……………

「あ、もしもし?サラ、聞こえるか?」

『聞こえてるわよ』


デート感覚のビッキーに、自分を手下扱いするリッキー。

そして究極の変態ボビー。

…となると、まともに話せる相手はコイツしかいないと、ジムはサラの携帯に電話をかけていた。


「大丈夫か?悪いな。俺達皆と逸れてしまったみたいで」

『こっちも今ボビーとふたりなのよ』

「ボビーと一緒なのか?こっちもナイジェルと一緒だ。リッキーとビッキーは?」

『知らないわ。これからどうする?』

「そうだな。リッキーの携帯が見つからない事には何も始まらないし…とりあえずビッキーの携帯に電話をかけてみてくれないか?」

『わかった。じゃぁ気をつけてね』

「そっちもな」


ジムはボタンを押して通話を切った。

サラとボビーが一緒となると、ビッキーはリッキーといる可能性が高いな。

一体どこに行ったのやら。


携帯を握ったまま「なんでこんな事になったんだ」とため息をついているジムの肩を、ナイジェルは後ろから掴んだ。


「サラは無事なのか?怪我とかしてないか?」

「ボビーの心配は一切しないんだな(笑)それよりお前こそ、腕は大丈夫なのか?」

「………ッ。あああ!痛い!た、大変だ!腕が折れている!」

「忘れてたくらいなら大丈夫、折れてない」


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