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話がぐちゃぐちゃになってしまい、落ち着こうと一旦リビングに向かい、隣同士ソファーに座る。
何というか…生きた心地がしなかった。
まさかその場で腰が抜けて、玄関で座り込んでしまうとは思ってなかったけど。
わかった事は、僕が先週無意識に泣いていて日晴君が驚いてしまっていた事だけ。
「りんちゃんを泣かせてしまった事がショックで…俺、何も考えられなくなって…
君の事が好きすぎて、歯止めが利かなくなって、自分の力加減も忘れて物凄く痛い思いをさせてしまったと後悔してしまって」
「………」
「気付いた時には君の目から涙が溢れ出してたし…
絶対に嫌われてしまったと思ったんす。
そこから、あまり上手く話が出来なくなってしまって…こんな乱暴な男、もう嫌だ、会いたくないと思われてたらどうしようかと不安になって。
それでまた、例によって例のごとく…あの白頭に話を聞いてもらって…。ちゃんと謝って2人で話してみなよって言われたんす…」
そう…だったんだ。
結局…僕の思い込みの勘違いで、全部万里ちゃんが言った通りだった。
「でも、なんでりんちゃんがそれで俺に別れられると思ったんすか?」
「それは…その…」
日晴君が素直に話してくれたように、僕もここ数日の事を洗いざらい話した。
同じように親友に相談した経緯まで全部。
「そう…だったんすか。すんません、俺、そこまで考えられてなくて…。それでりんちゃんを不安にさせてたなんて本末転倒っす」
「でも心の底からほっとしたけど…でも僕もちゃんと謝りたかったの」
「何をっすか?」
………。
「全部、日晴君任せにしてごめんね。僕、日晴君に何も出来てなくて…いつも受け身で自分の事ばっかり。
お店に来てくれる所から、デートの約束を切り出してくれる事も…その…///そういうのしてくれてる時も日晴君を喜ばせる事も何も出来なかった…本当に…ごめんなさい…」
目を丸くする。
そんな事で自分が謝られると思ってなかったような顔。
そして泣きそうに頭を下げる僕の手を、そっと握ってくれた。
「謝らないでください。俺が全部好きでやってるんす。
それだけ君が大好きで、もっともっと傍にいたくて。
それにりんちゃんだって俺に花を作ってくれたり、優しい言葉をいっぱいかけてくれたじゃないっすか。何も出来なかったなんて事、全くないっす」
「……っ。日晴君…」
そんな事言われると…さっきまでフラれるかもと不安でいっぱいだった精神状態だし…泣いちゃうよ…
「それにっ…その…してる時も、俺を喜ばせてないなんて事も全然ないっす///あの時のりんちゃんの声で…俺、完全に理性飛んでたし…むしろ相手してくれるだけで嬉しすぎるというか…///」
「本当に…?つまらないとか思わなかった?」
「そんな事ないっす!りんちゃんが真顔で無言の棒立ちでも、俺は幸せいっぱいっす!!!」
「それはそれでムードがなくて、ちょっと嫌かな…」
思わず笑みがこぼれてしまった。
その顔を見て、日晴君もようやく笑ってくれた。
「嬉しいっす。もう、俺の前でこうやって笑ってくれないんじゃないかと…不安だったから」
そう言って抱きしめてくれる。
この温かさ、ずっと恋しかった。
「俺はこの世界で誰よりも一番りんちゃが好きっす。
何があっても君を嫌いになったりしないし、誰よりも大事に想ってる。約束するっす」
「うん…。僕も日晴君が一番好きだよ…。
日晴君がいてくれないとダメなんだって改めて気づいた」
抱きしめてくれる力に愛を感じる。
今の日晴君は嘘をついていない。
その気持ちが十分過ぎる程伝わった。
そして少し目が合って、彼はもう我慢ができないとキスをしてくれた。
「んっ…///」
本当は一週間、お互いずっと我慢してたんだ。
彼は愛情のままに深くキスをしてきて、僕もそれをそのまま受け入れる。
ずっとこうしていたい。
「はぁ…」
唇を離すと彼はぽつりと呟いた。
「ねぇ、りんちゃん」
「……」
「先週の続き、またしたい」
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