4
ーーーーーー
りんちゃんがお風呂に入っている間。
心臓がバクバク動いて止まらない。
黙っていると落ち着かなくて部屋の中をぐるぐる歩き回り、
そしておもむろに通学用のバッグを開いた。
………
「はい、これ〜」
「え、何っす……ゴフッ!!」
授業が終わった帰り道、校門を出て少し歩き始めた所で、雪之原は自分のバッグから取り出した物を日晴に渡した。
こ、これは………そのッ゙……
ゴゴゴ…ゴッ…m…
「そ、外でなんて物取り出すんすか!!!!」
「あれ?今日彼女泊まりにくるんでしょ?その日なんじゃないの?」
「はぁっ…!?ちょ////なんで知ってるんすか!!」
「秘密の情報機関があるのだよ〜。せっかく僕が気を利かせて持ってきてやったのに」
「し、しかも3箱も!!こんなにしなっ……
つか俺は純粋にりんちゃんと家でまったりしたくて誘ったんす!そんな雪之原さんみたいなやましい気持ちは1mmもないっす!」
「やましい気持ちが1mmもなく家に好きな子を呼ぶ男なんてボビーさんくらいでしょ。男なんて結局頭の中はソレばっかりなんだからさぁ」
「……。言ってるアンタも男っすけどね…」
「もちろん。あー僕も可愛い彼女欲しいな〜」
「わざとらし…」
いつまでも外でそんな物を出されていても困るので、仕方なく受取り適当にバッグに詰め込む。
「キョウ君色々強そうだからね。最初からあんまり無理強いしちゃダメよ♡」
「なんすっか、その言い方…。貴方に言われなくてもわかってるっす…///」
……………
と、こんな感じで雪之原さんに無理やり渡されたコンドームの箱(しかも3個も)
もちろんりんちゃんを家に誘ったのも、やましい気持ちがなかったと言えば120%嘘になる。
今だって…
ジャー………
今、りんちゃんは俺がいつも入ってる風呂にいる。
それを想像してシャワーの音を聞いているだけでどうにかなりそうで、冷静さを保つだけで一杯一杯。
俺…やっぱり不純だ…
「日晴君、おさきに」
「ギャッ!…あ、ごめん変な声出たっす」
「ふふ。一番風呂ありがとう。気持ちよかった」
「そ、そうっすか」
慌てて彼女に見られないように箱をバッグにしまう。
「じゃ…俺も入って来ようかな」
「うん。僕はドライヤー借りるね」
- 67 -
*PREV NEXT#
ページ: