そこの飲んだくれと猫ヲタク!お前らモテるだろうが、恋愛経験豊富だろうが!?なんか良いフレーズないのか?あぁ?」
「そんな事言われましても…ねぇ…」
困った表情でお互いの顔を見るふたり。
「サラ。お前はいつもどうやって男を部屋に連れ込むんだ!?」
「そんな事してないわよ」
「リッキー!お前はいつもどうやって女を拾ってくるんだ!?」
「俺が拾うのは猫だけです!まぁ、中には可愛いメス猫ちゃんもいますけど」
「そんな事どーでもいいわ!」
ジムはますますふたりに近寄る。
「何でもいいんだ!リッキー、女の子から言われた告白のセリフとか覚えてないのか?」
その言葉にリッキーは、天井を見上げながら可愛らしい考えるポーズをとる。
「えっと……
『私をお嫁さんにしてください』
『貴方の為なら東京タワーから飛び降りてもいい』
『結婚してくれないと、ムーアがどうなるかわかってるんでしょうね!?』
…全部、ビッキーに言われた言葉ですがね」
「ビッキー!!お前、何だよそれ!?軽く脅迫じゃねーか!しかもどうして関係ない俺の命がかかってんだ!?命かける時くらい、きちんとした名前で呼べや!」
激怒して肩を掴んでくるジムに対し、ビッキーは苦笑いしながらその場から逃げてリッキーの後ろに隠れた。
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