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先週と同じ時間帯。

同じような天気。

同じ部屋のベッドの上。

そして目の前にまた愛しい彼の顔。


「んっ…あっ///」


でもなんだか今日は、先週よりも彼の抱きしめてくる力が強い気がする。

もう離したくないと、そんな気持ちがヒシヒシと伝わった。


「りんちゃんっ…大好き…」

「僕もッ…あっ!」


僕達の服はソファーからひとつずつ落ちて、ベッドへと続いている。

肌と肌がこすれ合って熱い。

日晴君の筋肉質な体はやっぱり大きくて硬くて、僕なんかと全然違う。

僕よりも男らしい手で、体の色んな場所を撫でてくる。


「りんちゃんの体…凄く小さくて柔らかい…俺なんかと全然違う…。ッ…///ちょっとでも乱暴にしたら…壊れてしまいそう…」

「ンッ…///ハァッ、」

「なるべく優しくするから…りんちゃんは何もしなくていいっすよ…//ハァッ…君は、ここにいてくれるだけで…」


クチュッ…クチュ…

「んっ…///あっ!」


日晴君の優しい言葉と、体に押し寄せる刺激に上手く言葉が返せない。

漏れてしまうのは、理性ではない、感情から漏れ出てしまう本能の声。

でもその声が、今は一番日晴君が求めてくれる声で。


「りんちゃんの…その声好き…ハァッ///頭おかしくなりそう」


グチュッグチュッ


「あっ…んぁぁっ///」


更にその声で彼の行為はエスカレートする。

それに、グイグイ押し付けてくる下の感覚///


先週経験してるのに、やっぱりまだ慣れてないッ…///


「りんちゃん、また…いい…?」

「えっ…///」

「やっぱ限界っす…。なるべく痛くしないし……というかそれは無理だろうけど…
でもやっぱり、俺は君と繋がりたい」

「……ッ…///」

「りんちゃんが嫌だったらしないっす!無意識に泣いてしまう程痛いのは十分わかってるから!でも…」


「い、いよ…」


その言葉に目を大きく見開く日晴君。


「日晴君の事…好きだもん。僕だって、いつまでも甘えてられないのはわかってる…ちゃんと君と愛し合いたいから」

「りんちゃん…」




先週、結局ほぼ使えなかった例の箱。

それをまた今週も目にする事になるなんて…


「本当に、本当に痛くて我慢出来なかったら、絶叫して教えてください」

「そんな声出したら隣の部屋の人がビックリするよ…」

「そ、そっか…。じゃ、俺の腸を渾身の力でぶん殴ってください」

「しないよ、そんな事…。普通に言うから」

「わ、わかったっす…」




ズチュッ…




「…ッ!!!」



い、痛い…!!


頭ではわかってたし、2回目だから我慢出来ると思ったけど…


ズチュッ…ズチュッ…


「イ゛ッ…ん…!」


ダメ…!泣いちゃダメ…!

またっ…日晴君に心配かけちゃっ…!

必死に目を閉じていると…



ガバッ!


「…ッ!?」



突然、日晴君が抱きしめてきたっ


「日晴…くっ…?」


「ごめん…ッ゙…痛いっすよね…、もう少し、ゆっくりするからっ…」


ズチュッ…


「…あっ」

「りんちゃんっ…力抜いて」


「んっ…ぅ…///」


「俺の背中に手…回して…ッ…ハァッ…爪、食い込ませていいから」


「ダメっ…だよ!ハァッ…日晴君の体が…傷ついちゃ…ッ゙…」

「いいからッ…はぁッ…あ…」


ズチュッ…ズチュッ…


「ンッ…!!」


咄嗟に回した手に力が入ってしまい、爪を立ててしまう。


「いいよ、りんちゃん…ッ…俺の肩に、噛みついてもいいから」


ズチュッ!…ズチュッ!


「あっ…ハァッ!」


スゴイ…前回よりも奥まで入ってきてるっ…


その感じた事のない感覚と痛みと熱で、頭がクラクラして…

自然と口が開いてしまい、歯が日晴君の肩に当たる。


「ハァッ…りんちゃん…!前より、いいっ…グッ、大分奥まで来て…」

「ひばっ…んぁっ…ハァッ///」

「もう、その声聞いちゃ、無理…ハァッ///ごめん、動くっすよ…」



ガタッ!ガタッ!ガタッ!!


「んあっ!あっ!あっ!」


いつの間にか体の痛みの中に快感が混ざり、


日晴君が激しく動いても、


だんだんと「欲情」が芽生えてくる。


日晴君は何度も僕の名前を呼んで、手を握り、キスをして


何度も僕の体と声を求めてくれる。



そんな彼が愛しくて


もっと欲しくなって


そして痛みは快楽へと変わる。


何をあんなに自分は恐れていたんだろう。



僕が男の体だからとか、何も関係ない。


日晴君は、


僕の全てを受け入れて、愛してくれた。




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