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……………
「もう!あんな怪しいボタン、勝手に押す馬鹿がどこにいんのよ!」
「ココさ☆」
「なんなの!?そのやたら白い歯が余計ムカつく!」
こちらはサラとボビー。
彼が何やら怪しいスイッチを押してしまい、警備員に居場所がバレてしまったようだ。
必死に走るも、後ろから追いかけてくる警備員は時間が経つ毎に人数が増えてきている。
このままでは体力が持たない…
ひたすら走っていると、右側にひとつの扉を見つけた。
「あっ!あそこに入るわよ!」
「任せろ!」
ふたりはその勢いのまま、謎の部屋に滑り込むように入った。
ガチャン!
ラッキーだ。
このドアには運良く鍵が付いている。
部屋に入ると同時に、急いでサラは鍵を閉めた。
「はぁっ…はぁっ…もう…」
「大丈夫かい?」
「元はといえばアンタのせいでしょ…」
走りすぎてヘトヘトの彼女に対し、ボビーは息も切れていない。
部屋の灯りをつけ、全体を見回してみた。
「ここはどこだい?」
たくさんのボタンやレバーが並んだ機械。
そしてその奥、目の前には大きなモニター画面といくつものマイクが。
いつぞやテレビで見た事がある光景だ。
息が整ってきたサラとふたりでその奥に入ってみる。
「もしかしてここって、アフレコをする場所じゃない?」
「アフレコ?」
「そうよ。洋画とかアニメに声優が声を入れる場所みたいな……あ」
彼女は突然、悪そうにニヤリと口の端をつり上げた。
ひとつの作戦が頭に浮かんだようだ。
「いい事思いついちゃったぁ♪」
「え?何だい!?」
「耳貸して、ボビー!」
サラは彼にゴニョゴニョと内緒話を持ちかける。
「それって…上手くいくのかなぁ?」
「当たり前じゃない!」
ボビーはその提案に不安なのか首を傾げたが、当の彼女は本気のようだ。
ガンガン!!
「オラァ!早く開けろ!!」
「「…ッ!」」
扉の向こうから聞こえてきたのは、何人もの警備員の声。
圧をかけるように強くドアを叩き始めた。
とにかく今は四の五の言っている場合ではない。
「時間がないわ!急いで!」
「わ…わかったよ!」
彼の背中をドンッと叩いて、何やら準備を始める。
ボビーも仕方なく部屋の中を急いで駆け回り始めた。
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